特許ウォッチ

公開番号2025113835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008203
出願日2024-01-23
発明の名称後処理装置及びそれを備えた画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B65H 31/20 20060101AFI20250728BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】用紙のサイズに拘わらずスタッキング性能を向上させることができる後処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置に設けられる後処理装置12は第1用紙排紙口13を有し、第1用紙排紙口13には排紙ローラ28bと押さえローラ30b、及び排紙ローラ28cと押さえローラ30cとからなる2組の排紙ローラ対が設けられ、排紙ローラ対の速度を用紙のサイズによって変化させる速度変化手段と、排紙ローラ対と用紙を積載する排紙トレイの高さ方向の立面20を揺動させる揺動手段と、を含む。
【選択図】図5B
特許請求の範囲【請求項１】
用紙を排紙する用紙排紙口を有し、
前記用紙排紙口には排紙ローラ対と前記用紙を積載する排紙トレイとが設けられ、
前記排紙ローラ対の速度を前記用紙のサイズによって変化させる速度変化手段と、
前記排紙ローラ対と、前記排紙トレイの高さ方向に設けられた立面を揺動させる揺動手段と、を含む、画像形成装置に設けられる後処理装置。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記揺動手段の揺動動作は、前記排紙ローラ対の回転駆動と連動する、請求項１に記載の画像形成装置に設けられる後処理装置。
【請求項３】
前記揺動手段は、前記立面を左右方向に揺動するカムとスプリングとを含む、請求項１に記載の画像形成装置に設けられる後処理装置。
【請求項４】
前記揺動手段は、前記排紙ローラ対の複数回転を前記カムの一回転に変換する動力伝達機構をさらに備える、請求項３に記載の画像形成装置に設けられる後処理装置。
【請求項５】
排紙ローラ対の速度を用紙のサイズによって変化させる速度変化手段の制御を行う制御部と、請求項１乃至４のいずれかに記載の後処理装置と、を備えた、画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、後処理装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、排紙トレイに揺動可能な部材を設け、積載されたシート位置を変位させるよう排紙トレイの形状を変えることで用紙の揃え性（スタッキング性）を向上する画像形成装置に設けられる後処理装置が、例えば、特開２００８-１０５７８２号公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８-１０５７８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の用紙の揃え性を向上する画像形成装置に設けられる後処理装置は上記のように構成されていた。一方、温湿度のセンサで高湿度環境であることを検知し、それによって環境補正対応値に応じて排紙ローラの通常の速度より速くする制御にて排出されるシートの排紙トレイ上の着地位置をより遠くにする後処理装置も設けられている。このような後処理装置は、環境に応じて、表１に示すような排紙速度で用紙が排紙される。
【０００５】
TIFF
2025113835000002.tif
42
165
【０００６】
しかし、用紙のサイズや用紙の銘柄によっては排紙トレイ上から搬送方向に用紙が飛び出すという問題があった。
【０００７】
本開示は上記のような問題点を解消するためになされたもので、用紙のサイズに拘わらず用紙のスタッキング性能(積載性)を向上させることができる画像形成装置に設けられる後処理装置、及びそれを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示に係る画像形成装置に設けられる後処理装置は、用紙を排紙する用紙排紙口を有し、用紙排紙口には排紙ローラ対と用紙を積載する排紙トレイとが設けられ、排紙ローラ対の速度を用紙のサイズによって変化させる速度変化手段と、排紙ローラ対と、排紙トレイの高さ方向に設けられた立面を揺動させる揺動手段と、を含む。
【０００９】
好ましくは、揺動手段の揺動動作は、排紙ローラ対の回転駆動と連動する。
【００１０】
さらに好ましくは、揺動手段は、立面を左右方向に揺動するカムとスプリングとを含む。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許