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公開番号2025101604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218566
出願日2023-12-25
発明の名称ノズル
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G01N 35/10 20060101AFI20250630BHJP(測定;試験)
要約【課題】吐出量と点着量との差を抑制可能であり、かつ、作製及び保管に係るコストを抑制可能なノズルを提供する。
【解決手段】液体を吸引保持し、かつ吸引保持された液体を吐出する筒状のノズルであって、筒軸方向の基端側から先端側に向けて、筒軸方向と直交する径方向の外径が広がる傾斜面を有する第一筒部と、第一筒部の先端側に接続され、筒軸方向の最先端に位置する先端面まで延びる第二筒部とを有し、第二筒部の筒軸方向の長さは、第一筒部の最大外径よりも短く、かつ、第二筒部の外径は、筒軸方向の全域に亘って、第一筒部の最大外径よりも小さい、ノズル。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吸引保持し、かつ吸引保持された液体を吐出する筒状のノズルであって、
筒軸方向の基端側から先端側に向けて、前記筒軸方向と直交する径方向の外径が広がる傾斜面を有する第一筒部と、
前記第一筒部の前記先端側に接続され、前記筒軸方向の最先端に位置する先端面まで延びる第二筒部とを有し、
前記第二筒部の前記筒軸方向の長さは、前記第一筒部の最大外径よりも短く、かつ、前記第二筒部の外径は、前記筒軸方向の全域に亘って、前記第一筒部の前記最大外径よりも小さい、ノズル。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第二筒部は、前記第一筒部との接続位置から前記先端面に向かって前記外径が小さくなっている、請求項1に記載のノズル。
【請求項3】
前記第一筒部において、前記径方向に対する前記傾斜面の傾斜角は、30°以上55°以下である、請求項1に記載のノズル。
【請求項4】
前記第一筒部の前記最大外径をD1とし、前記第二筒部の前記先端面の外径をD2とした場合に、
0.28≦D2/D1≦0.65
を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載のノズル。
【請求項5】
前記第一筒部の前記最大外径をD1とし、前記第二筒部の前記筒軸方向の長さをLとした場合に、
0.17≦L/D1≦0.55
を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載のノズル。
【請求項6】
前記第一筒部の前記最大外径をD1とした場合に、
2.0mm≦D1≦2.9mm
を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載のノズル。
【請求項7】
前記第二筒部の前記最大外径をD2とし、前記第二筒部の前記筒軸方向の長さをLとした場合に、
0.8mm≦D2≦1.3mm
0.5mm≦L≦1.1mm
を満たす、請求項6に記載のノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ノズルに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
検体試料が点着される分析チップを用いて、検体試料を分析する分析装置が知られている。検体試料の分析としては、検体試料と試薬との反応状態を測定することにより、検体試料に含まれる検査対象物質の濃度測定などが行われる。検体試料は、例えば、血液及び尿などである。分析チップは一例として、試薬を含む試薬層を備えた乾式の分析チップである。
【0003】
このような分析チップに検体試料を滴下する際には、分注ノズルが用いられる。分注ノズルは分注装置に備えられた筒状のノズルであり、ノズルは筒軸方向の最先端に、液体の吸排用の開口を有する。分注ノズルは、開口を含む先端部が液体中に挿入されて液体を吸引し、分析チップの検体点着部上で液体を吐出して点着部に液体を点着する。
【0004】
一般に、分注ノズルにより分析チップに実際に点着される点着量は分注装置により制御される吐出量よりも少なくなる。これは、主として、点着後に分注ノズルに液体が残るためである。例えば、分析チップの先端面に液滴を形成し、その液滴下端を点着面に触れさせることにより点着部に液滴を点着させる場合に、先端部の外壁に沿って液体が上がってしまう現象、いわゆる液回り現象が生じることがある。この液回り現象が生じると、点着部への点着量が著しく低下する。このような液回り現象を抑制するために、ノズルの先端部の外壁面に撥水処理を施すことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
他方、特許文献2には、点眼用容器のノズルとして、先端面をフッ素化及び粗面化することにより撥水性を高め、球形の液滴を形成し易くしたノズルが提案されている。特許文献2には、さらに液滴を保持し易くするためにノズル先端をラッパ状に広がる形状とすることも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-210562号公報
国際公開第2016/139943号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のように撥水処理が施されたノズルによれば、吸引時に先端部の外壁に液体が付着したり、吐出時に液回り現象が生じたりするのを抑制することができる。
【0008】
一方、ノズルの先端に対する撥水処理が不要となれば、撥水処理剤が不要であり、大幅にコストダウンを図ることができる。
【0009】
特許文献2のノズルについても、ノズルの先端面にフッ素化及び粗面化による撥水加工が必要であるため、加工の手間によるコストアップが懸念される。
【0010】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、吐出量と点着量との差を抑制可能であり、かつ、作製及び保管に係るコストを抑制可能なノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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