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公開番号
2025113707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024007993
出願日
2024-01-23
発明の名称
車両の車外保護装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人i-MIRAI
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60R
21/36 20110101AFI20250728BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両において、歩行者などの車外移動体を保護するための車外保護装置を改善する。
【解決手段】車両の車体の前部に露出して設けられるヘッドランプユニットを有する車両の車外保護装置は、ヘッドランプユニットの前に展開してヘッドランプユニットの露出面を覆うためのエアバッグを展開するエアバッグ装置と、エアバッグに接続される張力部材と、張力部材を引くアクチュエータと、を有する。張力部材は、アクチュエータにより引かれることにより、エアバッグをヘッドランプユニットの露出面へ向けて引く。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の車体の前部に露出して設けられるヘッドランプユニットを有する車両の車外保護装置であって、
前記ヘッドランプユニットの前に展開して前記ヘッドランプユニットの露出面を覆うためのエアバッグを展開するエアバッグ装置と、
前記エアバッグに接続される張力部材と、
前記張力部材を引くアクチュエータと、
を有し、
前記張力部材は、
前記アクチュエータにより引かれることにより、前記エアバッグを前記ヘッドランプユニットの露出面へ向けて引く、
車両の車外保護装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記エアバッグは、前記車体の車幅方向の半分以下となる前記車体の前部の範囲において、前記ヘッドランプユニットの露出面より大きく展開し、
前記張力部材は、
展開する前記エアバッグについての、前記ヘッドランプユニットの露出面の外周縁より外側となる外周縁部分に接続され、
展開する前記エアバッグの前記外周縁部分の内側の中央部分が、前記ヘッドランプユニットの露出面へ近づくように、前記エアバッグの前記外周縁部分を引く、
請求項1記載の、車両の車外保護装置。
【請求項3】
前記エアバッグは、前記エアバッグの前記外周縁部分となる外周気室と、前記外周気室の内側の中央部分に並んで展開する複数の中央気室と、を有し、
前記外周気室は、前記中央気室より先に高圧に展開し、
複数の前記中央気室は、前記外周気室の内寸より長くなるように展開可能である、
請求項1または2記載の、車両の車外保護装置。
【請求項4】
前記エアバッグ装置は、前記ヘッドランプユニットの下側に設けられ、前記ヘッドランプユニットの下側から前記ヘッドランプユニットの前へ前記エアバッグを展開するためのインフレータ、を有し、
前記エアバッグは、展開する際に、前記ヘッドランプユニットの前下取付部分を前記車体の構造体に連結する取付部材を脱落させ、
前記張力部材は、前記エアバッグの前記外周気室についての展開上部に接続され、展開する前記エアバッグについての前記展開上部を、前記ヘッドランプユニットの上側へ引く、
請求項3記載の、車両の車外保護装置。
【請求項5】
前記張力部材は、
前記ヘッドランプユニットの上縁部分に設けられる孔を通して、
前記ヘッドランプユニットの左縁部分または右縁部分に沿って上下に延在する格納溝に格納して設けられ、
前記アクチュエータは、前記張力部材を、前記ヘッドランプユニットの上縁部分の孔から、前記ヘッドランプユニットの裏側へ巻き取る、
請求項4記載の、車両の車外保護装置。
【請求項6】
前記車両の外で移動する車外移動体を検出するための車両センサと、
前記エアバック装置および前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記車両センサによる車外移動体の検出に基づいて車外移動体と前記ヘッドランプユニットとの衝突を予測または検出する場合、前記エアバック装置および前記張力部材を動作させる、
請求項5記載の、車両の車外保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車外保護装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、車外移動体の車外移動体との衝突を緩和するための、歩行者エアバッグを展開するものがある。
特許文献1では、歩行者エアバッグを、車体の前面中央部から、後方のボンネットフードの上へ展開している。
しかしながら、特許文献1のように、歩行者エアバッグを展開しても、車外移動体がヘッドランプユニットへ衝突することを保護することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-090795号公報
特開2009-012587号公報
