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公開番号
2025117796
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012707
出願日
2024-01-31
発明の名称
水切り部材、コーナー用水切り部材及びコーナー用水切り部材の製造方法
出願人
ケイミュー株式会社
,
株式会社太田製作所
代理人
弁理士法人北斗特許事務所
主分類
E04F
13/08 20060101AFI20250805BHJP(建築物)
要約
【課題】本発明の目的は、物品等が接触しても傷つきにくい水切り部材を提供する。
【解決手段】本発明は、建物に設けられる水切り部材1である。水切り部材1は、固定片2と、下り傾斜片3と、前垂れ片4と、折返し片5と、を備える。固定片2は、前記建物の下地Bに固定される。下り傾斜片3は、固定片2の下端縁20から下地Bの外方に延びる。前垂れ片4は、下り傾斜片3の外方側先端縁30から下方に延びる。折返し片5は、前垂れ片4の下端縁から内方に延びる。前垂れ片4の下り傾斜片3との境界部分が、断面円弧状に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物に設けられる水切り部材であって、
前記建物の下地に固定される固定片と、
前記固定片の下端縁から前記下地の外方に延びる下り傾斜片と、
前記下り傾斜片の外方側先端縁から下方に延びる前垂れ片と、
前記前垂れ片の下端縁から内方に延びる折返し片と、を備え、
前記前垂れ片の前記下り傾斜片との境界部分が、断面円弧状に形成されている、
水切り部材。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記前垂れ片の前記折返し片との境界部分が、断面円弧状に形成されている、
請求項1に記載の水切り部材。
【請求項3】
建物のコーナー部に設けられるコーナー用水切り部材であって、
前記建物の下地のコーナー部に固定される一対の固定片と、
前記一対の固定片の各下端縁から前記下地の外方に延びる一対の下り傾斜片と、
前記一対の下り傾斜片の各外方側先端縁から下方に延びる一対の前垂れ片と、
前記一対の前垂れ片の各下端縁から内方に延びる一対の折返し片と、を備え、
前記一対の前垂れ片の前記一対の下り傾斜片との境界部分が、断面円弧状に形成されている、
コーナー用水切り部材。
【請求項4】
前記一対の前垂れ片の前記一対の折返し片との境界部分が、断面円弧状に形成されている、
請求項3に記載のコーナー用水切り部材。
【請求項5】
前記コーナー部の頂部に対応する位置において、前記一対の前垂れ片の境界部分が断面円弧状に形成されている、
請求項3又は4に記載のコーナー用水切り部材。
【請求項6】
建物のコーナー部に設けられるコーナー用水切り部材の製造方法であって、
矩形状の金属板の一部を切除して加工部材を形成する切断工程と、
前記建物の下地のコーナー部に対応するように、前記加工部材を立体形状に成形する折曲げ工程と、を含み、
前記加工部材は、正面視における左右方向の仮想中心線の右側に位置する右片部と、前記仮想中心線の左側に位置する左片部と、前記右片部と前記左片部との間に位置する屈曲加工部と、を備え、
前記右片部は、右固定片部、右下り傾斜片部、右前垂れ片部及び右折返し片部を上から順に並んで有し、
前記左片部は、左固定片部、左下り傾斜片部、左前垂れ片部及び左折返し片部を上から順に並んで有し、
前記右片部又は前記左片部は、固定片重ね部を有し、前記固定片重ね部は、前記右固定片部の前記仮想中心線側に延設されるか、又は前記左固定片部の前記仮想中心線側に延設され、
前記右片部又は前記左片部は、下り傾斜片重ね部を有し、前記下り傾斜片重ね部は、前記右下り傾斜片部の前記仮想中心線側に延設されるか、又は前記左下り傾斜片部の前記仮想中心線側に延設され、
前記右片部又は前記左片部は、折返し片重ね部を有し、前記折返し片重ね部は、前記右折返し片部の前記仮想中心線側に延設されるか、又は前記左折返し片部の前記仮想中心線側に延設され、
前記屈曲加工部は、上端部及び下端部に鋸刃状に形成される複数の鋸刃片を有し、
前記切断工程は、前記右片部、前記左片部及び前記屈曲加工部を残すように、前記金属板の左右方向の略中央部を切除する工程を含み、
前記折曲げ工程は、
前記右固定片部と前記右下り傾斜片部との境界部分、及び前記左固定片部と前記左下り傾斜片部との境界部分を谷折りする固定片折曲げ工程と、
前記右下り傾斜片部と前記右前垂れ片部との境界部分、及び前記左下り傾斜片部と前記左前垂れ片部との境界部分を断面円弧状に山折りする前垂れ片上部折曲げ工程と、
前記右前垂れ片と前記右折返し片との境界部分、及び前記左前垂れ片部と前記左折返し片部との境界部分を断面円弧状に山折りする前垂れ片下部折曲げ工程と、
前記右前垂れ片部と前記左前垂れ片部との境界部分である前記屈曲加工部を断面円弧状に山折りする屈曲部折曲げ工程と、
を含み、
前記右固定片部又は前記左固定片部の一方に延設された前記固定片重ね部を他方に当接させ、
前記右下り傾斜片部又は前記左下り傾斜片部の一方に延設された前記下り傾斜片重ね部を他方に当接させ、
前記右折返し片部又は前記左折返し片部の一方に延設された前記折返し片重ね部を他方に当接させ、
前記複数の鋸刃片の左右方向で対向する側面同士を当接させて成形する、
