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公開番号2025110117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003864
出願日2024-01-15
発明の名称出隅構造
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/30 20060101AFI20250718BHJP(建築物)
要約【課題】本発明の目的は、上階の張出部の下面と下階の出隅の両側の外面とが交差する交点及びその近傍の施工性の良さを実現できる技術を提供することである。
【解決手段】上階の張出部202の下に設けられる下階の出隅構造は、互いに接合される水平材72,73と、水平材72,73に対して平行に設けられた鉄骨梁62,63と、水平材72,73の上に建て込まれ、鉄骨梁62,63に接合される木柱82R,83Lと、水平材72,73と鉄骨梁62,63の間に建て込まれ、木柱82R,83Lに接合される壁112,113と、鉄骨梁62,63の下において鉄骨梁62,63に沿って鉄骨梁62,63に固定され、角を成すように互いに接合される桟162,163と、出隅を成すように形成され、木柱82R,83Lに外装される外装材187と、を備える。外装材187の上部が、桟162,163が成す角の内側に挿入される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の下階の外周から張り出した上階の張出部の下に設けられる前記下階の出隅構造であって、
角を成すように互いに接合される一対の木製の水平材と、
前記一対の水平材のそれぞれの上方において前記一対の水平材に対してそれぞれ平行に設けられた一対の鉄骨梁と、
前記角を間において並列され、前記一対の水平材の上にそれぞれ建て込まれ、前記一対の鉄骨梁にそれぞれ接合される一対の木柱と、
前記水平材と前記鉄骨梁の間に建て込まれ、前記一対の木柱にそれぞれ接合され、出隅を成した一対の壁と、
前記一対の鉄骨梁の下において前記一対の鉄骨梁にそれぞれ沿って前記一対の鉄骨梁に固定され、角を成すように互いに接合される一対の木製の桟と、
出隅を成すように形成され、前記一対の木柱に外装される外装材と、
を備え、
前記外装材の上部が、前記一対の桟が成す前記角の内側に挿入される
ことを特徴とする出隅構造。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の出隅構造であって、
前記外装材のうち、前記一対の桟が成す前記角の内側に挿入された部分が、前記一対の桟と前記一対の木柱の間に挟まれる
ことを特徴とする出隅構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の出隅構造であって、
前記一対の壁が成す前記出隅が鈍角である
ことを特徴とする出隅構造。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の出隅構造であって、
前記一対の木柱の間に詰め込まれる断熱材
を更に備えることを特徴とする出隅構造。
【請求項5】
請求項4に記載の出隅構造であって、
前記断熱材の上部が、前記一対の桟が成す前記角の内側に挿入される
ことを特徴とする出隅構造。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の出隅構造であって、
前記一対の鉄骨梁を有し、前記下階の天井に沿って設けられる天井鉄骨ラーメン構造と、
前記一対の桟を有し、前記天井鉄骨ラーメン構造に下に設けられる木組枠と、
前記木組枠の下面に貼り付けられる軒天板と、
を備えることを特徴とする出隅構造。
【請求項7】
請求項6に記載の出隅構造であって、
前記一対の桟が前記一対の壁の上部よりも屋外の方において前記一対の壁の上部に当接する
ことを特徴とする出隅構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、出隅構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、木柱及び鉄骨梁からなるラーメン架構を開示する。鉄骨梁はH型鋼からなる。一対の支圧板が互いに対向して鉄骨梁の下フランジに設けられ、鉄骨梁の下の木柱の頭部がこれら支圧板の間に挟まれ、通しボルトがこれら支圧板及び頭部を貫通して、対のナットがこれら支圧板及び頭部を挟み込むように通しボルトの両端部に締結されている。鉄骨梁の上の木柱の脚部も同様にして鉄骨柱の上フランジに接合されている。隣の木柱も同様にして鉄骨梁に接合されている。通常、柱と梁によって囲われた領域には、壁が設けられる。
【0003】
