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公開番号2025110751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004774
出願日2024-01-16
発明の名称評価方法、情報処理装置及び評価システム
出願人株式会社SUBARU,国立大学法人群馬大学
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類A01K 29/00 20060101AFI20250722BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】所定の外乱に対する動物の嗜好性を直接的にかつ容易に評価する。
【解決手段】双方向へ移動可能な第1室及び第2室のうちのいずれかに評価対象の動物を配置し、第1室に動物が位置する場合に所定の外乱を動物に知覚させ、又は、第1室に動物が位置する場合と第2室に動物が位置する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を動物に知覚させ、動物の移動履歴に基づいて所定の外乱に対する動物の嗜好性を評価する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外乱に対する動物の嗜好性を評価する評価方法において、
双方向へ移動可能な第1室及び第2室のうちのいずれかに評価対象の動物を配置することと、
前記第1室に前記動物が位置する場合に所定の外乱を前記動物に知覚させ、又は、前記第1室に前記動物が位置する場合と前記第2室に前記動物が位置する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を前記動物に知覚させることと、
前記動物の移動履歴に基づいて前記所定の外乱に対する前記動物の嗜好性を評価することと、
を含む、評価方法。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1室に前記動物が位置した状態での前記動物に対する前記所定の外乱の知覚を開始した後の所定時間は前記第1室から前記第2室への前記動物の移動を不可能とし、前記所定時間の経過後に前記第1室と前記第2室との間の前記動物の移動を可能とする、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項3】
前記所定の外乱を、継続的に又は断続的に所定時間以上発生させ、
前記所定の外乱を発生させている間に、前記動物が前記第1室及び前記第2室にそれぞれ位置する滞在時間に基づいて前記嗜好性を評価する、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項4】
前記外乱が振動であり、
前記所定の振動を停止する振動停止時間を設け、前記所定の振動を断続的に発生させる、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項5】
一つ又は複数のプロセッサを備え、外乱に対する動物の嗜好性を評価するための情報処理装置であって、
前記一つ又は複数のプロセッサは、
双方向へ移動可能な第1室及び第2室のうちの前記第1室に前記動物が存在する場合に所定の外乱を前記動物に知覚させ、又は、前記第1室に前記動物が存在する場合と前記第2室に前記動物が存在する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を前記動物に知覚させる処理と、
前記所定の外乱を発生させている間の前記動物の位置を検出する処理と、
前記動物の位置情報に基づいて前記動物が前記第1室又は第2室に存在した滞在時間の割合を算出する処理と、
を実行する、情報処理装置。
【請求項6】
外乱に対する動物の嗜好性を評価する評価システムにおいて、
双方向へ移動可能な第1室及び第2室と、
前記第1室に前記動物が存在する場合に所定の外乱を前記動物に知覚させ、又は、前記第1室に前記動物が存在する場合と前記第2室に前記動物が存在する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を前記動物に知覚させる外乱発生装置と、
前記第1室及び前記第2室内での動物の位置を検出し、前記所定の外乱を発生させている間の前記動物の位置情報に基づいて前記動物が前記第1室又は第2室に存在した滞在時間の割合を算出する情報処理装置と、
を備えた、評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外乱に対する動物の嗜好性を評価するための評価方法、情報処理装置及び評価システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
言語的なコミュニケーションを交わすことのできない動物の行動分析や体調等を評価するシステムが従来から種々提案されている。例えば特許文献1には、動物が運動可能な動物容器と、動物容器上の動物の計量データを取得する荷重検出部を有する重量測定装置と、計量データに基づく計量値を演算処理可能な解析手段と、計量値を刻々と記録する記録手段と、計量値を時間軸に沿って出力する出力手段とを備え、荷重の変動によって動物の興奮状態、死亡、冬眠又は仮死状態を判定する動物の行動観察システムが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、被計測対象動物に対して刺激棒で刺激を与え、被計測対象動物が刺激棒に対して起こした行動に基づく当該刺激棒に加えられた荷重(力)を荷重センサで検出し、この荷重センサで検出した荷重(力)に基づいて、被計測対象動物の刺激棒による刺激に対する応答量を計測・指令装置で計測することで、被計測対象動物の鬱状態を定量的に評価する刺激応答計測システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/092699号
特開2009-261365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1のシステムは動物の興奮状態、死亡、冬眠又は仮死状態を判定するものであり、特許文献2のシステムは動物の鬱状態を判定するものであるが、動物が、振動や音圧(音)等の外乱を不快に感じるか否かを評価する手法ではない。例えば振動には、振幅変位、周波数及び加速度等のパラメータがあるが、所定の振動を動物が不快に感じるかを行動学的に評価する方法は知られていない。従来、動物が不快に感じたか否かを、血圧や心拍数、ストレスホルモン濃度に基づいて評価することが行われているが、これらの手法はいずれも間接的な評価であり、また、生理学的解析や生化学的解析が必要となるため、評価結果を得るまでに時間や手間がかかるおそれがある。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、所定の外乱に対する動物の嗜好性を直接的にかつ容易に評価可能な評価方法、情報処理装置及び評価システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、外乱に対する動物の嗜好性を評価する評価方法であって、双方向へ移動可能な第1室及び第2室のうちのいずれかに評価対象の動物を配置することと、上記第1室に上記動物が位置する場合に所定の外乱を上記動物に知覚させ、又は、上記第1室に上記動物が位置する場合と上記第2室に上記動物が位置する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を上記動物に知覚させることと、上記動物の移動履歴に基づいて上記所定の外乱に対する上記動物の嗜好性を評価することと、を含む評価方法が提供される。
【0008】
また、上記課題を解決するために、本開示の他の観点によれば、一つ又は複数のプロセッサを備え、外乱に対する動物の嗜好性を評価するための情報処理装置であって、上記一つ又は複数のプロセッサは、双方向へ移動可能な第1室及び第2室のうちの上記第1室に上記動物が存在する場合に所定の外乱を上記動物に知覚させ、又は、上記第1室に上記動物が存在する場合と上記第2室に上記動物が存在する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を上記動物に知覚させる処理と、上記所定の外乱を発生させている間の上記動物の位置を検出する処理と、上記動物の位置情報に基づいて上記動物が上記第1室又は第2室に存在した滞在時間の割合を算出する処理と、を実行する情報処理装置が提供される。
【0009】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、外乱に対する動物の嗜好性を評価する評価システムであって、双方向へ移動可能な第1室及び第2室と、上記第1室に上記動物が存在する場合に所定の外乱を上記動物に知覚させ、又は、上記第1室に上記動物が存在する場合と上記第2室に上記動物が存在する場合とで互いに度合いが異なる所定の外乱を上記動物に知覚させる外乱発生装置と、上記第1室及び上記第2室内での動物の位置を検出し、上記所定の外乱を発生させている間の上記動物の位置情報に基づいて上記動物が上記第1室又は第2室に存在した滞在時間の割合を算出する情報処理装置と、を備えた評価システムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本開示によれば、所定の外乱に対する動物の嗜好性を直接的にかつ容易に評価することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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