コーナー用水切り部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水切り部材、コーナー用水切り部材及びコーナー用水切り部材の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、建物の役物である水切り部材、コーナー用水切り部材及びコーナー用水切り部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、出隅用土台水切が記載されている。この出隅用土台水切は、建築物の出隅に設けられ、基台部と立ち上がり面とを含む出隅用土台水切であって、前記出隅用土台水切は、平面状の金属板を所定の形状に切り出して折り曲げて立体形状に形成され、前記基台部は、前記出隅を曲面状に覆う曲面部と曲面で形成されない平面状の側面部とを含むことを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7052177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の出隅用土台水切のような水切り部材では、建物に施工した状態で物品等が接触しても傷つけないことが望まれていた。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、接触しても物品等を傷つけにくい水切り部材、コーナー用水切り部材及びコーナー用水切り部材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、建物に設けられる水切りであって、前記建物の下地に固定される固定片と、前記固定片の下端縁から前記下地の外方に延びる下り傾斜片と、前記下り傾斜片の外方側先端縁から下方に延びる前垂れ片と、前記前垂れ片の下端縁から内方に延びる折返し片と、を備え、前記前垂れ片の前記下り傾斜片との境界部分が、断面円弧状に形成されている。
【0007】
また本発明は、建物のコーナー部に設けられるコーナー用水切りであって、前記建物の下地のコーナー部に固定される一対の固定片と、前記一対の固定片の各下端縁から前記下地の外方に延びる一対の下り傾斜片と、前記一対の下り傾斜片の各外方側先端縁から下方に延びる一対の前垂れ片と、前記一対の前垂れ片の各下端縁から内方に延びる一対の折返し片と、を備え、前記一対の前垂れ片の前記一対の下り傾斜片との境界部分が、断面円弧状に形成されている。
【0008】
また本発明は、建物のコーナー部に設けられるコーナー用水切り部材の製造方法であって、矩形状の金属板の一部を切除して加工部材を形成する切断工程と、前記建物の下地のコーナー部に対応するように、前記加工部材を立体形状に成形する折曲げ工程と、を含む。前記加工部材は、正面視における左右方向の仮想中心線の右側に位置する右片部と、前記仮想中心線の左側に位置する左片部と、前記右片部と前記左片部との間に位置する屈曲加工部と、を備える。記右片部は、右固定片部、右下り傾斜片部、右前垂れ片部及び右折返し片部を上から順に並んで有する。前記左片部は、左固定片部、左下り傾斜片部、左前垂れ片部及び左折返し片部を上から順に並んで有する。前記右片部又は前記左片部は、固定片重ね部を有する。前記固定片重ね部は、前記右固定片部の前記仮想中心線側に延設されるか、又は前記左固定片部の前記仮想中心線側に延設される。前記右片部又は前記左片部は、下り傾斜片重ね部を有する。前記下り傾斜片重ね部は、前記右下り傾斜片部の前記仮想中心線側に延設されるか、又は前記左下り傾斜片部の前記仮想中心線側に延設される。前記右片部又は前記左片部は、折返し片重ね部を有する。前記折返し片重ね部は、前記右折返し片部の前記仮想中心線側に延設されるか、又は前記左折返し片部の前記仮想中心線側に延設される。前記屈曲加工部は、上端部及び下端部に鋸刃状に形成される複数の鋸刃片を有する。前記切断工程は、前記右片部、前記左片部及び前記屈曲加工部を残すように、前記金属板の左右方向の略中央部を切除する工程を含む。前記折曲げ工程は、前記右固定片部と前記右下り傾斜片部との境界部分、及び前記左固定片部と前記左下り傾斜片部との境界部分を谷折りする固定片折曲げ工程と、前記右下り傾斜片部と前記右前垂れ片部との境界部分、及び前記左下り傾斜片部と前記左前垂れ片部との境界部分を断面円弧状に山折りする前垂れ片上部折曲げ工程と、前記右前垂れ片と前記右折返し片との境界部分、及び前記左前垂れ片と前記左折返し片との境界を断面円弧状に山折りする前垂れ片下部折曲げ工程と、前記右前垂れ片と前記左前垂れ片との境界部分である前記屈曲加工部を断面円弧状に山折りする屈曲部折曲げ工程と、を含む。前記右固定片部又は前記左固定片部の一方に延設された前記固定片重ね部を他方に当接させる。前記右下り傾斜片部又は前記左下り傾斜片部の一方に延設された前記下り傾斜片重ね部を他方に当接させる。前記右折返し片部又は前記左折返し片部の一方に延設された前記折返し片重ね部を他方に当接させる。前記複数の鋸刃片の左右方向で対向する側面同士を当接させて成形する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の水切り部材及びコーナー用水切り部材は、断面円弧状に形成された部分に物品等が接触しても傷つけにくい、という利点がある。
【0010】
本発明のコーナー用水切り部材の製造方法は、断面円弧状に形成された部分に物品等が接触しても傷つけにくいコーナー用水切り部材を容易に製造することができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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