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公開番号
2025112416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006619
出願日
2024-01-19
発明の名称
摩耗粉吸引システム及び摩耗粉吸引装置
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16D
65/00 20060101AFI20250725BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】制輪子と車輪との接触位置が変位したとしても集塵効率が低下しない摩耗粉吸引システム及び摩耗粉吸引装置を提供する。
【解決手段】摩耗粉吸引システムは、ユニットブレーキ装置1に設けられ、ユニットブレーキ装置1が有する制輪子2と制輪子2が押し付けられる車輪3との隙間を調整する隙間調整器40と、制輪子2と車輪3との隙間を手動で調整する隙間調整器40と連動して回転する手動調整ナット39と、手動調整ナット39の回転運動を直線運動に変換する変換部18と、制輪子2が車輪3に押し付けられることで生じる摩耗粉を吸引する吸引部11と、を備える。吸引部11は、直線運動によって制輪子2が車輪3へ押し付けられる方向へ移動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ユニットブレーキ装置に設けられ、前記ユニットブレーキ装置が有する制輪子と前記制輪子が押し付けられる車輪との隙間を調整する隙間調整器と、
前記制輪子と前記車輪との隙間を手動で調整する前記隙間調整器と連動して回転する手動調整部と、
前記手動調整部の回転運動を直線運動に変換する変換部と、
前記制輪子が前記車輪に押し付けられることで生じる摩耗粉を吸引する吸引部と、を備え、
前記吸引部は、前記直線運動によって前記制輪子が前記車輪へ押し付けられる方向へ移動する
摩耗粉吸引システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記吸引部は、前記制輪子とは接触しない状態で設けられ、
前記制輪子と前記車輪との接触部分に対向する位置に吸引口が設けられる
請求項1に記載の摩耗粉吸引システム。
【請求項3】
前記手動調整部の回転軸と同軸に固定される第1歯車と、
前記第1歯車と噛み合って前記変換部に前記回転運動を伝達する第2歯車と、を備え、
前記手動調整部とともに前記第1歯車が回転すると前記第2歯車が回転することによって前記変換部が回転する
請求項1に記載の摩耗粉吸引システム。
【請求項4】
前記手動調整部と前記変換部とに架けられる無端ベルトを備え、
前記手動調整部が回転すると前記無端ベルトを介して前記変換部が回転する
請求項1に記載の摩耗粉吸引システム。
【請求項5】
前記手動調整部の回転軸と同軸に固定される第1ピニオンと、
前記第1ピニオンと噛み合い、前記第1ピニオンの回転運動を直線運動に変換するラックと、
前記変換部の外周に設けられ、前記ラックと噛み合い、前記ラックの直線運動を回転運動に変換する第2ピニオンと、を備え、
前記手動調整部とともに前記第1ピニオンが回転すると前記ラックが直線運動することによって前記変換部が回転する
請求項1に記載の摩耗粉吸引システム。
【請求項6】
前記吸引部は、前記変換部を貫通し、外周面に雄ねじが形成された円筒部材であって、
前記変換部の内面には、前記雄ねじに噛み合う雌ねじが形成され、
前記変換部が回転すると前記雄ねじと前記雌ねじとを介して前記吸引部が移動する
請求項1~4のいずれか一項に記載の摩耗粉吸引システム。
【請求項7】
ユニットブレーキ装置に設けられ、前記ユニットブレーキ装置が有する制輪子と前記制輪子が押し付けられる車輪との隙間を調整する隙間調整器と連動して回転する手動調整部に接続され、前記手動調整部の回転運動を直線運動に変換する変換部と、
前記制輪子が前記車輪に押し付けられることで生じる摩耗粉を吸引する吸引部と、を備え、
前記吸引部は、前記直線運動によって前記制輪子が前記車輪へ押し付けられる方向へ移動する
摩耗粉吸引装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、摩耗粉吸引システム及び摩耗粉吸引装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のキャリパブレーキ装置では、ブレーキパッドに溝を設け、ブレーキパッドを支持するシューホルダの中央に、溝と連通する貫通孔が設けられる。貫通孔は、シューホルダの背面に接続される配管を介して負圧源に接続される。そして、ブレーキパッドがディスクに押し付けられることで生じる摩耗粉が貫通孔及び配管を介して吸引される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-530087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユニットブレーキ装置では、制輪子を車輪の踏面に押し付けることで車両を制動する。制輪子及び車輪が摩耗すると制輪子と車輪との接触位置が変位する。このため、初期位置において摩耗粉を吸引するように設置すると、摩耗が進むに従い集塵効率が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する摩耗粉吸引システムは、ユニットブレーキ装置に設けられ、前記ユニットブレーキ装置が有する制輪子と前記制輪子が押し付けられる車輪との隙間を調整する隙間調整器と、前記制輪子と前記車輪との隙間を手動で調整する前記隙間調整器と連動して回転する手動調整部と、前記手動調整部の回転運動を直線運動に変換する変換部と、前記制輪子が前記車輪に押し付けられることで生じる摩耗粉を吸引する吸引部と、を備え、前記吸引部は、前記直線運動によって前記制輪子が前記車輪へ押し付けられる方向へ移動する。
【0006】
上記構成によれば、隙間調整器と連動して回転する手動調整部の回転を利用して摩耗粉を吸引する吸引部を制輪子が車輪へ押し付けられる方向へ移動させる。隙間調整器は、制輪子と車輪との接触位置が摩耗によって変位したときに回転するので、この回転に応じて吸引部も移動させることができる。よって、制輪子と車輪との接触位置が変位したとしても集塵効率を低下させずに吸引することができる。
【0007】
上記摩耗粉吸引システムについて、前記吸引部は、前記制輪子とは接触しない状態で設けられ、前記制輪子と前記車輪との接触部分に対向する位置に吸引口が設けられることが好ましい。
【0008】
上記摩耗粉吸引システムについて、前記手動調整部の回転軸と同軸に固定される第1歯車と、前記第1歯車と噛み合って前記変換部に前記回転運動を伝達する第2歯車と、を備え、前記手動調整部とともに前記第1歯車が回転すると前記第2歯車が回転することによって前記変換部が回転することが好ましい。
【0009】
上記摩耗粉吸引システムについて、前記手動調整部と前記変換部とに架けられる無端ベルトを備え、前記手動調整部が回転すると前記無端ベルトを介して前記変換部が回転することが好ましい。
【0010】
上記摩耗粉吸引システムについて、前記手動調整部の回転軸と同軸に固定される第1ピニオンと、前記第1ピニオンと噛み合い、前記第1ピニオンの回転運動を直線運動に変換するラックと、前記変換部の外周に設けられ、前記ラックと噛み合い、前記ラックの直線運動を回転運動に変換する第2ピニオンと、を備え、前記手動調整部とともに前記第1ピニオンが回転すると前記ラックが直線運動することによって前記変換部が回転することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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