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公開番号
2025114331
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008967
出願日
2024-01-24
発明の名称
振動板、及び、スピーカーユニット
出願人
オンキヨー株式会社
代理人
主分類
H04R
7/12 20060101AFI20250729BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】振動板におけるピークディップの発生を抑制すること。
【解決手段】振動板1は、平面視、直交する2つの軸方向において、一方の軸方向の長さと他方の軸方向の長さが異なり、一方の軸方向である長手方向の両側が曲線で構成される所定形状である。振動板1は、長手方向に沿って延びる第1補強部3と、短手方向において第1補強部3に隣接して設けられた網目状の凹凸である第2補強部4と、を備える。第2補強部4は、昆虫の翅が模されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平面視、直交する2つの軸方向において、一方の軸方向の長さと他方の軸方向の長さが異なり、前記一方の軸方向である長手方向の両側が曲線で構成される所定形状の振動板であって、
前記長手方向に沿って延びる第1補強部と、
前記短手方向において前記第1補強部に隣接して設けられた網目状の凹凸である第2補強部と、を備えることを特徴とする振動板。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記第2補強部は、昆虫の翅が模されていることを特徴とする請求項1に記載の振動板。
【請求項3】
前記第2補強部は、前記昆虫の実際の翅脈の形状を測定したデータ、又は、前記昆虫の翅脈を模したボロノイ図のデータに基づくことを特徴とする請求項2に記載の振動板。
【請求項4】
前記第2補強部は、
複数の多角形状の凸部と、
前記凸部によって、前記凸部の内部に形成される、複数の多角形状の凹部と、を有し、
前記複数の凸部において、隣接する前記凸部の一辺が、双方の多角形を形成する一部であることを特徴とする請求項1に記載の振動板。
【請求項5】
前記第2補強部は、中央から前記長手方向に沿って、放射状に広がっていることを特徴とする請求項1に記載の振動板。
【請求項6】
前記第2補強部は、前記短手方向において、前記第1補強部を挟んで2つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動板。
【請求項7】
2つの前記第2補強部において、網目の形状が異なっていることを特徴とする請求項6に記載の振動板。
【請求項8】
前記第1補強部及び2つの前記第2補強部は、前記長手方向の中心を挟んで、2つ設けられていることを特徴とする請求項6に記載の振動板。
【請求項9】
前記長手方向の中心を挟んだ前記2つの第2補強部は、中心に対して、点対称であることを特徴とする請求項8に記載の振動板。
【請求項10】
前記第1補強部の幅は、前記長手方向の中央から、前記長手方向に沿って、漸次的に細くなっていることを特徴とする請求項1に記載の振動板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動板、及び、振動板を備えるスピーカーユニットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
スピーカーユニットに用いられる振動板の形状としては、一般的な真円形状をはじめ、取付スペースが限られるテレビ・ノートパソコン等に対応可能な異形形状がある。異形形状としては、楕円形状、トラック形状等がある(図28参照)。異形形状の振動板は、長手方向と短手方向とのアスペクト比が大きく、振動板全体の剛性を均一にするため、長手方向に補強リブが設けられることで、特性の改善が図られている(図29参照)。なお、上記の振動板の形状は、いずれも平面視での形状である。しかしながら、直線状の補強リブでは、リブ周辺部の剛性アップは困難であり、仮にリブの幅を広げると、短手方向との重量バランスが崩れ、特性上、大きなピークディップが生じる。
【0003】
上記の問題を解決するため、特許文献1には、幅が広い凸状のリブが設けられた振動板が記載されている(図30参照)。しかしながら、アスペクト比が大きな細長形状の振動板では、短手方向との重量バランスが崩れてしまい、ローリングギャップを引き起こしやすく、さらに、特性上、ピークディップが生じる。また、特許文献1には、高域特性における分割共振を分散させる目的で、凸状のリブの上に、トンボの翅脈のパターンが設けられた振動板が記載されている(図31参照)。しかしながら、更に長手方向の重量が増加し、翅脈のパターンにより、凸状リブの効果が薄れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-125869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、従来技術では、ピークディップが生じるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、振動板におけるピークディップの発生を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明の振動板は、平面視、直交する2つの軸方向において、一方の軸方向の長さと他方の軸方向の長さが異なり、前記一方の軸方向である長手方向の両側が曲線で構成される所定形状の振動板であって、前記長手方向に沿って延びる第1補強部と、前記短手方向において前記第1補強部に隣接して設けられた網目状の凹凸である第2補強部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明では、長手方向に沿って延びる第1補強部と、第1補強部に隣接して網目状の凹凸である第2補強部と、が設けられている。これにより、(1)振動板に設けられるエッジのばたつきが抑制される。また、(2)第1補強部により、全体の剛性がアップし、第2補強部により、共振ピークが効率的に分散される。本発明によれば、(1)又は(2)により、振動板におけるピークディップが抑制される。
【0009】
第2の発明の振動板は、第1の発明の振動板において、前記第2補強部は、昆虫の翅が模されていることを特徴とする。
【0010】
第3の発明の振動板は、第2の発明の振動板において、前記第2補強部は、前記昆虫の実際の翅脈の形状を測定したデータ、又は、前記昆虫の翅脈を模したボロノイ図のデータに基づくことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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