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公開番号
2025113741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008044
出願日
2024-01-23
発明の名称
高所作業用リュックサック
出願人
中国電力株式会社
代理人
弁理士法人維新国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
A45F
3/02 20060101AFI20250728BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】収容スペースが広く、物の出し入れが容易であって、フルハーネス型の墜落制止用器具を装着した状態でもランヤードを支障なくD環に接続することが可能な高所作業用リュックサックを提供する。
【解決手段】高所作業用リュックサック1は、細長い袋状体からなるU字状の本体2と、バックル6を有し、本体2の端部2bからU字の中央部に向かって直線部分と平行をなすように側面2aの背面側に両端が逢着された一対の背負いベルト3、3と、長手方向と直交するように側面2aの背面側と正面側にそれぞれ設置されてU字の直線部分同士を連結する一対の連結ベルト4、5を備えている。本体2の側面2aに長手方向と直交するように設けられた一対の第2の開口部と、長手方向と平行に設けられた第1の開口部の端縁には、第2の操作片8a及び第1の操作片9aを備えた第2のスライドファスナ8及び第1のスライドファスナ9がそれぞれ縫着されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
細長い袋状体からなり、U字をなす本体と、
この本体の端部から前記U字の中央部に向かって前記U字の直線部分と平行をなすように側面の背面側に両端がそれぞれ固着された一対の背負いベルトと、
長手方向と平行に前記本体の前記側面に設けられた第1の開口部の端縁に設けられた第1のスライドファスナと、
この第1のスライドファスナを操作して前記第1の開口部を開閉する第1の操作片と、を備えていることを特徴とする高所作業用リュックサック。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記本体が柔軟性を有し、前記U字をなすように前記長手方向の中央部で折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の高所作業用リュックサック。
【請求項3】
着脱自在に連結される雄部材と雌部材からなるバックルを有し、前記長手方向と直交するように前記U字の前記直線部分同士を連結する連結ベルトを備え、
前記連結ベルトは、基端側が前記本体の前記側面にそれぞれ固着されるとともに、先端側に前記雄部材及び前記雌部材がそれぞれ設けられた第1のベルト及び第2のベルトによって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の高所作業用リュックサック。
【請求項4】
前記連結ベルトは、対をなすように前記本体の前記側面の前記背面側と正面側にそれぞれ設けられ、
前記第1の開口部は一対の前記連結ベルトに挟まれた箇所に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の高所作業用リュックサック。
【請求項5】
前記本体は、前記端部が閉塞されるとともに、前記側面において前記連結ベルトよりも前記端部よりの箇所に前記長手方向と直交するように第2の開口部が設けられており、
この第2の開口部の端縁に設けられた第2のスライドファスナと、
この第2のスライドファスナを操作して前記第2の開口部を開閉する第2の操作片と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の高所作業用リュックサック。
【請求項6】
前記背負いベルトは、着脱自在に連結される雄部材と雌部材からなるバックルを有するとともに、基端側が前記本体の前記側面にそれぞれ固着されるとともに、先端側に前記雄部材及び前記雌部材がそれぞれ設けられた第1のベルト及び第2のベルトによって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の高所作業用リュックサック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄塔の上に作られた鳥の巣などを撤去する際に用いられる高所作業用リュックサックに係り、特に、高所作業時に義務付けられているフルハーネス型の墜落制止用器具を装着した状態で使用した場合でもランヤードを支障なくD環に接続することができる高所作業用リュックサックに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
高所作業では墜落制止用器具が用いられるが、作業場所の高さが2mを超える場合には、原則としてフルハーネス型の墜落制止用器具の使用が義務付けられている。ここで、フルハーネス型の墜落制止用器具について図5を用いて説明する。図5はフルハーネス型の墜落制止用器具51を装着した使用者50の後ろ姿を示した図である。
