TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025110071
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003787
出願日
2024-01-15
発明の名称
フィルタ回路
出願人
TDK株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
,
弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類
H03H
7/075 20060101AFI20250718BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】簡単な構成で広い通過帯域を実現することが可能なフィルタ回路を実現する。
【解決手段】フィルタ回路1は、信号経路5とグランドとの間に設けられ、グランドに電気的に接続された第1端L3aを有するインダクタL3と、信号経路5とグランドとの間に設けられ、グランドに電気的に接続された第1端32aを有する共振器32と、信号経路5上に設けられ、インダクタL3の第2端L3bと共振器32の第2端L32bに電気的に接続されたキャパシタC5とを備えている。インダクタL3は、インダクタ素子を用いて構成されている。共振器32は、インダクタ素子を用いずに構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力ポートと、
出力ポートと、
前記入力ポートと前記出力ポートとを接続する信号経路と、
前記信号経路とグランドとの間に設けられ、前記グランドに電気的に接続された第1端と前記第1端とは反対側の第2端とを有する第1のインダクタと、
前記信号経路と前記グランドとの間に設けられ、前記グランドに電気的に接続された第3端と前記第3端とは反対側の第4端とを有する共振器と、
前記信号経路上に設けられ、前記第1のインダクタの前記第2端と前記共振器の前記第4端に電気的に接続された第1のキャパシタとを備え、
前記第1のインダクタは、インダクタ素子を用いて構成され、
前記共振器は、インダクタ素子を用いずに構成されていることを特徴とするフィルタ回路。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
更に、前記共振器の前記第3端と前記グランドとを電気的に接続する第3のインダクタを備えたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ回路。
【請求項3】
更に、前記信号経路と前記グランドとの間に設けられ、前記グランドに電気的に接続された第5端と前記第5端とは反対側の第6端とを有する第2のインダクタと、
前記信号経路上に設けられ、前記第2のインダクタの前記第6端と前記共振器の前記第4端に電気的に接続された第2のキャパシタとを備え、
前記第2のインダクタは、インダクタ素子を用いて構成されていることを特徴とする請求項1記載のフィルタ回路。
【請求項4】
更に、前記入力ポート、前記出力ポート、前記第1のインダクタ、前記第2のインダクタ、前記共振器、前記第1のキャパシタおよび前記第2のキャパシタを一体化するための本体を備え、
前記第1のインダクタおよび前記第2のインダクタは、所定の一方向から前記本体を見たときに、前記第1のキャパシタおよび前記第2のキャパシタを挟むように配置されていることを特徴とする請求項3記載のフィルタ回路。
【請求項5】
更に、前記入力ポート、前記出力ポート、前記第1のインダクタ、前記第2のインダクタ、前記共振器、前記第1のキャパシタおよび前記第2のキャパシタを一体化するための本体を備え、
前記第1のインダクタと前記第2のインダクタは、所定の一方向から前記本体を見たときに、前記共振器の少なくとも一部を挟むように配置されていることを特徴とする請求項3記載のフィルタ回路。
【請求項6】
前記本体は、前記第1のインダクタ、前記第2のインダクタ、前記第1のキャパシタおよび前記第2のキャパシタを含む素子部と、前記共振器を含むと共に前記素子部に搭載された搭載部品とを含むことを特徴とする請求項5記載のフィルタ回路。
【請求項7】
前記共振器は、弾性波素子を用いて構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のフィルタ回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、共振器を含むフィルタ回路に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ローパスフィルタ、ハイパスフィルタおよびバンドパスフィルタ等の各種フィルタは、複数の共振器を用いて構成されている。これらのフィルタに用いられる共振器としては、例えば、インダクタとキャパシタとを用いて構成されたLC共振器や、導体線路(分布定数線路)を用いて構成されたストリップライン共振器や、弾性波素子を用いて構成された弾性波共振器が知られている。弾性波素子とは、弾性波を利用した素子である。弾性波素子には、弾性表面波を利用する弾性表面波素子や、バルク弾性波を利用するバルク弾性波素子がある。
【0003】
特許文献1には、複数のストリップライン共振器と、信号入力端子とグランドとの間に配置したインダクタとコンデンサとの直列回路からなる第1のノッチ回路と、信号出力端子とグランドとの間に配置したインダクタとコンデンサとの直列回路からなる第2のノッチ回路とを備えたバンドパスフィルタが開示されている。第1および第2のノッチ回路は、バンドパスフィルタの帯域外減衰量を大きくする機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-23334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、弾性波共振器を用いて構成されたフィルタは、遮断周波数に近い周波数領域において急峻に変化する通過減衰特性を実現するのに適しているが、広い通過帯域を実現するには適していないという問題がある。上記の問題は、弾性波共振器を用いて構成されたフィルタに限らず、急峻な共振特性を有する共振器を用いて構成されたフィルタ全般に当てはまる。
