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公開番号2025113359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025083783,2023532580
出願日2025-05-20,2022-02-08
発明の名称X線イメージ内における対象病変の大きさの変化を測定する方法及びシステム
出願人ルニット インコーポレイテッド,LUNIT INC.
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250725BHJP(計算;計数)
要約【課題】X線(X-ray)イメージ内における対象病変の大きさの変化を測定する方法を提
供する。
【解決手段】本開示は、対象病変を含む第1のX線イメージ、及び、対象病変を含む第2
のX線イメージを受信するステップと、第1のX線イメージ及び第2のX線イメージの各
々における基準領域のうち、対象病変に対応する領域が占める占有率を算出するステップ
と、算出された占有率に基づいて、対象病変の大きさの変化を測定するステップとを含む
ことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一つのコンピューティング装置により遂行される、X線イメージ内における対象病変の大きさの変化を測定する方法において、
前記対象病変を含む第1のX線イメージ、及び、前記対象病変を含む第2のX線イメージを受信するステップと、
前記第1のX線イメージ及び前記第2のX線イメージの各々における全体領域を複数の領域に分割した場合、一つの決定された領域である基準領域に対する予測スコア、及び、前記基準領域内における前記対象病変に対する予測スコアに基づいて、前記第1のX線イメージ及び前記第2のX線イメージの各々における前記基準領域のうち、前記対象病変に対応する領域が占める占有率を算出するステップと、
前記算出された占有率に基づいて、前記対象病変の大きさの変化有無を測定するステップと、
前記対象病変の大きさの変化有無に対する判定結果を出力するステップと、を含み、
前記占有率を算出するステップは、
前記第1のX線イメージ及び前記第2のX線イメージの各々から、第1の基準領域及び第2の基準領域を決定するステップと、
前記第1のX線イメージ及び前記第2のX線イメージの各々から、前記対象病変を識別するステップと、
前記第1の基準領域に対する予測スコア及び前記第1の基準領域内の対象病変に対する予測スコアに基づいて、第1の占有率を算出するステップと、
前記第2の基準領域に対する予測スコア及び前記第2の基準領域内の対象病変に対する予測スコアに基づいて、第2の占有率を算出するステップと、を含み、
前記対象病変の大きさの変化有無を測定するステップは、
前記第2のX線イメージから算出された第2の占有率から、第1のX線イメージから算出された第1の占有率を減算して、占有率の変化量を算出するステップと、
前記占有率の変化量が、第1の基準数値に対して同一又は大きい場合、前記対象病変の大きさが増加したと判定し、前記占有率の変化量が、前記第1の基準数値に対して小さくて、第2の基準数値に対して同一又は大きい場合、前記対象病変の大きさに変化のないと判定し、前記占有率の変化量が、前記第2の基準数値に対して小さい場合、前記対象病変の大きさが減少したと判定するステップと、を含む、対象病変の大きさの変化を測定する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、X線イメージ内における対象病変の大きさの変化を測定する方法及びシステ
ムに関し、より詳しくは、X線イメージにおける基準領域のうち、対象病変に対応する領
域が占める占有率を算出し、算出された占有率に基づいて、対象病変の大きさの変化を測
定する方法及びシステムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
患者が多数のX線の写真を撮影するとき、写真内の病変の変化は重要な情報に該当でき
る。例えば、気胸が発生した患者の場合、手術後の気胸の大きさの変化を観察するために
持続的にX線を撮影できる。気胸の大きさが小さくなると、治療の経過がよいという意味
であり、気胸の大きさが大きくなると、応急状況に該当して他の措置を必要とすることも
できる。また、特定の病変がX線イメージから観測される場合、当該病変が過去にも持続
的に同一の大きさで存在したか、或いは、その大きさが増加/減少したかに関する情報は
、特定の病変の治療のために必要な情報であり得る。したがって、時間の経過に伴う病変
