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公開番号2025117837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012781
出願日2024-01-31
発明の名称エネルギー回収位置可変システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B63B 35/44 20060101AFI20250805BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】複数の発電浮体からの効率的なエネルギー回収を可能にするエネルギー回収位置可変システムを提供する。
【解決手段】エネルギー回収位置可変システム(1)は、水面を航行可能に構成され、再生可能エネルギーを利用した発電を行う発電浮体(100)と、発電浮体群(PG)から発電エネルギーを回収する回収所(300)を設ける回収所設定システム(200)とが、相互にデータ通信可能に設けられている。前記発電浮体は、前記発電エネルギーを貯蔵する発電貯蔵部と、自基を航行させる航行部とを有し、前記回収所設定システムは、前記回収所を設ける回収位置(300P)を、風況および海況の少なくとも一方に基づいて決定する位置決定部と、前記回収位置を前記各発電浮体へ通知する位置通知部と、前記回収位置に前記回収所を設ける設定部とを有し、前記発電浮体の前記航行部は、自基を前記回収位置まで航行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水面を航行可能に構成され、再生可能エネルギーを利用した発電を行う発電浮体と、前記発電浮体で構成される発電浮体群の少なくとも一部から発電エネルギーを回収する回収所を設ける回収所設定システムとが、相互にデータ通信可能に設けられ、
前記発電浮体は、
前記発電エネルギーを所定の貯蔵態様で貯蔵する発電貯蔵部と、
自基を所定の行先まで航行させる航行部とを有し、
前記回収所設定システムは、
前記回収所を設ける回収位置を、前記発電浮体群を含む所定領域における風況および海況の少なくとも一方に基づいて決定する位置決定部と、
決定された前記回収位置を示す位置情報を、前記発電浮体群の少なくとも一部へ通知する位置通知部と、
前記決定された回収位置に前記回収所を設ける設定部とを有し、
前記発電浮体の前記航行部は、前記位置情報を取得すると、自基を前記決定された回収位置まで航行させる、
エネルギー回収位置可変システム。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記回収所設定システムは、前記発電浮体群のうちいずれか1つの発電浮体に設けられている、請求項1に記載のエネルギー回収位置可変システム。
【請求項3】
前記回収所設定システムの前記位置決定部は、前記風況および前記海況の少なくとも一方と、前記各発電浮体の前記発電貯蔵部における前記発電エネルギーの貯蔵率とに基づいて、前記回収位置を決定する、請求項1または2に記載のエネルギー回収位置可変システム。
【請求項4】
前記回収所は移動可能に構成され、
前記設定部は、前記回収所を前記回収位置に誘導する、
請求項1~3のいずれか一項に記載のエネルギー回収位置可変システム。
【請求項5】
前記発電浮体はセールとテザーに接続されたカイトとを有し、
前記発電浮体の前記航行部は、前記セールに受けた風力エネルギーに基づいて自基を航行させ、
前記発電浮体は、前記カイトに受けた風力エネルギーを利用した発電を行い、
前記位置決定部は、前記領域において風力が相対的に大きい位置を前記回収位置に決定する、請求項1~4のいずれか一項に記載のエネルギー回収位置可変システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水面に浮かぶ発電浮体で得られた発電エネルギーを移送するエネルギー移送システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
海のような広大な領域を航行する船に燃料(即ち、エネルギー)を補給する場合、陸のエネルギー基地と接続されたエネルギー移送管は利用できない。このような場合のエネルギー移送方法として、エネルギー供給船とエネルギー受給船とを2船間係留し、各船のマニフォールド管をホースでつないでエネルギーを移送する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020―037360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記方法においては、複数のエネルギー受給船がある場合、エネルギー供給船は、各エネルギー受給船を1つ1つ回らなければならないため、不効率である。また、エネルギーの回収側とエネルギーが回収される側との待ち合わせ場所を、効率性を考慮して設定するとの言及がない等、各種の技術的な問題点がある。
【0005】
本発明は、複数の発電浮体からの効率的なエネルギー回収を可能にするエネルギー回収位置可変システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエネルギー回収位置可変システムの一態様は、水面を航行可能に構成され、再生可能エネルギーを利用した発電を行う発電浮体と、前記発電浮体で構成される発電浮体群の少なくとも一部から発電エネルギーを回収する回収所を設ける回収所設定システムとが、相互にデータ通信可能に設けられ、前記発電浮体は、前記発電エネルギーを所定の貯蔵態様で貯蔵する発電貯蔵部と、自基を所定の行先まで航行させる航行部とを有し、前記回収所設定システムは、前記回収所を設ける回収位置を、前記発電浮体群を含む所定領域における風況および海況の少なくとも一方に基づいて決定する位置決定部と、決定された前記回収位置を示す位置情報を、前記発電浮体群の少なくとも一部へ通知する位置通知部と、前記決定された回収位置に前記回収所を設ける設定部とを有し、前記発電浮体の前記航行部は、前記位置情報を取得すると、自基を前記決定された回収位置まで航行させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るエネルギー回収位置可変システムの一態様によれば、複数の発電浮体から発電エネルギーを回収する際に回収位置が回収時の風況及び海況の少なくとも一方に基づいて決定されるので、効率的なエネルギー回収を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
エネルギー回収位置可変システムの一例を示す概略構成図。
発電浮体の一例を示す概略構成図。
第1実施形態における発電浮体の航路の一例を示す図。
第1実施形態における発電浮体の航路の他の例を示す図。
回収所の一例を示す概略構成図。
回収所設定システムの一例を示す概略構成図。
エネルギー回収位置可変システムにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図。
回収位置決定処理の一例を示すフローチャート。
図3Bに示される航路に回収位置が決定された一例を示す図。
第2実施形態における発電浮体の航路の一例を示す図。
第2実施形態における回収位置決定処理の一例を示すフローチャート。
第3実施形態における発電浮体の航路の一例を示す図。
図11に示される直線航路の詳細を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.第1実施形態
本発明に係るエネルギー回収位置可変システムの第1実施形態について図1-図8を用いて説明する。
【0010】
(エネルギー回収位置可変システム)
まず、第1実施形態に係るエネルギー回収位置可変システム1内の各構成について図1-図5を用いて説明する。図1に示されるように、本発明に係るエネルギー回収位置可変システム1は、発電浮体群PGと回収所設定システム200とが相互にデータ通信可能に設けられている。発電浮体群PGは複数の発電浮体100で構成される。複数の発電浮体100のそれぞれは、海、川、湖等の水面上をフリートで航行可能に構成されている。各発電浮体100の構成は同様でよい。各発電浮体100には、例えば、各発電浮体100を識別するための浮体IDが付与されてよい。エネルギー回収位置可変システム1は、浮体IDによって各発電浮体100を識別するように構成されてよい。以下、各発電浮体100を識別する必要がないときは、総称して「発電浮体100」という。
(【0011】以降は省略されています)

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