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公開番号2025111846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025081969,2022504636
出願日2025-05-15,2020-07-23
発明の名称インスリンパッチのための回転計量ポンプ
出願人ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー,BECTON, DICKINSON AND COMPANY
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類F04B 13/00 20060101AFI20250723BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】回転計量ポンプを提供する。
【解決手段】側孔を有するスリーブであって、マニホールド内で、側孔がリザーバポートと位置合わせされた第1の配向と、側孔がカニューレポートと位置合わせされた第2の配向と、の間を軸方向に回転するために適合されており、第1の端部と第2の端部とを有する螺旋溝を有する、スリーブと、第2の配向ではプランジャを回転するために適合され、スリーブが第2の配向にあるときに記ポンプ容積を減少させ、結合部材が螺旋溝の第2の端部に到達したときに、スリーブと、プランジャと、を一緒に回転させて、スリーブが前記第1の配向に遷移する、モータと、マニホールド上に配置され、スリーブに加えられるトルクが所定の閾値以下の場合にスリーブの回転を防止するようにスリーブと協働し、トルクが所定の閾値を超える場合にスリーブの回転を許可する、早回転防止機能と、を備える。
【選択図】図43A
特許請求の範囲【請求項1】
流体リザーバと流体連通しているリザーバポートと、カニューレと流体連通しているカニューレポートと、を有する、マニホールドと、
側孔を有するスリーブであって、前記マニホールド内で、当該側孔が前記リザーバポートと位置合わせされた第1の配向と、当該側孔が前記カニューレポートと位置合わせされた第2の配向と、の間を軸方向に回転するために適合されており、更に、第1の端部と第2の端部とを有する螺旋溝を有する、スリーブと、
プランジャーヘッドを越えて成型されたオーバーモールドシールを有し、前記スリーブ内における、回転と、軸方向への並進と、に適合されたプランジャであって、前記スリーブ内における前記プランジャの軸方向並進は、ポンプ容積を変化させ、前記ポンプ容積は、前記スリーブの前記側孔と流体連通し、前記プランジャは、前記螺旋溝内で前記螺旋溝の第1の端部と第2の端部と、の間を遷移する様に適合され、前記プランジャが回転される際、前記スリーブ内で前記プランジャを軸方向に並進させる結合部材を更に有する、プランジャと、
前記第1の配向では前記プランジャを回転するために適合され、前記スリーブが前記第1の配向にあるときに、前記ポンプ容積を増加させ、前記結合部材が前記螺旋溝の前記第1の端部に到達したときに、前記スリーブと、前記プランジャと、を一緒に回転させて、前記スリーブが前記第2の配向に遷移する、モータと、
前記モータは、前記第2の配向では前記プランジャを回転するために適合され、前記スリーブが前記第2の配向にあるときに、前記ポンプ容積を減少させ、前記結合部材が前記螺旋溝の前記第2の端部に到達したときに、前記スリーブと、前記プランジャと、を一緒に回転させて、前記スリーブが前記第1の配向に遷移し、
前記マニホールド上に配置され、前記スリーブに加えられるトルクが所定の閾値以下の場合に前記スリーブの回転を防止するように前記スリーブと協働し、前記トルクが所定の閾値を超える場合に前記スリーブの回転を許可する、早回転防止機能と、を備えることを特徴とする回転計量ポンプ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記スリーブは、前記スリーブに加えられるトルクが所定の閾値を超えるまで前記スリーブの回転を防止するために、前記早回転防止機能のバンプの隆起部に係合する戻り止めを備える請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項3】
回転リミットスイッチをさらに備え、前記回転リミットスイッチは、前記スリーブが回転した後、前記結合部材が前記螺旋溝の前記第1の端部及び前記第2の端部のいずれか一方に到達したときに、前記モータを逆回転させる、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項4】
回転リミットスイッチをさらに備え、前記スリーブは、前記モータの方向を反転させる方向を決定するために前記回転リミットスイッチに接触するように構成されるスリーブ回転リミット機能を備える、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項5】
