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公開番号2025110618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004553
出願日2024-01-16
発明の名称人工毛髪及び人工毛髪シート
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類A41G 5/00 20060101AFI20250722BHJP(衣類)
要約【課題】本発明は、従来に比べて、根本側と毛先側の量のバランスが良好で毛先側が細くなりすぎることを抑制できる人工毛髪及び人工毛髪シートを提供する。
【解決手段】ネット部と、毛髪部を有し、毛髪部がネット部に植毛された植毛領域を有するものであり、ネット部は、毛髪部が植毛された被植毛部を複数有し、複数の被植毛部が第1方向に一列に並んだ被植毛列を複数有し、被植毛列は、第1方向に直交する第2方向において、間隔を空けて並列しており、植毛領域を構成する被植毛部のうち95%以上の被植毛部は、いずれかの被植毛列に属しており、被植毛列は、被植毛部が実質的に等間隔に規則的に並ぶものであって、かつ、一部において被植毛部が配される位置にもかかわらず被植毛部が形成されていない不植毛部があり、植毛領域における1cm2当たりの被植毛部の数は、25個以上100個以下である構成とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ネット部と、毛髪部を有し、前記毛髪部が前記ネット部に植毛された植毛領域を有する人工毛髪であって、
前記ネット部は、前記毛髪部が植毛された被植毛部を複数有し、
複数の被植毛部が第1方向に一列に並んだ被植毛列を複数有し、
前記被植毛列は、前記第1方向に直交する第2方向において、間隔を空けて並列しており、
前記植毛領域を構成する被植毛部のうち95%以上の被植毛部は、いずれかの被植毛列に属しており、
前記被植毛列は、前記被植毛部が実質的に規則的に並ぶものであって、かつ、一部において前記被植毛部が配される位置にもかかわらず前記被植毛部が形成されていない不植毛部があり、
前記植毛領域における1cm

当たりの前記被植毛部の数は、25個以上100個以下である、人工毛髪。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記植毛領域は、複数の被植毛列が前記第2方向に並列した被植毛ユニットを複数有し、
各被植毛ユニットは、平面視したときに、それぞれ独立しており、
隣接する被植毛ユニット間の最短距離は、0mm超過16mm以下である、請求項1に記載の人工毛髪。
【請求項3】
前記植毛領域は、複数の被植毛ユニットが前記第2方向に並列して構成されている、請求項2に記載の人工毛髪。
【請求項4】
前記第2方向に隣接する被植毛列の各被植毛部は、前記第1方向における位置がずれている、請求項1~3のいずれか1項に記載の人工毛髪。
【請求項5】
前記ネット部は、前記植毛領域において前記不植毛部が点在している、請求項1~3のいずれか1項に記載の人工毛髪。
【請求項6】
ネット部と、毛髪部を有し、前記毛髪部が前記ネット部に植毛された植毛領域を複数有する人工毛髪シートであって、
前記ネット部は、前記毛髪部が植毛された被植毛部を複数有し、
複数の被植毛部が第1方向に一列に並んだ被植毛列を複数有し、
前記被植毛列は、前記第1方向に直交する第2方向において、間隔を空けて並列しており、
前記植毛領域を構成する被植毛部のうち95%以上の被植毛部は、いずれかの被植毛列に属しており、
前記被植毛列は、前記被植毛部が実質的に等間隔に規則的に並ぶものであって、かつ、一部において前記被植毛部が配される位置にもかかわらず前記被植毛部が形成されていない不植毛部があり、
前記植毛領域における1cm

当たりの前記被植毛部の数は、25個以上100個以下である、人工毛髪シート。
【請求項7】
前記複数の植毛領域には、第1植毛領域と第2植毛領域があり、
前記第1植毛領域と前記第2植毛領域は、前記第2方向に間隔を空けて隣接する、請求項6に記載の人工毛髪シート。
【請求項8】
前記第1植毛領域と前記第2植毛領域の最短距離は、1cm以上10cm以下である、請求項7に記載の人工毛髪シート。
【請求項9】
前記複数の植毛領域には、第1植毛領域と第3植毛領域があり、
前記第1植毛領域と前記第3植毛領域は、前記第1方向に間隔を空けて隣接する、請求項6~8のいずれか1項に記載の人工毛髪シート。
【請求項10】
前記第1植毛領域と前記第3植毛領域の最短距離は、1cm以上10cm以下である、請求項9に記載の人工毛髪シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネット部に対して毛髪部が植毛された人工毛髪及び人工毛髪シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、使用者の頭部に装着するかつらベースに毛髪部を植毛されたかつらが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6677840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のかつらは、毛髪部の毛量が多いと、重く見えるので、かつらを装着した後に、梳き鋏等によって梳いて毛量を減らし、ボリュームを抑え、まとまりのある髪の毛にしていた。
【0005】
しかしながら、梳き鋏で梳くと、毛先側のみが切られるため、梳く量が多すぎると、根本側と毛先側の量のバランスが悪くなり、毛先側が細くなりすぎて髪の毛が引っかかる問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、従来に比べて、根本側と毛先側の量のバランスが良好で、毛先側が細くなりすぎることを抑制できる人工毛髪及び人工毛髪シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明者は、かつらベースと使用されるネット部に対して毛髪部を意図的に植毛しない部分を設けることで、疑似的に梳いた状態にすることができ、梳き鋏で梳かなくても、ボリュームを抑えることができ、梳き鋏で梳いた場合でも梳く回数を減らすことができて毛先側が細くなりすぎることを抑制できると考えた。
【0008】
上記の考えのもと導き出された本発明の一つの様相は、ネット部と、毛髪部を有し、前記毛髪部が前記ネット部に植毛された植毛領域を有する人工毛髪であって、前記ネット部は、前記毛髪部が植毛された被植毛部を複数有し、複数の被植毛部が第1方向に一列に並んだ被植毛列を複数有し、前記被植毛列は、前記第1方向に直交する第2方向において、間隔を空けて並列しており、前記植毛領域を構成する被植毛部のうち95%以上の被植毛部は、いずれかの被植毛列に属しており、前記被植毛列は、前記被植毛部が実質的に規則的に並ぶものであって、かつ、一部において前記被植毛部が配される位置にもかかわらず前記被植毛部が形成されていない不植毛部があり、前記植毛領域における1cm

当たりの前記被植毛部の数は、25個以上100個以下である、人工毛髪である。
【0009】
本様相によれば、全体に毛髪部を植毛するのではなく、意図的に毛髪部を植毛しない不植毛部を形成することで毛量を抑制している。そのため、人工毛髪を使用者の頭部に装着したときに根本側と毛先側の量のバランスが良好となり、毛先側が細くなりすぎない。また、装着後に梳き鋏等によって梳いた場合でも梳く回数を減らすことができ、毛先側が細くなりすぎることを抑制できる。
【0010】
好ましい様相は、前記植毛領域は、複数の被植毛列が前記第2方向に並列した被植毛ユニットを複数有し、各被植毛ユニットは、平面視したときに、それぞれ独立しており、隣接する被植毛ユニット間の最短距離は、0mm超過16mm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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