TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025111809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025078081,2024000706
出願日2025-05-08,2020-07-24
発明の名称ビデオ信号処理方法及び装置
出願人ウィルス インスティテュート オブ スタンダーズ アンド テクノロジー インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 19/105 20140101AFI20250723BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオ信号のコーディング効率を上げる方法を提供する。
【解決手段】ビデオ信号の処理方法は、現在ブロックを含む上位レベルのMMVD(Merge with motion vector difference)の使用されるか否かを示す上位レベルMMVD活性情報(sps_mmvd_enabled_flag)をビットストリームからパースする段階、上位レベルMMVD活性情報がMMVDの活性を示す場合に、現在ブロックにMMVDを使用するか否かを示すMMVDマージ情報をビットストリームからパースする段階、MMVDマージ情報が現在ブロックにMMVDを使用することを示す場合に、MMVDの距離に関連した情報及びMMVDの方向に関連した情報をパースする段階並びにそれらの情報に基づいてMMVDに関する情報(mMvdLX)を取得する段階を含み、-2^17≦mMvdLX≦2^17-1である。
【選択図】図38
特許請求の範囲【請求項1】
クロマ成分フォーマット情報を上位レベルのビットストリームから取得する段階;
前記クロマ成分フォーマット情報に基づき、幅に関する情報(SubWidthC)及び高さに関する情報(SubHeightC)を取得する段階;
前記幅に関する情報又は現在ブロックの色成分に関する情報に基づいてx軸のスケール情報を取得する段階;
前記高さに関する情報又は現在ブロックの色成分に関する情報に基づいてy軸のスケール情報を取得する段階;
前記y軸のスケール情報に基づいて左側ブロックの位置を決定する段階;
前記x軸のスケール情報に基づいて上側ブロックの位置を決定する段階;
前記左側ブロック及び前記上側ブロックに基づいて加重値を決定する段階;
マージモードで前記現在ブロックを予測することにより第1サンプルを取得する段階;
イントラモードで前記現在ブロックを予測することにより第2サンプルを取得する段階;及び
前記加重値、前記第1サンプル、及び前記第2サンプルに基づき、前記現在ブロックに対する組合せ予測サンプルを取得する段階を含むことを特徴とするビデオ信号をデコードする方法。
続きを表示(約 3,500 文字)【請求項2】
前記加重値を決定する段階は、
前記左側ブロックが利用可能であり、前記左側ブロックの予測モードがイントラ予測である場合に、前記左側ブロックに関するコード情報(isIntraCodedNeighbourA)をTRUEに設定する段階;
前記左側ブロックが利用可能でないか、或いは前記左側ブロックの予測モードがイントラ予測でない場合に、前記左側ブロックに関するコード情報をFALSEに設定する段階;
前記上側ブロックが利用可能であり、前記上側ブロックの予測モードがイントラ予測である場合に、前記上側ブロックに関するコード情報(isIntraCodedNeighbourB)をTRUEに設定する段階;及び
前記上側ブロックが利用可能でないか、或いは前記上側ブロックの予測モードがイントラ予測でない場合に、前記上側ブロックに関するコード情報をFALSEに設定する段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載のビデオ信号をデコードする方法。
【請求項3】
前記加重値を決定する段階は、
前記左側ブロックに関するコード情報及び前記上側ブロックに関するコード情報がいずれもTRUEである場合に、前記加重値を3と決定する段階;
前記左側ブロックに関するコード情報及び前記上側ブロックに関するコード情報がいずれもFALSEである場合に、前記加重値を1と決定する段階;及び
前記左側ブロックに関するコード情報及び前記上側ブロックに関するコード情報のいずれか1つのみがTRUEである場合に、前記加重値を2と決定する段階を含むことを特徴とする、請求項2に記載のビデオ信号をデコードする方法。
【請求項4】
前記組合せ予測サンプルを取得する段階は、
predSamplesComb[x][y]=(w*predSamplesIntra[x][y]+(4-w)*predSamplesInter[x][y]+2)>>2
に基づいて現在ブロックを予測する段階を含み、
ここで、predSamplesCombは、前記組合せ予測サンプルを意味し、wは、前記加重値を意味し、predSamplesIntraは、前記第2サンプルを意味し、predSamplesInterは、前記第1サンプルを意味し、[x]は、前記現在ブロックに含まれたサンプルのx軸座標を意味し、[y]は、前記現在ブロックに含まれたサンプルのy軸座標を意味することを特徴とする、請求項1に記載のビデオ信号をデコードする方法。
【請求項5】
前記x軸のスケール情報を取得する段階は、
前記現在ブロックの色成分に関する情報が0であるか、或いは前記幅に関する情報が1である場合に、前記x軸のスケール情報を0と決定する段階;及び
前記現在ブロックの色成分に関する情報が0でなく、前記幅に関する情報が1でない場合に、前記x軸のスケール情報を1と決定する段階を含み、
前記y軸のスケール情報を取得する段階は、
前記現在ブロックの色成分に関する情報が0であるか、或いは前記高さに関する情報が1である場合に、前記y軸のスケール情報を0と決定する段階;及び
前記現在ブロックの色成分に関する情報が0でなく、前記高さに関する情報が1でない場合に、前記y軸のスケール情報を1と決定する段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載のビデオ信号をデコードする方法。
【請求項6】
前記左側ブロックの位置は、
(xCb-1,yCb-1+(cbHeight<<scallFactHeight))であり、
前記xCbは、現在ルマブロックの左上端サンプルのx軸座標であり、前記yCbは、前記現在ルマブロックの左上端サンプルのy軸座標であり、前記cbHeightは、前記現在ブロックの高さのサイズであり、前記scallFactHeightは、前記y軸のスケール情報であり、
前記上側ブロックの位置は、(xCb-1+(cbWidth<<scallFactWidth)、yCb-1)であり、
