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公開番号
2025117725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012606
出願日
2024-01-31
発明の名称
衛生陶器
出願人
TOTO株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E03D
11/02 20060101AFI20250805BHJP(上水;下水)
要約
【課題】生産性を向上させることができる衛生陶器を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る衛生陶器は、内側壁および外側壁で囲まれた空間部を有する衛生陶器であって、空間部は、空間部の内部に存在する水を前記空間部の外部へ誘導する誘導部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内側壁および外側壁で囲まれた空間部を有する衛生陶器であって、
前記空間部は、前記空間部の内部に存在する水を前記空間部の外部へ誘導する誘導部を有する
ことを特徴とする衛生陶器。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記誘導部は、前記空間部に存在する水の所定の排出方向へ向けて傾斜している傾斜面を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の衛生陶器。
【請求項3】
前記空間部は、前記排出方向の下流側に前記空間部の幅方向に広がった拡大部を有し、
前記誘導部は、前記拡大部に配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の衛生陶器。
【請求項4】
前記空間部は、周囲よりも凹んだ水溜部を有する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の衛生陶器。
【請求項5】
前記水溜部は、前記誘導部の近傍に配置される
ことを特徴とする請求項4に記載の衛生陶器。
【請求項6】
前記衛生陶器は、汚物を受けるボウル面と、前記ボウル面の上縁部に接続され、前記ボウル面へ供給される洗浄水を旋回させるリム導水路を形成するリム部とを有する水洗大便器であり、
前記空間部は、前記水洗大便器において、左右いずれか一方から前記リム部の前端部を跨いで左右いずれか他方へ延びているとともに、左右いずれか他方の側部に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の衛生陶器。
【請求項7】
前記リム部は、前記ボウル面へ供給される洗浄水を吐出する吐水口を有し、
前記吐水口は、前記リム部の左右いずれか一方の側部に配置される第1吐水口と、前記リム部の左右いずれか他方の側部に配置されるとともに前記第1吐水口よりも後方に配置される第2吐水口とを有する
ことを特徴とする請求項6に記載の衛生陶器。
【請求項8】
前記空間部は、前記空間部に存在する水の所定の排出方向における両端部のうち、前記第2吐水口側の端部が前記第1吐水口側の端部よりも前記空間部の幅方向に広い
ことを特徴とする請求項7に記載の衛生陶器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、衛生陶器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
衛生陶器として、たとえば、汚物を受けるボウル面と、ボウル面の上縁部に接続され、ボウル面へ供給される洗浄水を旋回させるリム導水路を形成するリム部とを有する水洗大便器がある。このような水洗大便器は、製造時にボウル面の上縁部とリム部とを接着(リム胴接着)させる場合がある(たとえば、特許文献1参照)。この場合、リム部の前側を含む周縁形状に沿って内側壁および外側壁で囲まれた空間部を有する(たとえば、特許文献2および3参照)。
【0003】
従来、内側壁および外側壁で囲まれた空間部を有する水洗大便器などの衛生陶器では、製造時に陶器を型から取り出す脱型時に、たとえば、成形時に泥漿から染み出たり石膏型や樹脂型などの型から染み出たりして空間部に残留しているような空間部の内部に存在する水を、型から取り出した陶器を傾けて空間部の外部へ排出する、すなわち、空間部から水を抜く、水抜き作業を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-113519号公報
特開2023-136453号公報
特開2022-064619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の衛生陶器では、水抜き作業において、陶器を傾けて適切な方向へ空間部から排出されるように水の流れを安定させることが困難な場合がある。このような場合、水洗大便器のボウル面のような成形面へ空間部の水が流れて成形面に水が流れた跡が残るなどして生産性が低下することがあった。
【0006】
実施形態の一態様は、生産性を向上させることができる衛生陶器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る衛生陶器は、内側壁および外側壁で囲まれた空間部を有する衛生陶器であって、空間部は、空間部の内部に存在する水を空間部の外部へ誘導する誘導部を有する。
【0008】
かかる構成によれば、衛生陶器の製造時に陶器を型から取り出す脱型時において空間部の内部に存在する水を空間部の外部へ排出する場合には、陶器を傾けることで、誘導部を介して、空間部の内部の水が空間部の外部へ誘導される。このため、空間部から水を抜くための水抜き作業を、陶器を傾けるだけの簡単な操作で行うことができる。また、空間部の水が誘導部によって誘導されることで、たとえば、ボウル面のような成形面へ空間部の水が流れて成形面に水が流れた跡が残るのを抑えることができる。このように、かかる構成によれば、水抜き作業を容易に行うことができるとともに、特定の方向へ空間部の水を誘導することが可能なため、陶器の他の部分へ水の影響が及ぶのを抑えることができる。これにより、生産性を向上させることができる。
【0009】
また、上記の衛生陶器において、誘導部は、空間部に存在する水の所定の排出方向へ向けて傾斜している傾斜面を有する。
【0010】
かかる構成によれば、空間部の水は、陶器を傾けた場合には傾斜面に従って誘導されるため、陶器の他の部分へ流れにくい。これにより、陶器の他の部分へ水の影響が及ぶのを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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