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公開番号2025109474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003385
出願日2024-01-12
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/56 20060101AFI20250717BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員の車両用シートへの着座時の快適性の低下を抑制することができる車両を得る。
【解決手段】車両10は、表面24Aに内部と連通する孔36を有し、乗員が着座する車両用シート10と、車両用シート10内部に空気を吸い込むシートベンチレーション32と、車室内に温風又は冷風を排出して車室内の温度を調整する空調部と、乗員の乗車前に空調部による暖房の作動指示を受信する受信部と、暖房の作動指示を受信した場合、空調部により車室内に温風を排出させ、かつシートベンチレーション32により温風を吸い込ませる駆動制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面に内部と連通する孔を有し、乗員が着座する車両用シートと、
当該車両用シート内部に空気を吸い込むシートベンチレーションと、
車室内に温風又は冷風を排出して車室内の温度を調整する空調部と、
乗員の乗車前に前記空調部による暖房の作動指示を受信する受信部と、
前記暖房の作動指示を受信した場合、前記空調部により車室内に温風を排出させ、かつ前記シートベンチレーションにより前記温風を吸い込ませる駆動制御部と、を備える車両。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記車両用シートの乗員が着座する側の表面を温めるシートヒータを備え、
前記駆動制御部は、前記乗員の車両乗車を検出した場合に、前記シートベンチレーションの作動から前記シートヒータの作動に切り換える請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記温風及び前記冷風の風向きを電動的に変更可能な電動レジスタを備え、
前記駆動制御部が、前記暖房の作動指示を受信した場合、前記風向きが前記車両用シートを向くように前記電動レジスタを制御する請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記駆動制御部は、前記暖房の作動指示を受信した場合、前記空調部の送風量及び温度の少なくとも一方を最大に設定する請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記駆動制御部は、前記乗員の車両乗車を検出した場合に、前記温風の送風量及び温度を通常に戻す請求項4に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートベンチレーションを備える車両用シートが搭載された車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カメラの撮影画像によりシートクッションに乗員が着座していると認識した場合、室温情報と、日射量情報と、シートヒータの温度情報と、パッドの湿度情報と、に基づいて、シートヒータとシートベンチレーション機構とをそれぞれ制御する車両用シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-020529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両用シートでは、乗員の着座時に熱がシートバック側からシートクッション側へ伝達したり、シート内部へ伝達したりすることにより、車両用シートの温度が低下してしまい、乗員の快適性が低下する場合がある。
【0005】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、乗員の車両用シートへの着座時の快適性の低下を抑制することができる車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る車両は、表面に内部と連通する孔を有し、乗員が着座する車両用シートと、当該車両用シート内部に空気を吸い込むシートベンチレーションと、車室内に温風又は冷風を排出して車室内の温度を調整する空調部と、乗員の乗車前に前記空調部による暖房の作動指示を受信する受信部と、前記暖房の作動指示を受信した場合、前記空調部により車室内に温風を排出させ、かつ前記シートベンチレーションにより前記温風を吸い込ませる駆動制御部と、を備える。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係る車両では、受信部が乗員の乗車前に空調部による暖房の作動指示受信した場合、駆動制御部が、空調部より車室内に温風を排出させ、かつシートベンチレーションにより温風を吸い込ませている。そのため、乗員の乗車前に暖房による温風をシートベンチレーションで吸い込むことにより、車両用シート内部を温めることができるので、乗員の着座時の車両用シートの温度低下を抑制することができる。これにより、乗員の車両用シートへの着座時の快適性の低下を抑制することができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係る車両は、請求項1に記載の構成において、前記車両用シートの乗員が着座する側の表面を温めるシートヒータを備え、前記駆動制御部は、前記乗員の車両乗車を検出した場合に、前記シートベンチレーションの作動から前記シートヒータの作動に切り換える。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係る車両では、乗員の車両乗車時にシートヒータが作動されるので、シートヒータにより車両用シートが温められるので、乗員が車両用シートに着座した際の乗員の快適性をさらに向上させることができる。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係る車両は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記温風及び前記冷風の風向きを電動的に変更可能な電動レジスタを備え、前記駆動制御部が、前記暖房の作動指示を受信した場合、前記風向きが前記車両用シートを向くように前記電動レジスタを制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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