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公開番号
2025115608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010159
出願日
2024-01-26
発明の名称
樹脂床材
出願人
東リ株式会社
代理人
弁理士法人まこと国際特許事務所
主分類
E04F
15/16 20060101AFI20250731BHJP(建築物)
要約
【課題】 歩行感が良好で、防滑性に優れた樹脂床材を提供する。
【解決手段】 樹脂床材1は、表層2を有し、前記表層2の表面に、平面視多角形状を成し且つ頂面5bの面積が10mm
2
を超え100mm
2
以下である凸部5が複数形成され、前記凸部5と凸部5の間に、平面視直線状に延びる溝部6が形成され、2つの溝部6が交点で交わり、その交点を角の頂点とする2つの溝部6が平面視で鋭角又は鈍角を成す屈曲溝66を複数有し、前記複数の屈曲溝66が面方向に連続している。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
表層を有する樹脂床材であって、
前記表層の表面に、平面視多角形状を成し且つ頂面の面積が10mm
2
を超え100mm
2
以下である凸部が複数形成され、
前記凸部と凸部の間に、平面視直線状に延びる溝部が形成され、
2つの溝部が交点で交わり、その交点を角の頂点とする2つの溝部が平面視で鋭角又は鈍角を成す屈曲溝を複数有し、
前記複数の屈曲溝が面方向に連続している、樹脂床材。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記凸部が、平面視三角形状の凸部、平面視四角形状の凸部及び平面視五角形状の凸部を含む、請求項1に記載の樹脂床材。
【請求項3】
前記溝部の幅が、0.7mm~2.5mmである、請求項1に記載の樹脂床材。
【請求項4】
前記凸部が、立ち上がり面と、前記立ち上がり面に連続した前記頂面と、を有し、
前記立ち上がり面が、前記頂面に対して85度~160度に形成されている、請求項1に記載の樹脂床材。
【請求項5】
前記複数の凸部のうち、第1の凸部の頂面に凹凸模様が形成され、第2の凸部の頂面に前記第1の凸部の凹凸模様とは異なる凹凸模様が形成されている、請求項1に記載の樹脂床材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、良好な歩行感を有し、防滑性に優れた樹脂床材に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
屋外又は半屋外の床面に、樹脂製の床材が敷設されている。屋外は、屋根及び日よけ又は雨よけが無く、雨水などの水が掛かる場所である。屋外のうち樹脂床材が敷設される場所を例示すると、ホテル、オフィスビル、商業施設、マンション、病院などの屋上、屋外通路、犬走り部、遊戯場;プールサイド;船舶の甲板;などが挙げられる。半屋外は、屋根又は日よけなどがあるが、水が掛かり得る場所である。半屋外のうち樹脂床材が敷設される場所を例示すると、ホテル、オフィスビル、商業施設、マンション、病院などのエントランス前、開放廊下、連絡通路、中庭、ベランダなどが挙げられる。
屋外又は半屋外に敷設される樹脂床材は、雨水などの水濡れによって足裏が滑らないように工夫する必要がある。また、屋内のプールサイドの樹脂床材についても水濡れによって足裏が滑らないようにする必要がある。
特許文献1には、300~2100nmの波長領域における日射反射率が40~80%である表層を有し、表層が縮合アゾ系、酸化鉄系、複合酸化物系の中から選ばれるいずれか一種以上の着色顔料を含有し、表層の表面に凸部を複数形成し、凸部の上部面積が3.0~10.0mm
2
であり、1つの凸部と隣接する他の凸部との間隔が1.0~3.0mmであり、表層の表面上の凸部の高さが0.7~1.5mmであるプールサイド用熱可塑性樹脂製遮熱樹脂床材が開示されている。特許文献1には、前記プールサイド用熱可塑性樹脂製遮熱樹脂床材によれば、足裏が接触する面積が少なくなり、素足で静止又は歩行しても熱さを感じ難く、さらに、優れた防滑性、排水性、清掃性、エンボス加工性を有すると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5614871号公報