特開2009-101793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに対し、特許文献2、3のように、フロントグリルの通気口から、車体の前面についてのヘッドランプユニットを含む全体を覆うように歩行者エアバッグを展開することにより、車外移動体がヘッドランプユニットへ衝突することを保護し得ると考えられる。
しかしながら、特許文献2、3において、歩行者エアバッグは、フロントグリルの通気口から展開を開始し、車幅方向へ広がるように展開している。この場合、車外移動体が、たとえばヘッドランプユニットのみに衝突しようとしている場合、その荷重により、歩行者エアバッグは上後方向へ折れ曲がり、ヘッドランプユニットからずれて外れてしまう可能性がある。その結果、車外移動体は、ヘッドランプユニットに対して直接的に当たる可能性がある。
しかも、ヘッドランプユニットは、走行中の振動などに対して光軸などの配光性能がずれないように、車体に対して強固に取り付けられている。これに対し、フロントグリルは、基本的に通気口であり、ヘッドランプユニットほどに高い剛性ではない。
特に、頭部がヘッドランプユニットの高さとなるように身長が低い小児が、ヘッドランプユニットと衝突しようとする場合、その小児に対して所望の保護性能を発揮できない可能性がある。
【0005】
車両において、歩行者などの車外移動体を保護するための車外保護装置には、改善が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施の一形態に係る車両の車外保護装置は、車両の車体の前部に露出して設けられるヘッドランプユニットを有する車両の車外保護装置であって、前記ヘッドランプユニットの前に展開して前記ヘッドランプユニットの露出面を覆うためのエアバッグを展開するエアバッグ装置と、前記エアバッグに接続される張力部材と、前記張力部材を引くアクチュエータと、を有し、前記張力部材は、前記アクチュエータにより引かれることにより、前記エアバッグを前記ヘッドランプユニットの露出面へ向けて引く、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明において、エアバッグ装置のエアバッグは、ヘッドランプユニットの前に展開して、ヘッドランプユニットの露出面を覆うために展開する。
アクチュエータは、エアバッグに接続されている張力部材を引く。これにより、張力部材は、エアバッグをヘッドランプユニットの露出面へ向けて引く。
これにより、エアバッグは、ヘッドランプユニットの露出面を覆うように展開できる。しかも、エアバッグは、張力部材によりヘッドランプユニットの露出面へ向けて引かれているため、ヘッドランプユニットの露出面へ向けて歩行者が当たる場合に、そのような荷重が作用したとしても、ヘッドランプユニットの露出面を覆う状態を維持できる。
その結果、車両のヘッドランプユニットに対して衝突しようとする車外移動体は、ヘッドランプユニットの露出面に維持されるように展開しているエアバッグにより、衝撃が吸収され得る。車外移動体には、ヘッドランプユニットに直接的に当たる場合のような大きい力が作用し難くなる。
本発明では、ヘッドランプユニットの露出面からずれ難くなるようにエアバッグを展開しているため、車外移動体を、ヘッドランプユニットとの衝突から良好に保護することができる。本発明では、頭部がヘッドランプユニットの高さとなるように身長が低い小児であっても、ヘッドランプユニットとの直接的な衝突を防止し、その小児に対して所望の保護性能を発揮することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、自動車の車体が、歩行者と衝突する状態の一例の説明図である。
図2は、図1の自動車に適用される、本発明の実施形態に係る自動車の車外保護装置の構成図である。
図3は、自動車の車体の前部に露出して設けられるヘッドランプユニットを有する車体の前部を、左側方から透視する模式的な配置図である。
図4は、図2の車外保護装置の制御部による、車外保護制御の一例のフローチャートである。
図5は、図2のエアバッグ装置の展開途中の状態の説明図である。
図6は、図2のエアバッグ装置が展開した状態の説明図である。
図7は、図1の自動車の左右のヘッドランプユニットを覆うように、左右のエアバッグが展開している状態を示す図である。
図8は、展開したエアバッグの構造の説明図である。
図9は、展開したエアバッグによるヘッドランプユニットの被覆状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、自動車1の車体2が、歩行者と衝突する状態の一例の説明図である。
自動車1は、車両の一例である。車両には、この他にもたとえばトラック、バス、パーソナルモビリティ、などがある。
図1の自動車1は、車体2を有する。車体2のフロントノーズの前面3には、車体2の左右方向である車幅方向の左右両端部分に、一対のヘッドランプユニット4が設けられる。
ヘッドランプユニット4には、前照灯、ハイビーム用灯火、フラッシュランプ、などが設けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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