の大きさの変化に関する情報は、臨床的に非常に重要な情報に該当できる。
【0003】
医者と患者が病変の大きさの変化に関する情報を正確にわかるためには、実際の病変の
大きさを認知しなければならない。既存のCAD(Computer Aided Detection)方式は、
病変の存在の有無を知らせるので、医者が患者の映像をより正確かつ迅速に読み出すこと
ができる。患者の位置(撮影環境)によって撮影される病変の領域(例:肺など)が不一
定であり、pixel arrayだけが入力される場合にイメージの規格化が困難にな
り、X線は基準線がないので、X線イメージだけでは実際の病変の大きさを計算し難いこ
とができる。これにより、2つのX線イメージから病変の大きさを計算して測定した変化
量(または、大きさの変化有無)には誤差が発生し得る。
【0004】
既存のCAD方式を用いて病変の大きさの変化有無を判定する方法としては、2つのX
線イメージから病変の大きさを絶対的に比較する方法と、X線イメージをピクセル単位に
整列(registration)して病変の大きさを比較する方法とがある。2つのX線の写真から
病変の大きさを絶対的に比較する一番目の方法によれば、患者の姿勢や映像撮影機器との
距離などのような多様な変数により、病変の大きさが映像に異なるように表示される問題
点を解決し難いことがある。すなわち、病変の大きさの変化が不正確であり得る。また、
X線イメージをピクセル単位に整列(registration)して病変の大きさを比較する二番目
の方法によれば、ピクセル単位の整列(registration)が成功的に行われると仮定する場
合、病変の大きさの差をより正確に予測できる。ただし、二番目の方法は、ピクセル単位
の整列自体が多い計算量を要求する作業が遂行され、特定の状況(例えば、患者の2つの
X線イメージの状態が非常に異なって整列し難い状況)、又は、イメージの状態(例えば
、イメージの解像度、イメージの保存形態に従う状態)により、2つのX線イメージの整
列(registration)が実質的に不可能であり得る。また、ピクセル単位の整列は、非常に
複雑なアルゴリズムに該当するので、このために要求されるコンピューティングパワーが
製品化し難い水準であり、アルゴリズムの開発にも莫大な費用が発生し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国公開特許第10-2017-0118540号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、前記のような問題点を解決するための対象病変の大きさの変化を測定する方
法及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、方法、装置(システム)又は命令語を保存するコンピュータ読取り可能な保
存媒体、コンピュータプログラムを含む多様な方式により具現化できる。
【0008】
本開示の一実施例に係る、少なくとも一つのコンピューティング装置により遂行される
、X線(X-ray)イメージ内における対象病変の大きさの変化を測定する方法は、対象病
変を含む第1のX線イメージ、及び、対象病変を含む第2のX線イメージを受信するステ
ップと、第1のX線イメージ及び第2のX線イメージの各々における基準領域のうち、対
象病変に対応する領域が占める占有率(occupancy)を算出するステップと、算出された
占有率に基づいて、対象病変の大きさの変化を測定するステップとを含む。
【0009】
本開示の一実施例において、算出するステップは、第1のX線イメージ及び第2のX線
イメージの各々から、第1の基準領域及び第2の基準領域を決定するステップと、第1の
X線イメージ及び第2のX線イメージの各々から、対象病変を識別するステップと、第1
の基準領域のうち、識別された対象病変が占める第1の占有率、及び、第2の基準領域の
うち、識別された対象病変が占める第2の占有率を算出するステップとを含む。
【0010】
本開示の一実施例において、第1の基準領域及び第2の基準領域を決定するステップは
、第1のX線イメージを基準領域抽出モデルに入力して、第1の基準領域を出力するステ
ップと、第2のX線イメージを基準領域抽出モデルに入力して、第2の基準領域を出力す
るステップとを含み、基準領域抽出モデルは、複数の参照X線イメージ及び参照基準領域
に関するラベル情報を用いて学習される。ここで、第2の基準領域は第1の基準領域に対
応する。
(【0011】以降は省略されています)

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