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公開番号2025118396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013704
出願日2024-01-31
発明の名称読取装置、読取方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/191 20060101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】カラーチャートを撮像することなく色を補正する読取装置、読取方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】読取装置は、読取対象に照射する光源として、第1の発光波長を中心とする光源と、第2の発光波長を中心とする光源と、各々が複数の所定の受光波長のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する撮像手段である受光部と、を備えるとともに、第1、第2の2つの光源組み合わせは、RGBの発光波長帯域に関して、それぞれの共通の発光帯域を持たない光源同士の組み合わせか、一方の光源の発光波長帯域を含みつつさらに別の発光波長帯域を含んだ光源同士の組み合わせであって、これら2つの光源の点灯時の撮像結果に基づいて色の調整を行なう。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
読取対象に第1の発光波長を中心とする光と第2の発光波長を中心とする光を照射する光源と、
各々が複数の所定の受光波長のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する撮像手段と、
前記読取対象が第1の色であり前記所定の受光波長が第1の受光波長である場合の前記撮像手段の第1の出力を、
前記読取対象が第2の色であり前記所定の受光波長が第2の受光波長である場合の前記撮像手段の第2の出力を用いて補正する、読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
読取対象に第1の発光波長を中心とする光と第2の発光波長を中心とする光を照射する光源と、
各々が複数の所定の受光波長のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する撮像手段と、
前記読取対象が第1の色であり前記所定の受光波長が第1の受光波長である場合の前記撮像手段の第1の出力を、
前記読取対象が第2の色であり前記所定の受光波長が第2の受光波長である場合の前記撮像手段の第2の出力と、
前記読取対象が第2の色であり前記所定の受光波長が第1の受光波長である場合の前記撮像手段の第3の出力と、を用いて補正する、読取装置。
【請求項3】
前記第1の発光波長は青色の波長であり、
前記第2の発光波長は黄色の波長である、請求項1又は2に記載の読取装置。
【請求項4】
前記第1の受光波長は赤色を中心とした波長であり、
前記第2の受光波長は青色を中心とした波長である、請求項1又は2に記載の読取装置。
【請求項5】
前記第1の色は黄色であり、
前記第2の色は白色である、請求項1又は2に記載の読取装置。
【請求項6】
前記第1の色の濃度に応じて、前記第1の出力の補正に用いる前記第2の出力と前記第3の出力の割合を変更する、請求項2に記載の読取装置。
【請求項7】
前記第1の出力を、前記第2の出力に所定の係数を乗じた値で除算又は減算することにより補正する、請求項1又は2に記載の読取装置。
【請求項8】
前記第1の出力を、前記第2の出力と前記第3の出力の加重平均に所定の係数を乗じた値で除算又は減算することにより補正する、請求項2に記載の読取装置。
【請求項9】
第1の発光波長を中心とする光と第2の発光波長を中心とする光を照射する光源から、読取対象に光を照射させる照射ステップと、
前記読取対象からの反射光に第1の受光波長を中心とした波長に感度を有する複数の光電変換素子を有する撮像手段で読み取る第1読取ステップと、
前記読取対象からの反射光に第2の受光波長を中心とした波長に感度を有する複数の光電変換素子を有する撮像手段で読み取る第2読取ステップと、
を備え、
前記読取対象が第1の色である場合の前記第2読取ステップの第1の出力を、前記読取対象が第2の色である場合の前記第1読取ステップの第2の出力を用いて補正する、読取方法。
【請求項10】
コンピュータを、
第1の発光波長を中心とする光と第2の発光波長を中心とする光を照射する光源から、読取対象に光を照射させる照射手段と、
前記読取対象からの反射光に第1の受光波長を中心とした波長に感度を有する複数の光電変換素子を有する第1読取手段と、
前記読取対象からの反射光に第2の受光波長を中心とした波長に感度を有する複数の光電変換素子を有する第2読取手段と、
として機能させるものであって、
前記読取対象が第1の色である場合の前記第2読取手段の第1の出力を、前記読取対象が第2の色である場合の前記第1読取手段の第2の出力を用いて補正する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置、読取方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、密着イメージセンサを用いた画像読取装置において、光源の波長変動などに起因する色バラツキに対して補正を行う技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、複数の光電変換素子から出力される画像信号のレベルを調整するレベル補正手段と、撮像手段でカラーチャートを撮像したときに前記レベル補正手段から出力される画像信号に対し、当該カラーチャートの特性のバラツキに対する補正を行なうカラーチャート特性補正手段を用いることが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術によれば、カラーチャートを撮像しなければ色バラツキを補正することができないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カラーチャートを撮像することなく色の補正を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、読取対象に第1の発光波長を中心とする光と第2の発光波長を中心とする光を照射する光源と、各々が複数の所定の受光波長のいずれかに感度を有する複数の光電変換素子を有する撮像手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、カラーチャートを撮像することなく色の補正することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる読取装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、読取装置が記録紙の画像を読み取る様子を示す斜視図である。
図3は、読取装置に用いるLEDアレイの概略構成図である。
図4は、読取装置に用いる受光部の概略構成図である。
図5は、白色LEDの分光分布の一例を示す図である。
図6は、白色LEDの劣化前後の分光分布の一例を示す図である。
図7は、第1の色が黄色である場合の、青色読取値の出力分布の一例を示す図である。
図8は、赤色フィルタの波長毎のフィルタ特性を示す図である。
図9は、白色LEDの各状態における各の読取値をまとめた表である。
図10は、第1の実施の形態にかかる補正処理の機能ブロック図の一例を示す図である。
図11は、第1の実施の形態にかかる補正処理の手順を示すフローチャートである。
図12は、第1の色の濃度の違いによる波長分布の違いを示す図である。
図13は、第2の実施の形態にかかる補正処理の機能ブロック図の一例を示す図である。
図14は、第2の実施の形態にかかる補正処理の手順を示すフローチャートである。
図15は、補正処理に用いる加重平均値と濃度の関係を示す図である。
図16は、第3の実施の形態にかかる補正処理の機能ブロック図の一例を示す図である。
図17は、第3の実施の形態にかかる補正処理の手順を示すフローチャートである。
図18は、第4の実施の形態にかかる階調補正装置を搭載したプリンタの概略構成図である。
図19は、階調補正用の帯状パターンの一例を示す図である。
図20は、第4の実施の形態にかかる階調補正処理の機能ブロック図の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、読取装置、読取方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる読取装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態の読取装置200は、光源201、光源駆動回路202、受光部212、CPU(Central Processing Unit)240、ROM(Read Only Memory)241、RAM(Random Access Memory)242、およびSSD(Solid State Drive)243を有している。光源駆動回路202、受光部212、CPU240、ROM241、RAM242、およびSSD243は、システムバス250を介して相互に電気的に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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