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公開番号2025110442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004270
出願日2024-01-16
発明の名称ホルダおよびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250722BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】作業性を向上することができるホルダおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】ホルダ1は、複数の電線Wが配索される配索空間部25が設けられたホルダカバー20と、複数の電線Wのうち軸線方向Xに沿って延在する幹線部W1から分岐する複数の枝線部W2の端末に設けられるコネクタ2同士を接続するジョイントコネクタ50を保持するホルダ本体10と、ホルダ本体10に対してホルダカバー20をジョイント作業位置P1と使用位置P2との間で回転可能に連結するヒンジ30と、を備え、配索空間部25は、ホルダカバー20がジョイント作業位置P1にある状態では、ジョイントコネクタ50に対して幅方向Yにずれて位置され、ホルダカバー20が使用位置P2にある状態では、ジョイントコネクタ50に対して高さ方向Zの一方側に重なって位置される。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に沿って延在する複数の電線が配索される配索空間部が設けられたホルダカバーと、
前記複数の電線のうち前記軸線方向に沿って延在する幹線部から分岐する複数の枝線部の端末に設けられるコネクタ同士を接続するジョイントコネクタを、当該ジョイントコネクタの接続口が前記軸線方向と交差する高さ方向の一方側を向いた状態で保持するホルダ本体と、
前記ホルダ本体に対して前記ホルダカバーをジョイント作業位置と使用位置との間で回転可能に連結するヒンジと、を備え、
前記配索空間部は、前記ホルダカバーが前記ジョイント作業位置にある状態では、前記ジョイントコネクタに対して前記軸線方向および前記高さ方向と交差する幅方向にずれて位置され、前記ホルダカバーが前記使用位置にある状態では、前記ジョイントコネクタに対して前記高さ方向の一方側に重なって位置される、
ホルダ。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記配索空間部は、前記ホルダカバーが前記ジョイント作業位置にある状態では、前記ジョイントコネクタの前記接続口と同じ前記高さ方向の一方側に向けて開口している、
請求項1に記載のホルダ。
【請求項3】
前記ホルダカバーが前記使用位置にある状態で、前記配索空間部と前記ジョイントコネクタとの間に形成される余長収容空間部を有し、
前記ホルダカバーが前記使用位置にある状態では、前記配索空間部に前記幹線部が配索され、前記余長収容空間部に前記幹線部から分岐し前記ジョイントコネクタに向かう前記複数の枝線部が収容される、
請求項1または2に記載のホルダ。
【請求項4】
前記ホルダカバーは、前記配索空間部の前記軸線方向の両端部に設けられ、前記複数の電線を結束する結束部材が巻き回される一対の取付片部を有する、
請求項1または2に記載のホルダ。
【請求項5】
前記ホルダカバーは、前記配索空間部側に向けて突出し、前記複数の電線の浮き上がりを抑制するリブを有する、
請求項1または2に記載のホルダ。
【請求項6】
軸線方向に沿って延在する複数の電線と、
前記複数の電線を保持するホルダと、を備え、
前記ホルダは、
前記複数の電線が配索される配索空間部が設けられたホルダカバーと、
前記複数の電線のうち前記軸線方向に沿って延在する幹線部から分岐する複数の枝線部の端末に設けられるコネクタ同士を接続するジョイントコネクタを、当該ジョイントコネクタの接続口が前記軸線方向と交差する高さ方向の一方側を向いた状態で保持するホルダ本体と、
前記ホルダ本体に対して前記ホルダカバーをジョイント作業位置と使用位置との間で回転可能に連結するヒンジと、を備え、
前記配索空間部は、前記ホルダカバーが前記ジョイント作業位置にある状態では、前記ジョイントコネクタに対して前記軸線方向および前記高さ方向と交差する幅方向にずれて位置され、前記ホルダカバーが前記使用位置にある状態では、前記ジョイントコネクタに対して前記高さ方向の一方側に重なって位置される、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホルダおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来のワイヤハーネスのホルダに関する技術として、例えば、特許文献1には、軸線方向に沿って延在する複数の電線が配索される配索空間部が設けられたホルダカバーと、複数の電線のうち軸線方向に沿って延在する幹線部から分岐する枝線部の端末に設けられるコネクタと接続されるジョイントコネクタを保持するホルダ本体と、を備えたホルダが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-114401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のホルダでは、例えば、コネクタとジョイントコネクタとのジョイント作業の作業性向上の点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、作業性を向上することができるホルダおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るホルダは、軸線方向に沿って延在する複数の電線が配索される配索空間部が設けられたホルダカバーと、前記複数の電線のうち前記軸線方向に沿って延在する幹線部から分岐する複数の枝線部の端末に設けられるコネクタ同士を接続するジョイントコネクタを、当該ジョイントコネクタの接続口が前記軸線方向と交差する高さ方向の一方側を向いた状態で保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体に対して前記ホルダカバーをジョイント作業位置と使用位置との間で回転可能に連結するヒンジと、を備え、前記配索空間部は、前記ホルダカバーが前記ジョイント作業位置にある状態では、前記ジョイントコネクタに対して前記軸線方向および前記高さ方向と交差する幅方向にずれて位置され、前記ホルダカバーが前記使用位置にある状態では、前記ジョイントコネクタに対して前記高さ方向の一方側に重なって位置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るホルダおよびワイヤハーネスでは、ホルダカバーがジョイント作業位置にある状態では、配索空間部をジョイントコネクタに対して幅方向にずれて配置し、ホルダカバーが使用位置にある状態では、配索空間部をジョイントコネクタに対して高さ方向の一方側に重なって配置することができる。この結果、ホルダおよびワイヤハーネスは、コネクタとジョイントコネクタとのジョイント作業の作業性を向上することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るホルダが適用されるワイヤハーネスの例示的な斜視図であって、ホルダカバーがジョイント作業位置にある状態の図である。
図2は、実施形態に係るホルダが適用されるワイヤハーネスの例示的な斜視図であって、ホルダカバーが使用位置にある状態の図である。
図3は、図2のホルダの例示的な断面図である。
図4は、変形例に係るホルダが適用されるワイヤハーネスの例示的な斜視図であって、ホルダカバーがジョイント作業位置にある状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態および変形例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態および変形例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態および変形例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
また、以下に開示される実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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