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公開番号2025116652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011185
出願日2024-01-29
発明の名称超音波洗浄装置
出願人青島海爾洗衣机有限公司,QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.,アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類B08B 3/12 20060101AFI20250801BHJP(清掃)
要約【課題】貯水部から溢れ出た水によって載置場所が濡れてしまうことを防止でき得る超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】超音波洗浄装置1は、超音波発生体110の下方に貯水槽410を有する貯水部400と、貯水槽410から排出された水が溜められる排水容器800と、貯水部400の左右両側と前側とを取り囲み、貯水槽410から溢れた水を受ける溢水受け部600とを備える。溢水受け部600は、貯水部400の左側および右側において前後方向に延びる左溝部620および右溝部630と、貯水部400の前側において左右方向に延びる前溝部640とを有する。左溝部620および右溝部630の底面621,631は、前溝部630側に向かって下るように傾斜する。前溝部640の底面641には、排水孔650が設けられる。排水容器800は、排水孔650の下方に存在して排水孔650から排出された水が通る開口部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
載置場所に置かれて使用される超音波洗浄装置において、
超音波を発生させる超音波発生体を有する超音波洗浄部と、
前記超音波洗浄部を、当該超音波洗浄部の後方において保持する基体部と、
前記基体部の前方に配置され、被洗浄物が浸されるための水が溜められる貯水槽を前記超音波発生体の下方に有する貯水部と、
前記基体部内に収容され、前記貯水槽に供給される水が溜められる給水タンクと、
前記基体部に対して離脱可能に配置され、前記貯水槽から排出された水が溜められる排水容器と、
前記貯水部の左右両側と前側とを取り囲み、前記貯水槽から溢れた水を受ける溢水受け部と、を備え、
前記溢水受け部は、
前記貯水部の左側および右側において前後方向に延びる左溝部および右溝部と、
前記貯水部の前側において左右方向に延び、前記左溝部の前端と前記右溝部の前端とに繋がる前溝部と、を有し、
前記左溝部および前記右溝部の底面は、前記前溝部側に向かって下るように傾斜し、
前記前溝部の底面には、排水孔が設けられ、
前記排水容器は、前記排水孔の下方に存在して前記排水孔から排出された水が通る開口部を有する、
ことを特徴とする超音波洗浄装置。
続きを表示（約 500 文字）【請求項２】
請求項１に記載の超音波洗浄装置において、
前記前溝部の底面には、複数の前記排水孔が左右方向に並ぶように設けられている、
ことを特徴とする超音波洗浄装置。
【請求項３】
請求項１または２に記載の超音波洗浄装置において、
前記貯水部は、前記貯水槽と前記前溝部との間に、前記貯水槽からの排水が流れる排水口と当該排水口を開閉するための弁体とを有し、
前記開口部は、前記排水孔および前記排水口の下方に存在するように前記排水容器の上面に設けられる、
ことを特徴とする超音波洗浄装置。
【請求項４】
請求項３に記載の超音波洗浄装置において、
前記排水孔は、前記前溝部の底面の裏側から下方に突出する筒状の突起部を含み、
前記突起部の下端は、後方が低くなるように傾斜している、
ことを特徴とする超音波洗浄装置。
【請求項５】
請求項１に記載の超音波洗浄装置において、
前記溢水受け部の上面は、前記貯水部の上面よりも低くなっている、
ことを特徴とする超音波洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、超音波洗浄装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
テーブル等の載置場所に置かれて使用される超音波洗浄装置であって、超音波を発生させる超音波発生体を含む超音波洗浄部と、超音波洗浄部の後方において当該超音波洗浄部を保持する本体部と、超音波発生体の下方に位置して水が溜められる貯水槽を有する貯水部と、本体部内に収容され、貯水凹部に供給される水が溜められる給水タンクと、を備える超音波洗浄装置が、特許文献１に記載されている。
【０００３】
この超音波洗浄装置では、被洗浄物の汚れ付着部分が、超音波発生体と貯水槽の間にセットされる。被洗浄物が貯水槽内の水に浸され、被洗浄物の汚れ付着部分に水が浸み込む。超音波発生体の作動により発生した超音波が、汚れ付着部分に浸み込んだ水に伝播し、当該超音波の作用によって被洗浄物から汚れが除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１９－１９５７４９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記の超音波洗浄装置では、洗浄運転中、ユーザが、順次、汚れ付着部分を超音波発生体の位置に持って行くため、被洗浄物を水平方向に移動させるが、この際に、貯水槽内の水が、移動する被洗浄物により掻き出され、貯水部の外側に溢れ出てしまう虞がある。これにより、テーブルなど、超音波洗浄装置の載置場所が、溢れ出た水によって濡れてしまう虞がある。
【０００６】
そこで、本発明は、貯水部から溢れ出た水によって載置場所が濡れてしまうことを防止でき得る超音波洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の主たる態様は、載置場所に置かれて使用される超音波洗浄装置に関する。本態様に係る超音波洗浄装置は、超音波を発生させる超音波発生体を有する超音波洗浄部と、前記超音波洗浄部を、当該超音波洗浄部の後方において保持する基体部と、前記基体部の前方に配置され、被洗浄物が浸されるための水が溜められる貯水槽を前記超音波発生体の下方に有する貯水部と、前記基体部内に収容され、前記貯水槽に供給される水が溜められる給水タンクと、前記基体部に対して離脱可能に配置され、前記貯水槽から排出された水が溜められる排水容器と、前記貯水部の左右両側と前側とを取り囲み、前記貯水槽から溢れた水を受ける溢水受け部と、を備える。ここで、前記溢水受け部は、前記貯水部の左側および右側において前後方向に延びる左溝部および右溝部と、前記貯水部の前側において左右方向に延び、前記左溝部の前端と前記右溝部の前端とに繋がる前溝部と、を有する。前記左溝部および前記右溝部の底面は、前記前溝部側に向かって下るように傾斜する。前記前溝部の底面には、排水孔が設けられる。前記排水容器は、前記排水孔の下方に存在して前記排水孔から排出された水が通る開口部を有する。
【０００８】
本態様に係る超音波洗浄装置によれば、洗浄運転時に、貯水槽において被洗浄物が動かされることにより、貯水槽内の水が貯水部から溢れ出しても、その水を溢水受け部の左溝部、右溝部および前溝部で受けることができる。これにより、超音波洗浄装置の載置場所が、貯水部から溢れ出た水によって濡れてしまうことを防止できる。また、左溝部および右溝部の底面が前溝部側に向かって下り傾斜しており、前溝部の底面に排水孔が設けられているので、左溝部および右溝部が受けた水を前溝部に集めて排水孔から排出できる。さらに、貯水槽から排出された水が溜められる排水容器が、排水孔の下方に存在して排水孔から排出された水が通る開口部を有しているので、排水孔から排出された水を排水容器内に溜めて貯水槽から排出された水とともに廃棄することができる。
【０００９】
本態様に係る超音波洗浄装置において、前記前溝部の底面には、複数の前記排水孔が左右方向に並ぶように設けられ得る。
【００１０】
上記の構成によれば、左溝部および右溝部から前溝部に流れてきた水を良好に排出することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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