TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025108883
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002378
出願日
2024-01-11
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250716BHJP(車両一般)
要約
【課題】蓄電装置の温度調整を行う車両において、走行性能の低下を抑えつつ、蓄電装置を過熱から保護する。
【解決手段】車両は、蓄電装置と、蓄電装置の電力を用いて車両の走行駆動力を生成する走行駆動部と、蓄電装置の状態を監視するセンサと、蓄電装置の温度調整を行う温調装置と、走行駆動部および前記温調装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、センサの検出結果に基づいて蓄電装置の開回路電圧および内部抵抗を推定する。制御装置は、推定された開回路電圧および内部抵抗と、温調装置の温調能力とに基づいて、蓄電装置の発熱量が前記温調能力未満となるための蓄電装置の出力電力の制御上限値を算出する。制御装置は、蓄電装置の出力電力が制御上限値を超えないように、車両の走行駆動力を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両であって、
蓄電装置と、
前記蓄電装置の電力を用いて前記車両の走行駆動力を生成する走行駆動部と、
前記蓄電装置の状態を監視するセンサと、
前記蓄電装置の温度調整を行う温調装置と、
前記走行駆動部および前記温調装置を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記センサの検出結果に基づいて前記蓄電装置の開回路電圧および内部抵抗を推定し、
推定された前記開回路電圧および前記内部抵抗と、前記温調装置の温調能力とに基づいて、前記蓄電装置の発熱量が前記温調能力未満となるための前記蓄電装置の出力電力の制御上限値を算出し、
前記蓄電装置の出力電力が前記制御上限値を超えないように、前記車両の前記走行駆動力を制御する、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特開2023-114369号公報(特許文献1)には、車両に搭載されるバッテリ温度調整システムが開示されている。このバッテリ温度調整システムは、車両の走行予定計画に基づいて、該走行予定計画における車両の状態に応じたバッテリ温調装置の温調能力でバッテリの温度を調整するバッテリ冷却制御を行った場合のバッテリ温度予測を導出する。バッテリ温度予測がオーバーシュートを発生することが予測されるとき、バッテリ温度を所定温度以下にするために必要なバッテリ温調量を導出し、当該バッテリ温調量をオーバーシュートの発生前に振り分ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-114369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるバッテリ温調システムでは、車両の要求出力に応じてバッテリの発熱量がバッテリ温調装置の温調能力を超える場合に、バッテリ温度が所定温度を超過することを防ぐことが難しくなる。この場合、バッテリを過熱から保護するために、車両の出力が制限されることになり、車両の走行性能を著しく低下させることが懸念される。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、蓄電装置の温度調整を行う車両において、走行性能の低下を抑えつつ、蓄電装置を過熱から保護することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る車両は、蓄電装置と、蓄電装置の電力を用いて車両の走行駆動力を生成する走行駆動部と、蓄電装置の状態を監視するセンサと、蓄電装置の温度調整を行う温調装置と、走行駆動部および前記温調装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、センサの検出結果に基づいて蓄電装置の開回路電圧および内部抵抗を推定する。制御装置は、推定された開回路電圧および内部抵抗と、温調装置の温調能力とに基づいて、蓄電装置の発熱量が前記温調能力未満となるための蓄電装置の出力電力の制御上限値を算出する。制御装置は、蓄電装置の出力電力が制御上限値を超えないように、車両の走行駆動力を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、蓄電装置の発熱量が蓄電装置の温調能力を超えないように蓄電装置の出力電力の制御上限値が算出され、この制御上限値に従って車両の走行駆動力が制限される。これにより、車両の走行性能の低下を蓄電装置を過熱から保護するための必要最低限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に従う車両の全体構成例を示す図である。
車両負荷および電池の発熱量と車速との関係の一例を示す図である。
ECUにおける電池の出力制御の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に従う車両の全体構成例を示す図である。図1に示すように、車両50は、インレット110と、充放電器120と、電池パック130と、走行駆動部140と、電子制御ユニット(以下、「ECU(Electronic Control Unit」とも称する)150と、入力装置160と、報知装置170と、通信機器180と、駆動輪Wとを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
カーテント
1か月前
個人
車窓用防虫網戸
2か月前
個人
警告装置
3か月前
個人
小型EVシステム
3か月前
個人
車輪清掃装置
1か月前
個人
ホイルのボルト締結
26日前
日本精機株式会社
ケース
3か月前
個人
キャンピングトライク
1か月前
日本精機株式会社
照明装置
4か月前
個人
アンチロール制御装置
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
ブレーキシステム
3か月前
個人
乗合路線バスの客室装置
10日前
個人
ワイパーゴム性能保持具
2か月前
株式会社松華
懸架装置
4か月前
個人
車両用スリップ防止装置
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
ステージカー
4か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
3か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
27日前
株式会社ニフコ
保持装置
25日前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
10日前
個人
自走式立体型洗車場
4か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
2か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
24日前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
3か月前
個人
音声ガイド、音声サービス
3日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
株式会社ユーシン
照明装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る