前記xCbは、前記現在ルマブロックの左上端サンプルのx軸座標であり、前記yCbは、前記現在ルマブロックの左上端サンプルのy軸座標であり、前記cbWidthは、前記現在ブロックの幅のサイズであり、scallFactWidthは、前記x軸のスケール情報であることを特徴とする、請求項1に記載のビデオ信号をデコードする方法。
【請求項7】
ビデオ信号をデコードする装置は、プロセッサ及びメモリを含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された命令語に基づき、
クロマ成分フォーマット情報を上位レベルのビットストリームから取得し、
前記クロマ成分フォーマット情報に基づいて幅に関する情報(SubWidthC)及び高さに関する情報(SubHeightC)を取得し、
前記幅に関する情報又は現在ブロックの色成分に関する情報に基づいてx軸のスケール情報を取得し、
前記高さに関する情報又は現在ブロックの色成分に関する情報に基づいてy軸のスケール情報を取得し、
前記y軸のスケール情報に基づいて左側ブロックの位置を決定し、
前記x軸のスケール情報に基づいて上側ブロックの位置を決定し、
前記左側ブロック及び前記上側ブロックに基づいて加重値を決定し、
マージモードで現在ブロックを予測することにより第1サンプルを取得し、
イントラモードで前記現在ブロックを予測することにより第2サンプルを取得し、
前記加重値、前記第1サンプル、及び前記第2サンプルに基づいて前記現在ブロックに対する組合せ予測サンプルを取得することを特徴とするビデオ信号をデコードする装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された命令語に基づき、
前記左側ブロックが利用可能であり、前記左側ブロックの予測モードがイントラ予測である場合に、前記左側ブロックに関するコード情報(isIntraCodedNeighbourA)をTRUEに設定し、
前記左側ブロックが利用可能でないか、或いは前記左側ブロックの予測モードがイントラ予測でない場合に、前記左側ブロックに関するコード情報をFALSEに設定し、
前記上側ブロックが利用可能であり、前記上側ブロックの予測モードがイントラ予測である場合に、前記上側ブロックに関するコード情報(isIntraCodedNeighbourB)をTRUEに設定し、
前記上側ブロックが利用可能でないか、或いは前記上側ブロックの予測モードがイントラ予測でない場合に、前記上側ブロックに関するコード情報をFALSEに設定することを特徴とする、請求項7に記載のビデオ信号をデコードする装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された命令語に基づき、
前記左側ブロックに関するコード情報及び前記上側ブロックに関するコード情報がいずれもTRUEである場合に、前記加重値を3と決定し、
前記左側ブロックに関するコード情報及び前記上側ブロックに関するコード情報がいずれもFALSEである場合に、前記加重値を1と決定し、
前記左側ブロックに関するコード情報及び前記上側ブロックに関するコード情報のいずれか1つのみがTRUEである場合に、前記加重値を2と決定することを特徴とする、請求項8に記載のビデオ信号をデコードする装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された命令語に基づき、
predSamplesComb[x][y]=(w*predSamplesIntra[x][y]+(4-w)*predSamplesInter[x][y]+2)>>2
に基づいて現在ブロックを予測し、
ここで、predSamplesCombは、前記組合せ予測サンプルを意味し、wは、前記加重値を意味し、predSamplesIntraは、前記第2サンプルを意味し、predSamplesInterは、前記第1サンプルを意味し、[x]は、前記現在ブロックに含まれたサンプルのx軸座標を意味し、[y]は、前記現在ブロックに含まれたサンプルのy軸座標を意味することを特徴とする、請求項7に記載のビデオ信号をデコードする装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ビデオ信号の処理方法及び装置に関し、より詳細には、ビデオ信号をエンコード又はデコードするビデオ信号処理方法及び装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
圧縮符号化とは、デジタル化した情報を通信回線を介して伝送したり、記憶媒体に適合な形態で記憶させたりするための一連の信号処理技術を意味する。圧縮符号化の対象には音声、映像、文字などがあり、特に、映像を対象に圧縮符号化を行う技術を、ビデオ映像圧縮と呼ぶ。ビデオ信号に対する圧縮符号化は、空間的な相関関係、時間的な相関関係、確率的な相関関係などを考慮して剰余情報を除去することによってなされる。しかしながら、最近の様々なメディア及びデータ伝送媒体の発展に伴い、より高効率のビデオ信号処理方法及び装置が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の目的は、ビデオ信号のコーディング効率を上げることにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法は、現在ブロックを含む上位レベルのMMVD(Merge with MVD)の使用されるか否かを示す上位レベルMMVD活性情報(sps_mmvd_enabled_flag)をビットストリームからパースする段階、上位レベルMMVD活性情報がMMVDの活性を示す場合に、現在ブロックにMMVDを使用するか否かを示すMMVDマージ情報(mmvd_merge_flag)をビットストリームからパースする段階、MMVDマージ情報が現在ブロックにMMVDを使用することを示す場合に、MMVDの距離に関連した情報(mmvd_distance_idx)及びMMVDの方向に関連した情報(mmvd_direction_idx)をパースする段階、及びMMVDの距離に関連した情報及びMMVDの方向に関連した情報に基づいてMMVDに関する情報(mMvdLX)を取得する段階を含み、MMVDに関する情報は、-2^17より大きい或いは同一であり、2^17-1より小さい或いは同一であることを特徴とする。
【0005】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法において、上位レベルは、コーディングツリーユニット(Coding Tree Unit)、スライス(slice)、タイル(tile)、タイルグループ(tile group)、映像(picture)、又はシーケンス(sequence)単位のいずれか1つであることを特徴とする。
