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公開番号2025111132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005339
出願日2024-01-17
発明の名称導電体
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/516 20060101AFI20250723BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバの形状の設計自由度の向上と、外装部品の汎用性の向上と、を両立可能な導電体を提供すること。
【解決手段】導電体1は、板状のバスバ2と、バスバ2に取り付けられる外装部品3と、を備える。バスバ2は、導体部11と、導体部11を覆う絶縁被覆12と、を有するとともに、バスバ2の軸周りにバスバ2が捻れながら延びる捻じれ形状を有する被取付部13を少なくとも一部に有する。外装部品3は、バスバ2の被取付部13を収容可能であるように延びる溝部22を有する本体部20と、溝部22の開口部を開閉可能なカバー部30と、を有する。外装部品3は、本体部20とカバー部30とによってバスバ2の被取付部13をバスバ2の厚さ方向に挟むように、構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
板状のバスバと、前記バスバに取り付けられる外装部品と、を備える導電体であって、
前記バスバは、
導体部と、前記導体部を覆う絶縁被覆と、を有するとともに、当該バスバの軸周りに当該バスバが捻れながら延びる捻じれ形状を有する被取付部を少なくとも一部に有し、
前記外装部品は、
前記バスバの前記被取付部を収容可能であるように延びる溝部を有する本体部と、前記溝部の開口部を開閉可能なカバー部と、を有する、
導電体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の導電体において、
前記外装部品は、
前記本体部と前記カバー部とによって前記バスバの前記被取付部を当該バスバの厚さ方向に挟むように、構成される、
導電体。
【請求項3】
請求項2に記載の導電体において、
前記本体部の前記溝部は、
前記捻じれ形状に対応して前記被取付部の前記厚さ方向の一方の外表面に沿うように湾曲する形状の溝内壁を、有し、
前記カバー部は、
前記捻じれ形状に対応して前記被取付部の前記厚さ方向の他方の外表面に沿うように湾曲する形状のカバー壁を、有する、
導電体。
【請求項4】
請求項2に記載の導電体において、
前記本体部の前記溝部は、
前記被取付部の前記厚さ方向の一方の外表面に向かって突出し且つ前記捻じれ形状に対応して前記一方の外表面に沿うように湾曲する形状の突出端面を有する第1突起部を、有し、
前記カバー部は、
前記被取付部の前記厚さ方向の他方の外表面に向かって突出し且つ前記捻じれ形状に対応して前記他方の外表面に沿うように湾曲する形状の突出端面を有する第2突起部を、有する、
導電体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、板状のバスバと、バスバに取り付けられる外装部品と、を備える導電体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、金属製のバスバを自動車等に配索するにあたり、バスバを覆うように絶縁性の外装部品を組み付けるとともに、必要に応じてその外装部品を自動車等の車体等に固定することが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-190532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した種類のバスバは、一般に、自動車等の仕様に応じた所定の配索経路(いわゆるレイアウト)に沿って延びる形状を有している。同様に、外装部品は、一般に、そのようなバスバを収容できるように、その配索経路に対応した形状を有している。換言すると、外装部品は、バスバの仕様ごとに異なる専用の形状を有している。そのため、当然に、バスバの形状が異なれば、外装部品の形状も異なることになる。逆に、外装部品を汎用化しようとすると、バスバの形状の設計自由度が低下することになる。このような理由から、バスバの形状の設計自由度を高めることと、外装部品の汎用性を高めることとは、一般に両立が困難である。
【0005】
本発明の目的の一つは、バスバの形状の設計自由度の向上と、外装部品の汎用性の向上と、を両立可能な導電体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る導電体は、以下を特徴としている。
【0007】
板状のバスバと、前記バスバに取り付けられる外装部品と、を備える導電体であって、
前記バスバは、
導体部と、前記導体部を覆う絶縁被覆と、を有するとともに、当該バスバの軸周りに当該バスバが捻れながら延びる捻じれ形状を有する被取付部を少なくとも一部に有し、
前記外装部品は、
前記バスバの前記被取付部を収容可能であるように延びる溝部を有する本体部と、前記溝部の開口部を開閉可能なカバー部と、を有する、
導電体であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の導電体によれば、バスバが、絶縁被覆に覆われた導体部で構成されるとともに、バスバの軸周りにバスバが捻れながら延びる捻じれ形状を有する被取付部を少なくとも一部に有する。被取付部は、バスバと外装部品との取り付けに用いられる。具体的には、バスバの被取付部が、外装部品が有する溝部に収容される。このように、バスバの導体部が絶縁被覆に覆われているため、バスバの全体を覆うように外装部品を設ける必要がない。更に、外装部品は、捻じれ形状を有する被取付部を収容可能な溝部と、溝部を開閉するカバー部と、を有していればよく、バスバの形状(例えば、レイアウト)ごとに専用の形状を有する必要がない。よって、外装部品の汎用性を高めることができる。一方、バスバでは、被取付部以外の箇所の形状(例えば、レイアウト)を、外装部品の存在を考慮することなく設計できる。よって、バスバの形状の設計自由度を高めることができる。したがって、本構成の導電体は、バスバの形状の設計自由度の向上と、外装部品の汎用性の向上と、を両立できる。
【0009】
更に、他の効果として、捻じれ形状を有する被取付部を外装部品に収容するため、捻じれ形状を有さずに直線状に延びるバスバの部分を外装部品に収容する場合に比べ、外装部品がバスバの軸方向に変位する(いわゆる、位置ズレが生じる)ことを抑制することができる。更に、例えば、正極側のバスバと負極側のバスバとの各々に外装部品を個別に取り付けることで、バスバ間の意図しない短絡を防止できる。加えて、外装部品の小型化や、外装部品をバスバに取り付ける作業の作業性の向上を、図ることができる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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