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公開番号
2025112281
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2025006643
出願日
2025-01-17
発明の名称
COVID19及びインフルエンザウイルスに対する重症化リスクの検査または評価方法及びこれに使用するキット
出願人
独立行政法人国立高等専門学校機構
,
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
主分類
G01N
33/53 20060101AFI20250724BHJP(測定;試験)
要約
【課題】本発明は、NETosisの原因物質であるミッドカインをマーカーとするCOVID-19またはインフルエンザウイルスの重症化リスクを検査または評価する方法及びこれに使用するキットを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、被験者から採取した尿中のミッドカイン値を定量する工程を含み、前記の定量の結果が、COVID-19またはインフルエンザウイルスの重症化リスクの検査または評価に用いられる方法、及び、ミッドカイン値を定量する物質を含み、COVID-19またはインフルエンザウイルスの重症化リスクの検査または評価に用いられるキットである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被験者から採取した尿中又は血中のミッドカイン値を定量する工程を含み、
当該定量の結果が、
COVID-19による重症化リスクの検査に用いられる、
ことを特徴とするCOVID-19重症化リスクの検査方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ミッドカイン値は、
感染してから7日目の被験者から採取した尿中のミッドカイン値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の検査方法。
【請求項3】
前記ミッドカイン値は、
感染してから1~3日目の被験者から採取した血中のミッドカイン値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の検査方法。
【請求項4】
被験者から採取した尿中又は血中のミッドカイン値によって、
COVID-19による重症化リスクを評価する、
ことを特徴とするCOVID-19重症化リスクの評価方法。
【請求項5】
前記評価が、
COVID-19に感染してから7日目の被験者から採取した尿中のミッドカイン値が
5.83ng/mlを超える場合に、
COVID-19による重症化リスクが高いと評価する、
ことを特徴とする請求項4に記載の評価方法。
【請求項6】
前記評価が、
COVID-19に感染してから1~3日目の被験者から採取した血中のミッドカイン値が
1.11ng/mlを超える場合に、
COVID-19による重症化リスクが高いと評価する、
ことを特徴とする請求項4に記載の評価方法。
【請求項7】
COVID-19による重症化リスクの検査又は評価のために定量するマーカーであって、
当該マーカーが、
被験者から採取した尿中又は血中のミッドカイン値である、
ことを特徴とするCOVID-19重症化リスクの検査又は評価マーカー。
【請求項8】
COVID-19による重症化リスクの検査又は評価に用いられるキットであって、
ミッドカイン値を定量する物質を含む、
ことを特徴とするキット。
【請求項9】
COVID-19による重症化リスクの検査又は評価に用いられるキットであって、
ミッドカイン値を定量する抗体が予め塗布された反応体を有する、
ことを特徴とするキット。
【請求項10】
前記ミッドカイン値は、
感染してから7日目の被験者から採取した尿中のミッドカイン値である、
ことを特徴とする請求項8又は9に記載のキット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、NETosisの原因物質であるミッドカインをマーカーとするCOVID-19及びインフルエンザウイルスの重症化リスクを検査または評価する方法及びこれに使用するキットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
COVID-19は、2019年末に中国で最初の感染者が報告されて以降、世界中でパンデミックを起こし、現在でも様々な変異株の出現により、感染が拡大し続けている。
COVID-19による死者は、世界中で600万人を超え、早急な対応が求められている。
一方、COVID-19の重症化には、NETosisが関与しているといわれている。NETosisは、好中球が細胞外にネット状のDNA(NETs)を放出する細胞死のことで、NETsが過剰に放出されることによって凝固系を亢進し、血栓を形成する。その結果、肺塞栓や脳梗塞、深部静脈血栓などの動静脈血栓関連の疾患を発症し、重症化すると考えられている。
【0003】
本発明者は、このNETosisのトリガーとなる物質がミッドカイン(MK)ではないかと予想し、血漿、尿中のミッドカインレベルの上昇がNETosisを通じて、COVID-19の重症化リスクを上昇させている可能性について検討した。
ミッドカインは、ヘパリン結合性分泌たんぱく質であり、胚性腫瘍細胞の分化に際して発現が誘導される遺伝子産物として発見されたもので、その機能は、神経生存・分化、がん発生・進展及び組織再構築に大別される。
このミッドカインは、分子量13kDaの低分子であり、腎臓で濾されないため、尿から検出できるという特徴がある。
尿は、血液に比べて採取が容易であり、医療従事者とCOVID-19感染患者との接触時間を減らすことができるほか、COVID-19感染患者自身でも検体の採取が可能なため、将来は、COVID-19感染患者が自分で使用できる簡易検査キットの開発が期待できる。
【0004】
例えば、特許文献1及び2には、尿を検体として使用可能なCOVID-19感染患者の重症化リスクを検査する方法、その検査キット、コンパニオン診断薬及びその重症化リスクマーカーが開示されており、この発明によれば、SARS-CoV-2を含んだ飛沫を浴びずに採取可能な尿を検体として使用可能であり、かつ非侵襲的な手法によってCOVID-19の重症化リスクを早期に検査することができるほか、重症化リスクを早期にトリアージ(リスク分類)することや、退院待ちのCOVID-19感染患者の帰宅後に再発するリスクを評価することもできる。
【0005】
しかし、特許文献1及び2を含め、ミッドカインレベルの上昇が、NETosisを通じて、COVID-19及びインフルエンザウイルスの重症化リスクを上昇させていることは、これまで知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6933834号特許公報
特開2022-000635公開特許公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本願発明は、NETosisの原因物質であるミッドカインをマーカーとするCOVID-19及びインフルエンザウイルスの重症化リスクを検査または評価する方法及びこれに使用するキットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかるCOVID-19重症化リスクの検査方法は、
被験者から採取した尿中又は血中のミッドカイン値を定量する工程を含み、
当該定量の結果が、
COVID-19による重症化リスクの検査に用いられる、
ことを特徴とする。
【0009】
本発明にかかるCOVID-19重症化リスクの検査方法は、
前記ミッドカイン値が、
感染してから7日目の被験者から採取した尿中のミッドカイン値である、
ことを特徴とする。
【0010】
本発明にかかるCOVID-19重症化リスクの検査方法は、
前記ミッドカイン値が、
感染してから1~3日目の被験者から採取した血中のミッドカイン値である、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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