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公開番号2025118181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013331
出願日2024-01-31
発明の名称塗料用容器
出願人ニッペホームプロダクツ株式会社,株式会社台和
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05C 17/00 20060101AFI20250805BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】内容器、外容器、しごき板を個別に用意する必要がなく、また、塗料を無駄にせずに繰り返し保存でき、さらに作業効率を高めることができる塗料用の容器を提供する。
【解決手段】本発明による容器1は、底部10と側面部8とを有し、上方に開放する開口14が形成された、塗料を収容するための容器本体2と、この容器本体内に設けられる中板4と、中板4を容器本体内に収容したまま、容器本体2の開口14を覆うように容器本体2に取り付けられる蓋6と、を備える塗料用の容器1であり、中板4には、しごき部26と、開口部32とが形成され、中板4は、容器本体2内に収容される塗料より上方で、容器本体2に取り外し可能に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
塗料用の容器であって、
底部と側面部とを有し、上方に開放する開口が形成された、塗料を収容するための容器本体と、
この容器本体内に設けられる中板と、
上記中板を上記容器本体内に収容したまま、上記容器本体の開口を覆うように上記容器本体に取り付けられる蓋と、を備え、
上記中板には、しごき部と、開口部とが形成され、
上記中板は、上記容器本体内に収容される塗料より上方に設けられるようになっている、ことを特徴とする容器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
上記中板は、平面部材で構成され、
上記中板のしごき部は、平面視で、上記平面部材の片側の領域に形成され、
上記中板の開口部は、平面視で、上記平面部材の他方の片側の領域に形成されている、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
上記中板は、上記容器本体に取り外し可能に設けられている、請求項1または請求項2に記載の容器。
【請求項4】
上記中板は、上記容器本体の側面部の容器内方側かつ上記容器本体の上縁から所定距離下方に設けられた肩部に、上方から置かれるようになっている、請求項3に記載の容器。
【請求項5】
上記肩部は、上記容器本体の側面部の内方で水平方向に延びるよう形成され、
上記中板の平面部材は、水平方向に延びるよう上記肩部に置かれる、請求項4に記載の容器。
【請求項6】
上記中板のしごき部は、上方に突出した所定長さを有する一対または単一の突起部と、上記突起部の近傍に形成された孔部とを有する、請求項1または請求項2に記載の容器。
【請求項7】
上記容器本体は、その底部に、所定の形状および所定の大きさを有する、下方に突出した上記容器を載置するための基底部が形成され、
上記蓋には、他の上記塗料用の容器の容器本体の基底部を上方から載置することが可能な大きさおよび形状の凹部が形成されている、請求項1または請求項2に記載の容器。
【請求項8】
上記蓋には、その外周部に一周にわたって延びる凹溝が形成され、
上記蓋を上記容器本体に取り付けるとき、上記容器本体内が密閉されるように、上記蓋の凹溝が容器本体の一周にわたって延びる上縁部に係合される、請求項1または請求項2に記載の容器。
【請求項9】
上記容器の容器本体、中板、蓋は、合成樹脂製である、請求項1または請求項2に記載の容器。
【請求項10】
上記容器の容器本体、中板、蓋は、平面視で矩形状である、請求項9に記載の容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料用容器に係わり、特に、塗料を収容する容器本体と、中板と、蓋とを備えた塗料用の容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、平坦面と傾斜面が形成された天板を有する塗料缶が開示されている。この特許文献1の塗料缶では、天板の傾斜面にしごき部が形成され、天板の平坦面に開口が形成され、その開口を利用して塗装用ローラーを出し入れして塗料を取り出し、また、傾斜面のしごき部で塗装用ローラーへの付着量を調整し、調整後の塗料の余りが、傾斜部を伝い、開口から塗料缶内に落ちるようにしている。この特許文献1の塗料缶では、塗料缶を使用しないときには、天板の平坦面の開口を蓋により閉じるようにしている。
特許文献2には、凸部であるしごき部が容器の側壁に形成された塗装用内容器が開示されている。
【0003】
また、従来、たとえば使い捨てあるいは簡易的な肉厚の薄いバケット等の内容器と、その内容器を保持する剛性の高い外容器を用意し、塗装の作業場所で、使用量に応じて、円筒形の金属製の塗料缶などから塗料を外容器で保持された内容器に移して、塗装や塗布などの作業を行ないつつ、別途用意したしごき板で、ローラーや刷毛などに付着させる塗料の量を調整することが広く行なわれている(たとえば、特許文献2にはそのような内容器が開示されている)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4386785号公報
実用新案登録第3237984号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような、塗料缶等に保存されている塗料を、使用量に応じて、外容器に保持された使い捨ての内容器に移し、塗装や塗布などの作業をする場合、内容器、外容器およびしごき板をそれぞれ用意しなければならず、塗料も移し替える必要があるなど、作業全体に手間がかかる、という問題があった。
【0006】
また、特許文献1のものでは、使用後の塗料缶の保存/保管時、天板のしごき部に付着した余剰塗料が後に乾燥して剥離し異物として塗料に混入してしまうことや、また、そのような一度乾燥した塗料は元の塗料としての機能を発揮せず、無駄となる、などの問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、内容器、外容器、しごき板を個別に用意する必要がなく、また、塗料を無駄にせずに繰り返し保存でき、さらに作業効率を高めることができる塗料用の容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、塗料用の容器であって、底部と側面部とを有し、上方に開放する開口が形成された、塗料を収容するための容器本体と、この容器本体内に設けられる中板と、中板を容器本体内に収容したまま、容器本体の開口を覆うように容器本体に取り付けられる蓋と、を備え、中板には、しごき部と、開口部とが形成され、中板は、容器本体内に収容される塗料より上方に設けられるようになっている、ことを特徴としている。
【0009】
このように構成された本発明によれば、塗料用の容器は、塗料を収容するための容器本体と、容器本体内に設けられる中板と、中板を容器本体内に収容したまま、容器本体の開口を覆うように容器本体に取り付けられる蓋と、を備え、中板には、しごき部と、開口部とが形成され、中板は、容器本体内に収容される塗料より上方に設けられるようになっているので、ローラーや刷毛などを用意すれば、作業者は、蓋を外すだけで、容器本体に収容された塗料にローラーや刷毛等を浸けると共に、中板のしごき部で塗料の量を調整して、塗装や塗布などの作業を効率的に行なうことができる。また、蓋を取り付けることにより、しごき部が形成された中板を容器内に収めつつ、塗料を繰り返し保存することが出来、これにより、容器内の塗料の乾燥を防いで、塗料の無駄を抑制することができる。さらに、本発明によれば、たとえば塗料缶などの塗料を移す作業自体が必要なく、従来技術のような内容器、外容器、しごき板等を個別に用意する必要もない。したがって、本発明によれば、内容器、外容器、しごき板を個別に用意する必要がなく、また、塗料を無駄にせずに繰り返し保存でき、さらに作業効率を高めることができる。
【0010】
また、本発明において、好ましくは、中板は、平面部材で構成され、中板のしごき部は、平面視で、平面部材の片側の領域に形成され、中板の開口部は、平面視で、平面部材の他方の片側の領域に形成されている。
このように構成された本発明によれば、中板のしごき部による塗料量の調整と、開口部を介した容器本体内の塗料へのアクセスをいずれも容易に行なうことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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