【0006】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法は、現在ブロックのマージ候補リストを生成する段階、ビットストリームからパースされたマージインデックスに基づいてマージ候補リストからモーションベクトルを選択する段階、MMVDマージ情報が現在ブロックにMMVDを使用することを示す場合に、モーションベクトルにMMVDに関する情報を足し、修正されたモーションベクトルを取得する段階、及び修正されたモーションベクトルに基づいて現在ブロックを復元する段階をさらに含み、修正されたモーションベクトルは、-2^17より大きい或いは同一であり、2^17-1より小さい或いは同一であることを特徴とする。
【0007】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法において、MMVDに関する情報(mMvdLX)を取得する段階は、MMVDの距離に関連した情報及びMMVDの方向に関連した情報に基づいてMMVDオフセットを取得する段階、第1参照リスト及び第2参照リストが用いられる場合に、現在ブロックを含む現在ピクチャー及び第1参照リストに基づく第1参照ピクチャー間のPOC(Picture Order Count)の差を第1POC差として取得し、現在ピクチャー及び第2参照リストに基づく第2参照ピクチャー間のPOC(Picture Order Count)の差を第2POC差として取得する段階、MMVDオフセット、第1POC差、及び第2POC差のうち少なくとも1つに基づいて第1参照リストに関連した第1MMVDに関する情報及び第2参照リストに関連した第2MMVDに関する情報を取得する段階を含み、MVDに関する情報は、第1MMVDに関する情報及び第2MMVDに関する情報を含むことを特徴とする。
【0008】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法は、第1POC差及び第2POC差が同一である場合に、MMVDオフセットを第1MMVDに関する情報として取得し、MMVDオフセットを第2MMVDに関する情報として取得する段階を含むことを特徴とする。
【0009】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法は、第1POC差の絶対値が第2POC差の絶対値より大きい或いは同一である場合に、MMVDオフセットを第1MMVDに関する情報として取得する段階、第1参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーでなく、第2参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーでない場合に、第1MMVDに関する情報をスケールして第2MMVDに関する情報を取得する段階、及び第1参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーであるか、或いは第2参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーである場合に、第1MMVDに関する情報の絶対値をスケールしないで第2MMVDに関する情報を取得する段階を含むことを特徴とする。
【0010】
本開示の一実施例に係るビデオ信号をデコードする方法は、第1POC差の絶対値が第2POC差の絶対値より小さい場合に、MMVDオフセットを第2MMVDに関する情報として取得する段階、第1参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーでなく、第2参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーでない場合に、第2MMVDに関する情報をスケールして第1MMVDに関する情報を取得する段階、及び第1参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーであるか、或いは第2参照ピクチャーがロングターム参照ピクチャーである場合に、第2MMVDに関する情報の絶対値をスケールしないで第1MMVDに関する情報を取得する段階を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
携帯端末保持具
2か月前
個人
音響装置
2か月前
個人
店内配信予約システム
18日前
日本無線株式会社
音声通信方式
2か月前
日本精機株式会社
投影システム
2か月前
サクサ株式会社
中継装置
25日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
17日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
1か月前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
2か月前
電気興業株式会社
無線中継器
1か月前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
25日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
3か月前
日本精機株式会社
画像投映システム
27日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
3か月前
キヤノン株式会社
通信システム
1か月前
オムロン株式会社
スレーブ装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
2か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
2か月前
株式会社ニコン
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
2か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
1か月前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
2か月前
日本放送協会
映像伝送システム
2か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
2か月前
株式会社クーネル
音響装置
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
エルメック株式会社
信号伝送回路
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
2か月前
続きを見る