前記プランジャは更にタブを有し、前記マニホールドは窓を有し、前記タブは、前記窓内で遷移して、前記スリーブが、前記マニホールド内で回転する際に前記マニホールドに対して軸方向に並進することから抑制する、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項6】
前記スリーブ内に挿入され、前記プランジャと対向する前記ポンプ容積の表面を形成する、プラグを更に備える、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項7】
前記スリーブは、前記プランジャに対向する前記ポンプ容積の表面を形成する面止めを有する、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項8】
前記プランジャと前記プラグとの間、及び前記プラグと前記スリーブとの間に液密シールを形成するため、当該プランジャ及び当該プラグにシールを更に備える、請求項6に記載の回転計量ポンプ。
【請求項9】
前記モータは、前記プランジャのタブを受けるためのスロットを有する出力ギアを有し、前記スロットは、前記モータが前記プランジャを回転させる間、前記プランジャが前記モータに対して軸方向に遷移することを許可する、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
【請求項10】
前記スリーブと前記リザーバポートとの間における液密シールを形成する少なくとも1つのポートシールを更に備える、請求項1に記載の回転計量ポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示に係る発明は、一般的な、装着可能な薬物注入パッチに使用するための計量システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
糖尿病は、インスリン産生、インスリン作用、又はこれらの両方の欠陥により血糖値が高くなることを特色とする疾患群である。糖尿病は深刻な健康上の合併症及び早死にを引き起こす可能性があるが、この病気を制御して合併症のリスクを下げるのを助けるための、糖尿病患者が入手可能なよく知られた製品が存在している。
【0003】
糖尿病患者のための治療オプションには、特別な食事、経口薬、及び/又はインスリン療法が含まれる。糖尿病治療の主な目標は、合併症のない生活の機会を増加させるために、患者の血糖値を制御することである。しかしながら、他の生活上の、要求及び事情のバランスを取りながら、良好な糖尿病管理を達成することは、必ずしも簡単なことではない。
【0004】
現在、1型糖尿病の治療のための毎日のインスリン療法には、2つの主要なモードがある。第1のモードは、注射器及びインスリンペンを含み、第1のモードは、概して、1日あたり3回乃至4回、各注射時に穿刺を必要とする。これらの装置は使い方が単純で、費用が相対的に安い。もう一つの、広く適用され、効果的な、糖尿病を管理するための治療の方法は、インスリンポンプの使用である。インスリンポンプは、膵臓の挙動をより忠実に再現するため、様々な割合でインスリンの持続的な注入を提供することによって、ユーザが個々の必要性に基づいて、個々の血糖値を目標範囲内に保つのを助けることができる。インスリンポンプを使用することにより、ユーザは、どのようにインスリン注射がそれらのために働くかに個々のライフスタイルを合わせるのではなく、個々のインスリン療法を個々のライフスタイルに合わせることが可能になる。
【0005】
しかしながら、従来のインスリンポンプは、いくつかの欠点に悩まされている。例えば、一般的なインスリンポンプに使用されるリードスクリュー及びピストンタイプの計量システムは、大きな高さ及び大きな設置面積が必要であり、ユーザにとって扱いにくいことが多い。
【0006】
また、従来のインスリンポンプは、一般的に、多数の構成要素及び可動部品を必要とし、それによって、機械的な故障のリスクも増加する。
【0007】
また、従来のインスリンポンプは、一般的に、確認が困難なことがあるあまりにも多くの要因に依存して、投与量精度にとって長すぎる許容ループ(a tolerance loop)を有する。これは、投与量精度において喪失をもたらす結果となる可能性がある。
【0008】
また、従来のインスリンポンプは、一般的に、複雑すぎる流体経路を有する。これは、複雑な又は不十分な、呼び水及び空気除去をもたらす結果となる可能性がある。
【0009】
また、従来のインスリンポンプは、一般的に、高精度なアクチュエータを必要とし、それによって、従来のパッチポンプの費用は増加している。
【0010】
また、いくつかのインスリンポンプは、リザーバとインスリンパッチ内のカニューレとの間に、直接の流体経路を作るリスクもある。これは、ユーザに過剰投与をもたらす結果となる可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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