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公開番号
2025111077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005239
出願日
2024-01-17
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250723BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】内部での電線の曲がりの程度が大きい場合でも、防水性能の低下を抑えるのに有利なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1では、電線引出部33は、ハウジング本体部31の内部に面する第1開口端33eと、内壁面33aに取り付けられたワイヤーパッキン62の一部と第1方向で対向する第2開口端33fとの間で、電線100ごとに配索させる複数の配索孔部33bを有する。複数の配索孔部33bは、それぞれ、第1開口端33eの側から第2開口端33fの側に向かうにつれてパッキン孔62aの中心軸の延長軸AXまでの距離Lが近づいていく傾斜面33cを有する。傾斜面33cの第1開口端33eに最も近い位置にある第1端部33gは、第1方向とは反対方向でハウジング本体部31の内部と対向する。傾斜面33cの第2開口端33fに最も近い位置にある第2端部33hは、配索孔部33bにおいて最も狭い開口部分を形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外部コネクタに接続されるコネクタであって、
複数の端子と、
前記端子ごとに接合されている複数の電線の端末部分を収容するハウジング本体部と、
前記ハウジング本体部と連続し、前記外部コネクタに接続する第1方向に沿って複数の前記電線を外部に引き出す筒状の電線引出部と、
前記電線引出部の内壁面に密に接触して取り付けられ、前記電線ごとに密に接触しつつ貫通させる複数のパッキン孔を有するワイヤーパッキンと、を備え、
前記電線引出部は、前記ハウジング本体部の内部に面する第1開口端と、前記内壁面に取り付けられた前記ワイヤーパッキンの一部と前記第1方向で対向する第2開口端との間で、前記電線ごとに配索させる複数の配索孔部を有し、
複数の前記配索孔部は、それぞれ、前記第1開口端の側から前記第2開口端の側に向かうにつれて前記パッキン孔の中心軸の延長軸までの距離が近づいていく傾斜面を有し、
前記傾斜面の前記第1開口端に最も近い位置にある第1端部は、前記第1方向とは反対方向で前記ハウジング本体部の内部と対向し、
前記傾斜面の前記第2開口端に最も近い位置にある第2端部は、前記配索孔部において最も狭い開口部分を形成する、コネクタ。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
複数の前記配索孔部は、それぞれ、
前記ワイヤーパッキンが取り付けられる前記内壁面と一部が連続する内周面と、
前記内周面の内周に沿って互いに離間するように配置される複数のリブと、を有し、
前記傾斜面は、前記リブごとに設けられる、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記傾斜面は、前記配索孔部の内周面の少なくとも一部である、請求項1に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、端子に接合される電線の端末部分がハウジングの内部に収容されるコネクタがある。特許文献1には、ハウジングの内部への水分の浸入を抑止するために、電線の外周面とハウジングの内周面とに密着するシール部材を有するコネクタに関する技術が開示されている。当該コネクタは、ハウジングの外周を囲いつつ電線が貫通する筒状のシールドシェルを有する。シールドシェルは、シール部材の抜け止めを行う第1突出部に加えて、電線に接触可能で、電線の長さ方向で第1突出部よりもシール部材から離れて設けられる第2突出部を有する。当該第2突出部が設けられることで、揺動等に起因して電線が曲がってもシール部材が変形しづらくなるので、防水性能の低下が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-168522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のコネクタは、外部コネクタに接続する方向と外部に電線を引き出す方向とが一直線上で互いに反対になるような、いわゆる標準形であるため、揺動に起因した曲がりが電線に生じたとしても、曲がりの程度は比較的小さい。これに対して、外部コネクタに接続する方向と外部に電線を引き出す方向とが同一となるような、いわゆるU字形のコネクタでは、ハウジングの内部で電線がL字状に曲げられる場合もあり得る。このようなU字形のコネクタに関しては、防水性能の低下を抑えるために、特許文献1に開示の技術を適用することが難しく、特有の改善を要する。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、内部での電線の曲がりの程度が大きい場合でも、防水性能の低下を抑えるのに有利なコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、外部コネクタに接続されるコネクタであって、複数の端子と、端子ごとに接合されている複数の電線の端末部分を収容するハウジング本体部と、ハウジング本体部と連続し、外部コネクタに接続する第1方向に沿って複数の電線を外部に引き出す筒状の電線引出部と、電線引出部の内壁面に密に接触して取り付けられ、電線ごとに密に接触しつつ貫通させる複数のパッキン孔を有するワイヤーパッキンと、を備え、電線引出部は、ハウジング本体部の内部に面する第1開口端と、内壁面に取り付けられたワイヤーパッキンの一部と第1方向で対向する第2開口端との間で、電線ごとに配索させる複数の配索孔部を有し、複数の配索孔部は、それぞれ、第1開口端の側から第2開口端の側に向かうにつれてパッキン孔の中心軸の延長軸までの距離が近づいていく傾斜面を有し、傾斜面の第1開口端に最も近い位置にある第1端部は、第1方向とは反対方向でハウジング本体部の内部と対向し、傾斜面の第2開口端に最も近い位置にある第2端部は、配索孔部において最も狭い開口部分を形成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、内部での電線の曲がりの程度が大きい場合でも、防水性能の低下を抑えるのに有利なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るコネクタの斜視図である。
第1実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。
図1中のIII-III部で切断されたコネクタの断面図である。
第1実施形態におけるアウターハウジングの斜視図である。
図3と同一位置で切断された第2実施形態に係るコネクタの斜視図である。
図5から抽出されたアウターハウジングの断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて各実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るコネクタ1の斜視図である。図2は、コネクタ1の分解斜視図である。図3は、図1中のIII-III部で切断されたコネクタ1の断面図である。図3における切断面は、おおよそ、後述するインナーハウジング20の第1端子収容部21及び第1電線100aの中心軸を通過する仮想面である。当該仮想面は、本実施形態ではYZ平面である。
(【0011】以降は省略されています)
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