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公開番号2025110762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004792
出願日2024-01-16
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250722BHJP(光学)
要約【課題】小型に構成され、変倍全域でFナンバーが小さく、かつ、変倍全域で高い光学性能を有するズームレンズ、およびこのズームレンズを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、中間群と、正の屈折力を有する最終レンズ群とからなる。中間群は2つもしくは3つのレンズ群からなる。変倍の際、隣り合うレンズ群の全ての間隔が変化する。第2レンズ群の最も像側のレンズ面から最終レンズ群の最も物体側のレンズ面までの間に開口絞りが配置される。ズームレンズは予め定められた条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、中間群と、正の屈折力を有する最終レンズ群とからなり、
前記中間群は、2つ、もしくは3つのレンズ群からなり、
変倍の際、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記中間群との間隔が変化し、前記中間群と前記最終レンズ群との間隔が変化し、前記中間群内の隣り合うレンズ群の全ての間隔が変化し、
前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面から前記最終レンズ群の最も物体側のレンズ面までの間に開口絞りが配置され、
前記第1レンズ群は、最も物体側から像側へ順に連続して、物体側の面が凸形状の負レンズである第1レンズと、正レンズである第2レンズとを含み、
広角端における無限遠物体に合焦した状態での全系の焦点距離をfw、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、
望遠端における無限遠物体に合焦した状態での開放FナンバーをFnot、
望遠端における無限遠物体に合焦した状態での全系の焦点距離をft、
広角端における空気換算距離での全系のバックフォーカスをBfw、
望遠端における無限遠物体に合焦した状態での最大半画角をωt、
望遠端における無限遠物体に合焦した状態での、前記第1レンズの物体側の面から前記最終レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、空気換算距離での全系のバックフォーカスとの和をTLtとした場合、
0<fw/f1<0.3 (1)
0.5<Fnot/(ft/fw)<1.3 (2)
0.15<Bfw/(ft×tanωt)<2 (3)
7<TLt/(ft×tanωt)<11 (4)
で表される条件式(1)、(2)、(3)、および(4)を満足するズームレンズ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
望遠端における無限遠物体に合焦した状態での前記中間群と前記最終レンズ群との光軸上の間隔をdMEt、
広角端における無限遠物体に合焦した状態での前記中間群と前記最終レンズ群との光軸上の間隔をdMEwとした場合、
2<dMEt/dMEw<10 (5)
で表される条件式(5)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR2f、
前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面の近軸曲率半径をR2rとした場合、
-0.5<(R2f+R2r)/(R2f-R2r)<2 (6)
で表される条件式(6)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群の最も像側のレンズのd線に対する屈折率をNd1r、
前記第1レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数をνd1r、
前記第2レンズ群の最も像側のレンズのd線に対する屈折率をNd2r、
前記第2レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数をνd2rとした場合、
1.65<Nd1r<1.8 (7)
45<νd1r<60 (8)
1.4<Nd2r<1.65 (9)
60<νd2r<100 (10)
で表される条件式(7)、(8)、(9)、および(10)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
1<fw/(ft×tanωt)<1.45 (11)
で表される条件式(11)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
広角端における無限遠物体に合焦した状態での前記第1レンズの物体側の面から前記開口絞りまでの光軸上の距離をDDL1STw、
広角端における無限遠物体に合焦した状態での、前記第1レンズの物体側の面から前記最終レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、空気換算距離での全系のバックフォーカスとの和をTLwとした場合、
0<DDL1STw/TLw<0.65 (12)
で表される条件式(12)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1レンズの中心厚をd1、
前記第1レンズの外径をDA1とした場合、
0.01<d1/DA1<0.035 (13)