【発明の概要】
【0004】
しかしながら、上記遮熱樹脂床材は、凸部の上部面積が比較的小さいため、素足で歩行などした際に、歩行感が悪いという問題点がある。さらに、プールサイドなどのように水に濡れる頻度が高い場所にあっては、足裏と樹脂床材の間に水が介在して滑り易い傾向にあるので、特に防滑性に優れた樹脂床材が求められる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、歩行感が良好で、防滑性に優れた樹脂床材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の形態の樹脂床材は、表層を有し、前記表層の表面に、平面視多角形状を成し且つ頂面の面積が10mm
2
を超え100mm
2
以下である凸部が複数形成され、前記凸部と凸部の間に、平面視直線状に延びる溝部が形成され、2つの溝部が交点で交わり、その交点を角の頂点とする2つの溝部が平面視で鋭角又は鈍角を成す屈曲溝を複数有し、前記複数の屈曲溝が面方向に連続している。
【0007】
第2の形態の樹脂床材は、前記第1の形態の樹脂床材において、前記凸部が、平面視三角形状の凸部、平面視四角形状の凸部及び平面視五角形状の凸部を含む。
第3の形態の樹脂床材は、前記第1又は第2の形態の樹脂床材において、前記溝部の幅が、0.7mm~2.5mmである。
第4の形態の樹脂床材は、前記第1乃至第3のいずれかの形態の樹脂床材において、前記凸部が、立ち上がり面と、前記立ち上がり面に連続した前記頂面と、を有し、前記立ち上がり面が、前記頂面に対して85度~160度に形成されている。
第5の形態の樹脂床材は、前記第1乃至第4のいずれかの形態の樹脂床材において、前記複数の凸部のうち、第1の凸部の頂面に凹凸模様が形成され、第2の凸部の頂面に前記第1の凸部の凹凸模様とは異なる凹凸模様が形成されている。
【発明の効果】
【0008】
樹脂床材は、頂面の面積が10mm
2
を超え100mm
2
以下である凸部が形成されているので、素足で歩行する歩行者に良好な歩行感を与えることができる。さらに、樹脂床材は、水の拡散性に優れているので、水濡れしても乾燥し易く、防滑性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の一例の樹脂床材の一部省略平面図。
図1のII-II線で切断した概略断面図。
同実施形態の変形例の樹脂床材の概略断面図。
さらなる変形例の樹脂床材の概略断面図。
さらなる変形例の樹脂床材の概略断面図。
樹脂床材のシート体の表面を拡大した平面図(図1のVI部の拡大平面図)。
図6のVII-VII線で切断した端面図。
図6のVIII-VIII線で切断した箇所の拡大端面図。
塩化ビニル系樹脂粒子を用いて形成された表層の拡大断面図。
塩化ビニル系樹脂粒子の正面図。
第1実施形態の樹脂床材の製造装置の概略図。
第2実施形態の樹脂床材の表面を拡大した平面図。
図12のXIII-XIII線で切断した箇所の拡大端面図。
図12のXIV-XIV線で切断した箇所の拡大端面図。
第3実施形態の樹脂床材の表面を拡大した平面図。
図15のXVI-XVI線で切断した箇所の拡大端面図。
樹脂薄片の斜視図。
実施例1の樹脂床材の表面を撮像した写真図。
比較例1の樹脂床材の表面を撮像した写真図。
比較例1の樹脂床材の表面を撮像した写真図。
水拡散性の試験方法の説明図であって、(a)は、その側面図、(b)は、その平面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について、適宜図面を参照しつつ説明する。
本明細書において、平面視は、樹脂床材の表面に対して直交する方向から見ることをいい、平面視形状は、その方向から見たときの形状をいう。また、断面視形状は、樹脂床材を厚み方向で切断したときの形状をいう。
本明細書において、「下限値X~上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値~任意の上限値」を設定できるものとする。
各図に表された層などの厚み、粒子の大きさなどの寸法並びに各種の形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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