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公開番号
2025117987
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013024
出願日
2024-01-31
発明の名称
車両用灯具、及び車両用灯具の製造方法
出願人
市光工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F21S
45/47 20180101AFI20250805BHJP(照明)
要約
【課題】放射計測のための開口部やサブアッセンブリ工程を要することなく、基板からヒートシンクへの伝熱が正しく行われ、ヒートシンクの放熱性が確保されていることを確認することができる車両用灯具、及び車両用灯具の製造方法を提供する。
【解決手段】車両用灯具1は、発光体21と、発光体21が設けられた基板とを備える光源部と、基板が設置されるヒートシンク10と、基板とヒートシンク10との間に発光体21と重なるように設けられた放熱グリス50と、発光体21が発した光を車両の外に投影するリフレクタ30及びレンズ40とを備え、ヒートシンク10は、基板が設置される面の裏側の面に、表面処理部111Aを有し、表面処理部111Aは、放熱グリス50の外周線50Lの一部と重なるように形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発光体と、前記発光体が設けられた基板とを備える光源部と、
前記基板が設置されるヒートシンクと、
前記基板と前記ヒートシンクとの間に前記発光体と重なるように設けられた放熱グリスと、
前記発光体が発した光を車両の外に投影する光学系と
を備え、
前記ヒートシンクは、前記基板が設置される面の裏側の面に、周囲とは表面の状態が異なる異表面部を有し、
前記異表面部は、前記放熱グリスの外周線の一部と重なるように形成されている
車両用灯具。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記異表面部の周囲は、アルミニウムの素地であり、
前記異表面部は、アルミニウムの素地よりも放射率が高められている
請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記異表面部は、黒色又は灰色である
請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記異表面部は、粗面化処理及び炭化処理を施されている
請求項2又は3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記光源部と前記ヒートシンクと前記放熱グリスと前記光学系とを備えるアッセンブリを含む
請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項6】
発光体と、前記発光体が設けられた基板とを備える光源部と、
前記基板が設置されるヒートシンクと、
前記基板と前記ヒートシンクとの間に前記発光体と重なるように設けられた放熱グリスと、
前記発光体が発した光を車両の外に投影する光学系と
を備える車両用灯具の製造方法であって、
周囲とは表面の状態が異なる異表面部を、前記ヒートシンクの前記基板を設置する面の裏側の面に、前記放熱グリスの外周線の一部と重なるように形成し、
前記光源部と前記ヒートシンクと前記光学系とを前記光源部と前記ヒートシンクとの間に前記放熱グリスを設けた状態で組み立てるアッセンブリ工程を実施し、
前記アッセンブリ工程の実施後、前記異表面部を放射計測する
車両用灯具の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具、及び車両用灯具の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用灯具として、LEDを支持する基板の放射熱を計測するための開口部が、LEDからの熱を放熱するためのヒートシンクに設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、車両用灯具の組立工程において、放射温度計を用いた基板の放射熱の測定が上記開口部を通して行われることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7036626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発光体を支持する基板からヒートシンクへの放熱性を高めるために、基板とヒートシンクとの間に放熱グリスを介在させる場合、基板とヒートシンクとの間に異物が挟まれると、放熱グリスの厚さが設計値より大きく、放熱グリスの面積が設計値より小さくなる。放熱グリスの厚さや面積が設計値通りではない場合、基板からヒートシンクへの放熱性を確保できない可能性がある。そのため、基板とヒートシンクとを放熱グリスを介在させて組み立てた状態で、基板又はヒートシンクの放射計測を行い、基板からヒートシンクへの放熱性が確保されていることを確認する必要がある。
【0005】
ここで、基板の放射計測を行うためには、特許文献1に記載されているようにヒートシンクに放射計測のための開口部を設けたり、レンズやリフレクタ等を組み立てるアッセンブリ工程の前に基板とヒートシンクとを放熱グリスを介在させて組み立てるサブアッセンブリ工程を設けて放射計測を行ったりする必要がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、放射計測のための開口部やサブアッセンブリ工程を要することなく、基板からヒートシンクへの伝熱が正しく行われ、ヒートシンクの放熱性が確保されていることを確認することができる車両用灯具、及び車両用灯具の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両用灯具は、発光体と、前記発光体が設けられた基板とを備える光源部と、前記基板が設置されるヒートシンクと、前記基板と前記ヒートシンクとの間に前記発光体と重なるように設けられた放熱グリスと、前記発光体が発した光を車両の外に投影する光学系とを備え、前記ヒートシンクは、前記基板が設置される面の裏側の面に、周囲とは表面の状態が異なる異表面部を有し、前記異表面部は、前記放熱グリスの外周線の一部と重なるように形成されている。
【0008】
本発明に係る車両用灯具の製造方法は、発光体と、前記発光体が設けられた基板とを備える光源部と、前記基板が設置されるヒートシンクと、前記基板と前記ヒートシンクとの間に前記発光体と重なるように設けられた放熱グリスと、前記発光体が発した光を車両の外に投影する光学系とを備える車両用灯具の製造方法であって、周囲とは表面の状態が異なる異表面部を、前記ヒートシンクの前記基板を設置する面の裏側の面に、前記放熱グリスの外周線の一部と重なるように形成し、前記光源部と前記ヒートシンクと前記光学系とを前記光源部と前記ヒートシンクとの間に前記放熱グリスを設けた状態で組み立てるアッセンブリ工程を実施し、前記アッセンブリ工程の実施後、前記異表面部を放射計測する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、放射計測のための開口部やサブアッセンブリ工程を要することなく、伝熱が正しく行われ、ヒートシンクの放熱性が確保されていることを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す分解斜視図である。
図2は、図1の車両用灯具を示す底面図である。
図3は、図2のA部を拡大して示す底面図である。
図4は、放熱特性が正常であるサンプルと放熱特性が異常であるサンプルとの放射温度の差を説明するためのグラフ、及び断面図である。
図5は、図1及び図2に示す車両用灯具の製造工程を説明するための工程図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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