図5に示すように、フルハーネス型の墜落制止用器具51は、使用者50の腰部分に位置する胴当てベルト52と、落下時に使用者50の脚部を支持する股掛けベルト53と、両肩にそれぞれ掛け回される肩掛けベルト54と、キーロック本体55を備えており、肩掛けベルト54が使用者50の背面で交差した部分には、ランヤード(図示せず)のフックを引掛けるためのD環56が設置されている。
【0003】
鳥の巣の撤去作業では鳥の巣を収納するための袋が必要であるが、両手を自由に使えることからリュックサックのような背負い袋が用いられることが多い。しかしながら、フルハーネス型の墜落制止用器具51を装着した状態でリュックサックを背負うと、使用者50の背面に設置されたD環56がリュックサックによって覆われてしまい、ランヤードのD環56への接続が困難になってしまうという課題があった。
【0004】
フルハーネス型の墜落制止用器具を装着した状態で使用できるリュックサックに関しては、例えば、特許文献1に「リュックサック及びリュックサックの装着方法」という名称で、キーロック方式のフルハーネス型の墜落制止用器具の機能を阻害しないリュックサックとその装着方法に関する発明が開示されている。
特許文献1の図面に示された符号を用いて説明すると、特許文献1には使用者の胴体部分に装着される装着体10と、ファスナ33hによって開閉自在に開口が設けられた袋体本体2の上部に蓋体35が設置された袋体31を有し、装着体10に連結される収容部材30を備えたリュックサック1が記載されており、図5にはフルハーネス100を装着した使用者の背中の中央部が覆われることがないように、収容部材30が使用者の腰の部分に取り付けられる様子が示されている。
このようなリュックサック及びその装着方法によれば、使用者の背面に設置されたD環がリュックサックによって覆われないため、ランヤードをD環に接続することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-132680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された発明では、収容部材30が使用者の腰の部分に取り付けられる構造であるため、背負い袋と比較すると、物が収容される空間が狭く、また、使用者の動作を制約し、作業の邪魔になるおそれがあるという課題があった。さらに、ファスナ33hを操作して蓋体35を開閉する操作が容易でなく、収容体30の中から物を取り出したり、収容体30の中へ物を入れたりする作業に手間がかかるという課題もあった。
【0007】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、物を収容できるスペースが広いだけでなく、物を入れたり、取り出したりする作業が容易であって、しかも高所作業時に義務付けられているフルハーネス型の墜落制止用器具を装着した状態で使用した場合でもランヤードを支障なくD環に接続することが可能な高所作業用リュックサックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、第1の発明に係る高所作業用リュックサックは、細長い袋状体からなり、U字をなす本体と、この本体の端部からU字の中央部に向かってU字の直線部分と平行をなすように側面の背面側に両端がそれぞれ固着された一対の背負いベルトと、長手方向と平行に本体の側面に設けられた第1の開口部の端縁に設けられた第1のスライドファスナと、この第1のスライドファスナを操作して第1の開口部を開閉する第1の操作片と、を備えていることを特徴とする。
なお、第1の発明において背面側とは使用者が本体を背負った場合に本体が使用者と接触する側をいうものとする。また、第1の発明における「U字をなす本体」には「略U字をなす本体」も含まれ、「U字の直線部分と平行をなす背負いベルト」には「U字の直線部分と略平行をなす背負いベルト」も含まれる。
【0009】
上記構造の第1の発明においては、使用者がフルハーネス型の墜落制止用器具を装着した状態で本体を背負った場合、ランヤードを引掛けるためのD環が本体のU字の直線部分に相当する2つの部分の間に配置されるという作用を有する。また、第1の発明では、背負いベルトが設置されている場所を避けさえすれば、例えば、一方の端部の近くから他方の端部の近くに達するぐらいまで第1の開口部をかなり大きく形成することも可能である。そして、第1の発明において、本体の側面に第1の開口部を大きく形成した場合、本体に対する物の出し入れが容易になるという作用が発揮される。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、本体が柔軟性を有し、U字をなすように長手方向の中央部で折り曲げられていることを特徴とする。
なお、第2の発明において「本体がU字をなすように折り曲げられる」場合には「本体が略U字をなすように折り曲げられる」場合も含まれる。
第2の発明では、第1の発明の作用に加え、使用者が背負っている場合は本体がU字をなしているものの、使用者が背負っていない場合には本体が容易に変形するという作用を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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