【0006】
ところで、近年、小型移動体通信機器の小型化、省スペース化が市場から要求されており、その通信機器に用いられるフィルタの小型化も要求されている。フィルタを小型化するためには、簡単な構成で所望の特性を実現できることが望ましい。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で広い通過帯域を実現することが可能なフィルタ回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のフィルタ回路は、入力ポートと、出力ポートと、入力ポートと出力ポートとを接続する信号経路と、信号経路とグランドとの間に設けられ、グランドに電気的に接続された第1端と第1端とは反対側の第2端とを有する第1のインダクタと、信号経路とグランドとの間に設けられ、グランドに電気的に接続された第3端と第3端とは反対側の第4端とを有する共振器と、信号経路上に設けられ、第1のインダクタの第2端と共振器の第4端に電気的に接続された第1のキャパシタとを備えている。第1のインダクタは、インダクタ素子を用いて構成されている。共振器は、インダクタ素子を用いずに構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明のフィルタ回路では、第1のインダクタは、インダクタ素子を用いて構成され、共振器は、インダクタ素子を用いずに構成されている。第1のインダクタと共振器の各一端は、グランドに電気的に接続されている。第1のキャパシタは、第1のインダクタの第2端と共振器の第4端に電気的に接続されている。これにより、本発明によれば、簡単な構成で広い通過帯域を実現することが可能なフィルタ回路を提供することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態に係るフィルタ回路の回路構成を示す回路図である。
本発明の一実施の形態に係るフィルタ回路の本体を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部における1層目ないし3層目の誘電体層のパターン形成面を示す説明図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部における4層目ないし7層目の誘電体層のパターン形成面を示す説明図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部における8層目ないし11層目の誘電体層のパターン形成面を示す説明図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部における12層目ないし14層目の誘電体層のパターン形成面を示す説明図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部における15層目ないし17層目の誘電体層のパターン形成面を示す説明図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部における18層目および19層目の誘電体層のパターン形成面、ならびに19層目の誘電体層の電極形成面を示す説明図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部の内部を示す斜視図である。
本発明の一実施の形態における本体の素子部の内部を示す平面図である。
シミュレーションで用いた第1の回路を示す回路図である。
シミュレーションで求めた第1の回路の特性を示す特性図である。
シミュレーションで用いた第2の回路を示す回路図である。
シミュレーションで求めた第2の回路の特性を示す特性図である。
シミュレーションで用いた第3の回路を示す回路図である。
シミュレーションで求めた第3の回路の特性を示す特性図である。
シミュレーションで用いた第4の回路を示す回路図である。
シミュレーションで求めた第4の回路の特性を示す特性図である。
シミュレーションで用いた第5の回路を示す回路図である。
シミュレーションで求めた第5の回路の特性を示す特性図である。
本発明の一実施の形態に係る本体の通過減衰特性の一例を示す特性図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
電子部品
3日前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
電源装置
28日前
TDK株式会社
電子部品
2か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
配線基板
1か月前
TDK株式会社
計測装置
29日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
TDK株式会社
計測装置
2か月前
TDK株式会社
コンデンサ
23日前
TDK株式会社
温度センサ
2か月前
TDK株式会社
コイル装置
2か月前
TDK株式会社
コイル装置
1か月前
TDK株式会社
コイル装置
2か月前
TDK株式会社
コイル装置
2か月前
TDK株式会社
コイル装置
21日前
TDK株式会社
コイル装置
21日前
TDK株式会社
音響デバイス
1か月前
TDK株式会社
網膜投影装置
28日前
TDK株式会社
コイルアレイ
1か月前
TDK株式会社
電子デバイス
1か月前
TDK株式会社
トランス部品
1か月前
TDK株式会社
コイルアレイ
1か月前
TDK株式会社
アレイセンサ
2か月前
TDK株式会社
フィルタ回路
3日前
TDK株式会社
チップバリスタ
21日前
TDK株式会社
磁気センサ装置
2か月前
TDK株式会社
積層型電子部品
3日前
TDK株式会社
積層コイル部品
1か月前
TDK株式会社
半導体モジュール
今日
TDK株式会社
半導体モジュール
今日
TDK株式会社
バッチ式熱処理炉
24日前
TDK株式会社
バッチ式熱処理炉
24日前
TDK株式会社
磁気検出システム
6日前
TDK株式会社
電子部品の製造方法
7日前
続きを見る
他の特許を見る