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公開番号2025110868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024188572
出願日2024-10-25
発明の名称拡張カラー表示
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G09G 5/02 20060101AFI20250722BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】カラー拡張の方法及び装置が提供される。
【解決手段】入力が受け取られ、この入力は、カラー拡張モードのうちの選択されたものを示す。セルフサービスデバイスの表示が標準カラーモードから、選択されたカラー拡張モードに切り替えられる。セルフサービスデバイスでのトランザクションの完了が検出される。この検出に応答して、セルフサービスデバイスの表示が、選択されたカラー拡張モードから標準カラーモードに戻される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
選択されたカラー拡張モードを示す入力を受け取ることと、
セルフサービスデバイスの表示を、標準カラーモードから前記選択されたカラー拡張モードに切り替えることと、
前記セルフサービスデバイスでのトランザクションが完了していることを検出することと、
前記セルフサービスデバイスでの前記トランザクションの完了の検出に応答して、前記セルフサービスデバイスの前記表示を、前記選択されたカラー拡張モードから前記標準カラーモードに戻すことと、
を備える、方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記入力が前記セルフサービスデバイスのインターフェースを介して受け取られる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記選択されたカラー拡張モードが、(i)赤-緑色覚異常を有するユーザの表示視感度を改善するように設計された赤-緑拡張モード、(ii)青-黄色覚異常を有するユーザの表示視感度を改善するように設計された青-黄拡張モード、又は(iii)完全色覚異常を有するユーザの表示視感度を改善するように設計された完全カラー拡張モード、のうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記選択されたカラー拡張モードが、(i)第1の色を前記第1の色とは異なる第2の色に置き換えること、(ii)色の輝度レベルを調整すること、(iii)色の彩度レベルを調整すること、又は(iv)色をパターン、記号もしくはテキストラベルに置き換えること、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ユーザの1以上の色選好を示す第2の入力を受け取ることと、
カスタマイズカラー拡張モードを生成するために、前記第2の入力に応じて前記セルフサービスデバイスの表示設定を調整することと、
前記セルフサービスデバイスの前記表示を、前記標準カラーモードから前記カスタマイズカラー拡張モードに切り替えることと、
前記セルフサービスデバイスでの前記トランザクションが完了していることを検出することと、
前記セルフサービスデバイスでの前記トランザクションの完了の検出に応答して、前記セルフサービスデバイスの前記表示を、前記カスタマイズカラー拡張モードから前記標準カラーモードに戻すことと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザの前記1以上の色選好が、(i)第1の色を前記第1の色とは異なる第2の色に置き換えること、(ii)色の輝度レベルを調整すること、(iii)色の彩度レベルを調整すること、又は(iv)前記ユーザの色覚異常に対応するために色を記号もしくはテキストラベルに置き換えること、のうちの少なくとも1つを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の入力が、ネットワーク接続を介してモバイルデバイスによって送信される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
プレビューウィンドウを前記セルフサービスデバイス上に生成して、前記選択されたカラー拡張モードを示すことと、
1以上の色選好を示す命令を受け取ることと、
前記選択されたカラー拡張モードを前記プレビューウィンドウ内で前記命令に従って調整することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
1以上のプロセッサと、
前記1以上のプロセッサの任意の組み合わせ上で実行されたときに、動作を実施するプログラムを記憶する1以上のメモリと、
を備えるシステムであって、前記動作が、
選択されたカラー拡張モードを示す入力を受け取ることと、
セルフサービスデバイスの表示を、標準カラーモードから前記選択されたカラー拡張モードに切り替えることと、
前記セルフサービスデバイスでのトランザクションが完了していることを検出することと、
前記セルフサービスデバイスでの前記トランザクションの完了の検出に応答して、前記セルフサービスデバイスの前記表示を、前記選択されたカラー拡張モードから前記標準カラーモードに戻すことと、
を備える、システム。
【請求項10】
前記入力が前記セルフサービスデバイスのインターフェースを介して受け取られる、請求項9に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
[0001]赤-緑色覚異常、青-黄色覚異常、及び完全色覚異常のような状態を含み得る色覚異常は、人口のかなりの部分に発症する。研究によると、男性の約12人に1人、女性の約200人に1人が、何らかの形の色覚異常による影響を受けている。この人口集団は、日常生活の様々な局面で、特に、小売環境におけるセルフサービスデバイスなどの、色ベースのインターフェースを利用する技術と対話するときに困難に直面する。セルフチェックアウトステーション及び対話式情報検索用のキオスクなどのこれらのデバイスは、ユーザ案内及びフィードバックのためにカラー表示を使用することが多く、色覚異常を有する人に対する障壁を作り出し得る。これらの人に特有のニーズに対して特別に設計されたカラー拡張(color enhancement)モードがなければ、これらの人は、これらのセルフサービスデバイスを効果的に使用するために苦労するので、あまり包括的ではないと感じたり、場合によっては苛立たしい経験をしたりすることになり得る。
続きを表示(約 3,000 文字)【図面の簡単な説明】
【0002】
[0002]図1は、本開示のいくつかの実施形態に係る、カラー拡張モード実施態様の例示的環境を示す図である。
