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公開番号
2025111066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005220
出願日
2024-01-17
発明の名称
太陽電池モジュール
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
H10F
19/80 20250101AFI20250723BHJP()
要約
【課題】本発明は、従来に比べて低コストで配線部材を隠すことができる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】第1主面を受光面とし、少なくとも一つの太陽電池セルを有する太陽電池ストリングと、太陽電池ストリングから外部に電力を取り出す配線部材を有し、配線部材は、受光面側から平面視したときに、太陽電池ストリングの縁に沿って延びる第1配線部を有し、配線遮蔽部材を有し、配線遮蔽部材は、受光面側から平面視したときに、太陽電池ストリングを囲繞し、かつ、一部が第1配線部と重なっており、配線遮蔽部材は、第1遮蔽部と、第2遮蔽部を有し、第1遮蔽部と第2遮蔽部は、一部が重なって重畳部を形成しており、重畳部は、第1遮蔽部と第2遮蔽部との接合界面が実質的にない溶着部を備える構成とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面を受光面とし、少なくとも一つの太陽電池セルを有する太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングから外部に電力を取り出す配線部材を有する太陽電池モジュールであって、
前記配線部材は、前記受光面側から平面視したときに、前記太陽電池ストリングの縁に沿って延びる第1配線部を有し、
配線遮蔽部材を有し、
前記配線遮蔽部材は、前記受光面側から平面視したときに、前記太陽電池ストリングを囲繞し、かつ、一部が前記第1配線部と重なっており、
前記配線遮蔽部材は、第1遮蔽部と、第2遮蔽部を有し、
前記第1遮蔽部と前記第2遮蔽部は、一部が重なって重畳部を形成しており、
前記重畳部は、前記第1遮蔽部と前記第2遮蔽部との接合界面が実質的にない溶着部を備える、太陽電池モジュール。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記重畳部は、少なくとも2つの溶着部を有する、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記重畳部は、所定の方向に延びるものであって、少なくとも3つの溶着部を有し、
前記3つの溶着部は、前記所定の方向に間隔を空けて並んでいる、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記重畳部は、前記第1配線部の延び方向において幅を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
第2主面を裏面とする太陽電池モジュールであって、
前記溶着部は、前記裏面側の面に凹部を備えている、請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記第1遮蔽部は、前記重畳部において、前記第2遮蔽部よりも前記受光面側に位置しており、
前記溶着部は、前記受光面側の面の算術平均粗さが前記第1遮蔽部の算術平均粗さに比べて小さい、請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記第1遮蔽部は、前記受光面側からみたときに、前記第1配線部と重なる、請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項8】
前記第1遮蔽部は、前記受光面側からみたときに、前記太陽電池ストリングの一部と重なっている、請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項9】
前記配線遮蔽部材は、前記受光面側からみたときに、前記太陽電池ストリングの縁に沿って重なっており、
前記配線遮蔽部材は、前記太陽電池ストリングとの重なり幅が0mm超過5mm以下である、請求項8に記載の太陽電池モジュール。
【請求項10】
前記第1配線部は、前記太陽電池ストリングの前記受光面側で前記太陽電池ストリングと接続される重畳配線部を有し、
前記配線遮蔽部材は、前記受光面側からみたときに、前記重畳配線部の全体と重なっている、請求項8に記載の太陽電池モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、太陽電池モジュールは、屋根だけではなく、バルコニーの手すりにも使用されている(例えば、特許文献1)。
例えば、特許文献1の太陽電池付きバルコニーは、バルコニー床の外周梁の上側に立設した腰壁と、この腰壁の上側に立設した太陽電池パネルと、この太陽電池パネルの裏面側を覆い隠すように、腰壁の上側に立設した被覆パネルと、前記太陽電池パネル及び被覆パネルの上端部間に跨るように設けた笠木とを備えており、太陽電池パネルと被覆パネルとの間に配線を這わすことが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5773221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、太陽電池モジュール(特許文献1の太陽電池パネルに相当)の内部では、複数の太陽電池セルが電気的に接続された太陽電池ストリングが設けられており、太陽電池ストリングを構成する各太陽電池セルにて発電される。
この太陽電池ストリングで発電した電力を太陽電池モジュールの外部に取り出すには、太陽電池ストリングに配線部材をつないで、太陽電池ストリングの外周を経由して外部に取り出すことになるが、一般的な太陽電池モジュールの配線部材は、受光面側から視認可能となっており、細線であるものの、金属光沢があるとともに平滑である。そのため、特許文献1のように太陽電池モジュールを設置した状態で、その受光面に太陽光等の光が当たると、内部の配線部材で太陽光の入射光が正反射し、細線といえども目立ってしまう場合がある。
【0005】
そこで、本発明者は、受光面側からみて太陽電池モジュールの内部の配線部材を隠すべく、一枚の材料シートを、配線部材に沿って太陽電池ストリングを囲む形状に加工した配線遮蔽部材を試作し、当該配線遮蔽部材を受光面側から配線部材に重ねることで受光面側からみて配線部材が配線遮蔽部材に隠されて見えにくくすることを考えた。試作した結果、配線遮蔽部材によって受光面側からみて配線部材が見えにくくなり、意匠性が向上することに成功した。
【0006】
しかしながら、試作した配線遮蔽部材を量産する場合、配線遮蔽部材の太陽電池ストリングに当たる部分が開口となり、材料シートの開口に当たる部分が配線部材の遮蔽に使用できないので、材料コストがかさむ問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、従来に比べて低コストで配線部材を隠すことができる太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、第1主面を受光面とし、少なくとも一つの太陽電池セルを有する太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングから外部に電力を取り出す配線部材を有する太陽電池モジュールであって、前記配線部材は、前記受光面側から平面視したときに、前記太陽電池ストリングの縁に沿って延びる第1配線部を有し、配線遮蔽部材を有し、前記配線遮蔽部材は、前記受光面側から平面視したときに、前記太陽電池ストリングを囲繞し、かつ、一部が前記第1配線部と重なっており、前記配線遮蔽部材は、第1遮蔽部と、第2遮蔽部を有し、前記第1遮蔽部と前記第2遮蔽部は、一部が重なって重畳部を形成しており、前記重畳部は、前記第1遮蔽部と前記第2遮蔽部との接合界面が実質的にない溶着部を備える、太陽電池モジュールである。
【0009】
本様相によれば、第1配線部を隠す配線遮蔽部材が複数の遮蔽部によって構成されており、これらの遮蔽部のうち第1遮蔽部と第2遮蔽部が溶着部で接着されているので、一枚の配線遮蔽部材を配線部材に合わせて加工する場合に比べて低コストで配線部材を隠すことができる。
【0010】
好ましい様相は、前記重畳部は、少なくとも2つの溶着部を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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