で表される条件式(13)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第2レンズ群に含まれる負レンズのうち、最も像側の負レンズの中心厚をd2r、
前記第2レンズ群に含まれる負レンズのうち、最も像側の負レンズの外径をDA2rとした場合、
0.01<d2r/DA2r<0.04 (14)
で表される条件式(14)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
合焦の際に光軸に沿って移動する合焦群を含み、
前記合焦群は少なくとも1枚の負レンズを含み、
前記合焦群に含まれる負レンズのうち、最も像側の負レンズの中心厚をdffr、
前記合焦群に含まれる負レンズのうち、最も像側の負レンズの外径をDAffrとした場合、
0.01<dffr/DAffr<0.04 (15)
で表される条件式(15)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記最終レンズ群の焦点距離をfEとした場合、
0<f1/fE<2 (16)
で表される条件式(16)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、ズームレンズ、および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に使用可能なズームレンズとして、下記の特許文献1、特許文献2、および特許文献3に記載のズームレンズが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-051875号公報
特開2021-192088号公報
特開2020-154286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
小型に構成され、変倍全域でFナンバーが小さく、かつ、変倍全域で高い光学性能を有するズームレンズが要望されている。これらの要求レベルは年々高まっている。
【0005】
本開示は、小型に構成され、変倍全域でFナンバーが小さく、かつ、変倍全域で高い光学性能を有するズームレンズ、およびこのズームレンズを備えた撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、中間群と、正の屈折力を有する最終レンズ群とからなり、中間群は、2つ、もしくは3つのレンズ群からなり、変倍の際、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化し、第2レンズ群と中間群との間隔が変化し、中間群と最終レンズ群との間隔が変化し、中間群内の隣り合うレンズ群の全ての間隔が変化し、第2レンズ群の最も像側のレンズ面から最終レンズ群の最も物体側のレンズ面までの間に開口絞りが配置され、第1レンズ群は、最も物体側から像側へ順に連続して、物体側の面が凸形状の負レンズである第1レンズと、正レンズである第2レンズとを含み、
0<fw/f1<0.3 (1)
0.5<Fnot/(ft/fw)<1.3 (2)
0.15<Bfw/(ft×tanωt)<2 (3)
7<TLt/(ft×tanωt)<11 (4)
で表される条件式(1)、(2)、(3)、および(4)を満足する。
ここでは、以下のように記号を定義している。広角端における無限遠物体に合焦した状態での全系の焦点距離をfwとしている。第1レンズ群の焦点距離をf1としている。望遠端における無限遠物体に合焦した状態での開放FナンバーをFnotとしている。望遠端における無限遠物体に合焦した状態での全系の焦点距離をftとしている。広角端における空気換算距離での全系のバックフォーカスをBfwとしている。望遠端における無限遠物体に合焦した状態での最大半画角をωtとしている。望遠端における無限遠物体に合焦した状態での、第1レンズの物体側の面から最終レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、空気換算距離での全系のバックフォーカスとの和をTLtとしている。
【0007】
望遠端における無限遠物体に合焦した状態での中間群と最終レンズ群との光軸上の間隔をdMEt、広角端における無限遠物体に合焦した状態での中間群と最終レンズ群との光軸上の間隔をdMEwとした場合、上記態様のズームレンズは、
2<dMEt/dMEw<10 (5)
で表される条件式(5)を満足することが好ましい。
【0008】
第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の近軸曲率半径をR2f、第2レンズ群の最も像側のレンズ面の近軸曲率半径をR2rとした場合、上記態様のズームレンズは、
-0.5<(R2f+R2r)/(R2f-R2r)<2 (6)
で表される条件式(6)を満足することが好ましい。
【0009】
第1レンズ群の最も像側のレンズのd線に対する屈折率をNd1r、第1レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数をνd1r、第2レンズ群の最も像側のレンズのd線に対する屈折率をNd2r、第2レンズ群の最も像側のレンズのd線基準のアッベ数をνd2rとした場合、上記態様のズームレンズは、
1.65<Nd1r<1.8 (7)
45<νd1r<60 (8)
1.4<Nd2r<1.65 (9)
60<νd2r<100 (10)
で表される条件式(7)、(8)、(9)、および(10)を満足することが好ましい。
【0010】
上記態様のズームレンズは、
1<fw/(ft×tanωt)<1.45 (11)
で表される条件式(11)を満足することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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