[0003]図2は、本開示のいくつかの実施形態に係る、カラー拡張モードの対話式の選択及び調整のために設計された例示的グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を示す図である。
[0004]図3は、本開示のいくつかの実施形態に係る、ユーザ選好に基づいてカラー拡張モードを対話式に選択及び調整するための例示的方法を示す図である。
[0005]図4は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ選好に基づいたカスタマイズカラー拡張モードを生成するための例示的方法を示す図である。
[0006]図5は、本開示のいくつかの実施形態による、カラー拡張モードを対話式に選択及び調整するための例示的方法を示す流れ図である。
[0007]図6は、本開示のいくつかの実施形態に係る、カスタマイズカラー拡張モードを生成するための例示的方法を示す流れ図である。
[0008]図7は、本開示のいくつかの実施形態に係る、本開示の様々な態様を実施するように構成された例示的コンピューティングデバイスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0003】
[0009]理解しやすいようにするために、可能な場合には、各図に共通の同じ要素を指定するために同じ参照番号が使用されている。1つの実施形態で開示された要素は、記述されていなくても他の実施形態で有益に使用され得ることが企図されている。
【0004】
[0010]色覚異常を有する人は、店に入ってセルフサービスデバイス(例えば、キオスク、チェックアウトデバイス)を使用するときに、これらのデバイスが通常は、案内及びフィードバックのために色ベースのインターフェースを利用しているので、困難に直面することが多い。本開示は、このようなセルフサービスデバイスのカラー表示設定を自動的に調整する手法を提供する。説明される拡張は、より円滑な対話経験を確実なものにするために、そのようなデバイスを、カラー表示に関して個々のニーズ又は選好を持つ顧客のために、もっとアクセスしやすくユーザにやさしいものにすることができる。
【0005】
[0011]1つの例では、セルフサービスデバイスは、赤-緑カラー拡張モード、青-黄カラー拡張モード、及び完全カラー拡張モードなどの、顧客が選択するためのいくつかのデフォルト(又はシステム定義の)カラー拡張モードを提供し得る。デフォルトカラー拡張モードは、様々なタイプの色覚異常を有する人のために、これらのデバイスの使いやすさとアクセスしやすさとを改善するように設計されている。顧客がこれらのデバイスに近づくと、顧客は、個々のニーズに最も適しているこれらのデフォルトモードのうちの1つを選択することができる。例えば、赤-緑色覚異常の顧客は、赤-緑カラー拡張モードを選択することができる。選択後にプレビューウィンドウがポップアップして、選択されたモードが実施されたときの色の変化が示される。次に、顧客は、自分の視覚的要件を満たすように表示設定をさらにカスタマイズするために、プレビューウィンドウ内のツールバーを使用することができる。
【0006】
[0012]別の例では、デフォルト(又はシステム定義の)カラー拡張モードを選択する代わりに、セルフサービスデバイスは、顧客が自分の色選好を(例えば、スマートフォンから)直接アップロードすることを可能にするオプションを提供し得る。その選好に基づいて、セルフサービスデバイスは次に、カスタマイズカラー拡張モードを生成する。この手法は、顧客が自分の色選好をモバイルデバイスで事前に設定し、接続したときに色選好をセルフサービスデバイスにスムーズに適用し得るので、よりパーソナライズされた対話を可能にする。
【0007】
[0013]顧客が自分の選択したものを確認した後、次に、デフォルトカラー拡張モード(調整あり、又はなし)、又はカスタマイズカラー拡張モードがセルフサービスデバイスによって実施される。このモードは、その顧客に対する1以上のトランザクションの間中、維持される。トランザクションが完了したことを検出すると、セルフサービスデバイスは自動的に標準カラーモードに戻る。標準カラーモードと様々なカラー拡張モードとの間のスムーズな移行は、セルフサービスシステムのアクセスしやすさを向上させるので、カラー表示に関して特別なニーズを持つユーザだけでなく、そのような要件がないユーザにも適応する。
【0008】
[0014]図1は、本開示のいくつかの実施態様による、カラー拡張モードの実施態様の例示的環境100を示している。
【0009】
[0015]いくつかの実施態様では、カラー拡張モード実施態様の環境100は、小売施設(例えば、食料品店、スーパーマーケット、アウトレットモール、又は会員制の大型ディスカウント店)に対応し得る。図示の例では、環境100は、1以上のセルフサービスデバイス105を含む。いくつかの例では、セルフサービスデバイス105は、ユーザが人間のオペレータからの直接の支援なしに独立してタスクを実施すること、又はサービスにアクセスすることを可能にする任意のデバイスを指すことがある。小売環境において、セルフサービスデバイス105は、セルフチェックアウト装置、情報検索のためのキオスクステーション、自動販売機などを含み得る。セルフサービスデバイスは、ユーザがサービスにアクセスしたりトランザクションを完了したりするのを案内するために、色ベースのインターフェースを使用することがある。様々なタイプの色覚異常を有する人々を支援するために、セルフサービスデバイス105は、赤-緑カラー拡張モード、青-黄カラー拡張モード、及び完全カラー拡張モードなどの、いくつかのデフォルトカラー拡張モードを確立し得る。
【0010】
[0016]いくつかの実施形態では、赤-緑カラー拡張モードは、赤-緑色覚異常を有する人のために、これらの色がもっと区別しやすくなるように、コントラストを増大させる及び/又は視感度を改善するようにこれらの色の明度/輝度又は彩度を調整するなど、赤色と緑色の色彩設計を変更することを含み得る。いくつかの実施形態では、青-黄カラー拡張モードは、青色と黄色の色彩設計(例えば、明度/輝度、彩度)を調整して、青-黄色覚異常を有する人に表示を適合させることを含み得る。いくつかの実施形態では、赤-緑カラー拡張モード及び青-黄カラー拡張モードの中で、赤-緑、黄、及び青などのまぎらわしい色が、もっと容易に区別される他の色に、又は区別の代替方法を提供するパターンと記号とテキストラベルとに、置き換えられ得る。いくつかの実施形態では、色が記号、パターン、又はテキストラベルに置き換えられる完全カラー拡張モードが、完全色覚異常を有する人向けに設計され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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