特許文献2は、2階の張出構造物が1階の外壁よりも屋外側に張り出し、1階の出隅が張出構造物の下に設けられる建物を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-9651号公報
特開2016-84594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、1階の出隅が2階の張出部の下に設けられていると、張出部の下面と出隅の両側の外面とが交差する交点及びその近傍の施工は、耐久性・耐水性・耐候性等の観点から非常に難しい。特に出隅が直角ではなく、90°を超えると、施工の困難性が格段に上がる。
そこで、本発明は、上階の張出部の下面と下階の出隅の両側の外面とが交差する交点及びその近傍の施工性の良さを実現できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図13において参照される。
【0007】
以上の課題を解決するため、請求項1に係る発明によれば、建物(200)の下階の外周から張り出した上階の張出部(202)の下に設けられる前記下階の出隅構造であって、角を成すように互いに接合される一対の木製の水平材(72,73)と、前記一対の水平材(72,73)のそれぞれの上方において前記一対の水平材(72,73)に対してそれぞれ平行に設けられた一対の鉄骨梁(62,63)と、前記角を間において並列され、前記一対の水平材(72,73)の上にそれぞれ建て込まれ、前記一対の鉄骨梁(62,63)にそれぞれ接合される一対の木柱(82R,83L)と、前記水平材(72,73)と前記鉄骨梁(62,63)の間に建て込まれ、前記一対の木柱(82R,83L)にそれぞれ接合され、出隅を成した一対の壁(112,113)と、前記一対の鉄骨梁(62,63)の下において前記一対の鉄骨梁(62,63)にそれぞれ沿って前記一対の鉄骨梁(62,63)に固定され、角を成すように互いに接合される一対の木製の桟(162,163)と、出隅を成すように形成され、前記一対の木柱(82R,83L)に外装される外装材(187)と、を備え、前記外装材(187)の上部が、前記一対の桟(162,163)が成す前記角の内側に挿入されることを特徴とする出隅構造が提供される。
【0008】
以上のような請求項1に係る発明によれば、木柱(82R,83L)が並列されており、木柱(82R,83L)が水平材(72,73)にそれぞれ建て込まれ、木柱(82R,83L)が鉄骨梁(62,63)にそれぞれ接合されている。一方の壁(112)が一方の水平材(72)と一方の鉄骨梁(62)の間に建て込まれ、他方の壁(113)が他方の水平材(73)と他方の鉄骨梁(63)の間に建て込まれている。これらのことは、一対の壁(112,113)の間の出隅を強固に施工できることに貢献するとともに、その出隅を鈍角に容易に施工できることに貢献する。
外装材(187)が出隅を成すように形成されている。その外装材(187)が木柱(82R,83L)に外装される。このような外装材(187)は、一対の壁(112,113)の間の出隅に耐候性及び耐水性などのような耐性の付与に貢献する。このような外装材(187)が一対の木柱(82R,83L)に外装されることは、一対の壁(112,113)の間の出隅を鈍角に容易に施工できることに貢献する。
一対の桟(162,163)が一対の鉄骨梁(62,63)の下において一対の鉄骨梁(62,63)に沿って一対の鉄骨梁(62,63)にそれぞれ固定され、これら桟(162,163)が角を成すよう互いに接合される。外装材(187)の上部は、一対の桟(162,163)が成す角の内側に挿入される。これらのことは、水の浸入経路を塞ぐことに貢献する。更に、これらのことは、上階の張出部(202)の下面と一対の壁(112,113)の外面とが交差する交点及びその近傍の施工性の良さを損なうことなく、その交点及びその近傍に耐候性及び耐水性などのような耐性の付与に貢献する。
【0009】
請求項2に係る発明によれば、請求項1又は2に記載の出隅構造であって、前記外装材(187)のうち、前記一対の桟(162,163)が成す前記角の内側に挿入された部分が、前記一対の桟(162,163)と前記一対の木柱(82R,83L)の間に挟まれることを特徴とする出隅構造が提供される。
【0010】
以上のような請求項2に係る発明によれば、外装材(187)の上部が一対の桟(162,163)と一対の木柱(82L,83R)の間に挟まれることは、上階の張出部(202)の下面と一対の壁(112,113)の外面とが交差する交点及びその近傍の施工性の良さを損なうことなく、その交点及びその近傍に耐候性及び耐水性などのような耐性の付与に貢献する。
(【0011】以降は省略されています)

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