TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025118591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025044879,2021509865
出願日2025-03-19,2019-08-20
発明の名称アンタゴニスト性抗腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーポリペプチド
出願人ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類C07K 16/28 20060101AFI20250805BHJP(有機化学)
要約【課題】アンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドを提供する。
【解決手段】システインリッチドメイン(CRD)3(CRD3)及び/又はCRD4内のエピトープにおいて、ヒト腫瘍壊死因子受容体2(TNFR2)に特異的に結合し、且つ、CRD1内の1つ又は複数のアミノ酸により定められたエピトープにおいて、TNFR2に特異的に結合しない、抗体又はその抗原結合フラグメントであって、抗体又はその抗原結合フラグメントは、(a)IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位及び/又は233位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含む、及び/又は、(b)少なくとも約133Åの距離分互いに離れた抗原結合部位を含む、抗体又はその抗原結合フラグメントが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
システインリッチドメイン(CRD)3(CRD3)及び/またはCRD4内のエピトープにおいて、ヒト腫瘍壊死因子受容体2(TNFR2)に特異的に結合し、かつ、CRD1内の1つまたは複数のアミノ酸により定められたエピトープにおいて、TNFR2に特異的に結合しない、抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、
(a)IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位及び/または233位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含む、及び/または、
(b)少なくとも約133Åの距離分互いに離れた抗原結合部位を含む、
前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
続きを表示(約 8,000 文字)【請求項2】
ヒトTNFR2に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、
(a)配列番号:302のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、
(b)配列番号:303のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、
(c)配列番号:304のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、
(d)配列番号:305のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、または、
(e)配列番号:306のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び/または、
(f)配列番号:297のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(g)配列番号:298のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(h)配列番号:299のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(i)配列番号:300のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、または、
(j)配列番号:301のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項3】
請求項2に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、
(a)配列番号:302のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:297のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(b)配列番号:302のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:298のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(c)配列番号:302のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:299のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(d)配列番号:302のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:300のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(e)配列番号:302のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:301のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(f)配列番号:303のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:297のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(g)配列番号:303のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:298のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(h)配列番号:303のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:299のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(i)配列番号:303のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:300のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(j)配列番号:303のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:301のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(k)配列番号:304のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:297のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(l)配列番号:304のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:298のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(m)配列番号:304のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:299のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(n)配列番号:304のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:300のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(o)配列番号:304のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:301のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(p)配列番号:305のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:297のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(q)配列番号:305のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:298のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(r)配列番号:305のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:299のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(s)配列番号:305のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:300のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(t)配列番号:305のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:301のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(u)配列番号:306のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:297のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(v)配列番号:306のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:298のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(w)配列番号:306のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:299のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
(x)配列番号:306のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:300のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、または、
(y)配列番号:306のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する重鎖、及び配列番号:301のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一な(例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一な)アミノ酸配列を有する軽鎖、
を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、CRD3及び/またはCRD4内のエピトープにおいて、ヒトTNFR2に特異的に結合し、かつ、CRD1内の1つまたは複数のアミノ酸により定められたエピトープにおいて、TNFR2に特異的に結合せず、任意選択的に、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、
(a)IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位及び/または233位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含む、及び/または、
(b)少なくとも約133Åの距離分互いに離れた抗原結合部位を含む、
前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位及び/または233位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の233位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位及び/または233位にシステイン以外のアミノ酸を有するヒトIgG2ヒンジ領域を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項9】
請求項8に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位にシステイン以外のアミノ酸を有するヒトIgG2ヒンジ領域を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の233位にシステイン以外のアミノ酸を有するヒトIgG2ヒンジ領域を含む、前記抗体またはその抗原結合フラグメント。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
配列表
本出願は、ASCII形式で電子的に提出された配列表を含み、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。上記ASCIIのコピー(2019年8月20日に作成)の名称は00786-0083WO2_Sequence_Listing_08.20.19_ST25であり、そのサイズは193,232バイトである。
技術分野
本発明は、「アンタゴニスト性抗腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーポリペプチド」に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
天然及び遺伝子改変のTリンパ球の使用は、様々なヒト病態を改善するための顕著なパラダイムである。例えば、がんを治療するための従来の治療用プラットフォームとしては、腫瘍塊の外科的切除、放射線療法、及び化学療法剤の投与(Shewach,Chem.Rev.,109:2859-2861,2009)が挙げられるが、ここ10年では、養子免疫療法のがん治療レジメンへの適用復活が見られた。キメラ抗原受容体(CAR-T)療法の到来に伴い、自家及び同種異系の腫瘍反応性T細胞を患者に注入するための新しい方法が登場した(June,J.Clin.Invest.,117:1466-1476,2007)。CAR-T療法は、がん細胞傷害を増強して腫瘍物質を根絶するために、適応免疫応答の資源を利用している。養子免疫療法における一般的な特色は、異なる腫瘍抗原を提示する細胞に対する細胞傷害を選択的に増強する能力を示すT細胞の使用である。この技術の例としては、腫瘍浸潤リンパ球の投与(Dudley et al.,J.Immunother.,26:332-342,2003)に加え、腫瘍特異的抗原との反応性を示すように遺伝子的に再改変された自家または同種異系のT細胞の投与(Yee et al.,PNAS.,99:16168-16173,2002)が挙げられる。
【0003】
Tリンパ球をベースとしたがん免疫療法の将来性にもかかわらず、この治療用プラットフォームの開発は、自己細胞に対して開始された免疫攻撃を抑制する免疫系の天然の性質により妨げられている。がん細胞は、これらの自己細胞と外来細胞を区別するクラスI主要組織適合遺伝子複合体(MHC)タンパク質を発現している。細胞の同胞殺しを防止するために、「自己」MHC抗原に対する反応性を示すT細胞の活性を抑制する制御性T細胞(T-reg細胞)が進化してきた。T-reg細胞は、T細胞の固有の表面タンパク質提示に基づいて区別することができる異なるクラスのT細胞の代表例である。最もよく理解されているT-reg細胞の集団としては、CD4+、CD25+、FoxP3+T-reg細胞、及びCD17+T-reg細胞が挙げられる。これらの細胞が自己反応性T細胞を抑制する正確なメカニズムは進行中の研究の主題であるが、ある特定のクラスのT-reg細胞が標的T細胞における増殖誘導サイトカインIL-2の産生を阻害し、更に、IL-2に対するCD25(IL-2受容体のサブドメイン)の親和性に基づいて自己反応性細胞からIL-2を隔離し得るということが判明している(Josefowicz et al.,Ann.Rev.Immun.,30:531-564,2012)。
【0004】
T-reg細胞は末梢性免疫寛容の維持に重要な役割を果たしているが、これらの細胞が自己反応性T細胞を調節する能力の基礎をなす同一の生化学的特徴はまた、腫瘍反応性Tリンパ球の活性を抑制することにより、養子免疫療法及び自然免疫応答を根底から揺るがす作用をもたらしている。T-reg介在性T細胞抑制を阻害可能な薬剤を入手することにより、養子がん免疫療法の範囲及び効果が大幅に向上することに加えて、感染症を引き起こす病原性微生物を根絶する免疫系の能力が向上し得ることから、T-reg細胞活性の化学調節因子の開発は多くの薬理学的研究の主題となっている。
【0005】
細胞増殖障害、例えば、がんなど、及び幅広く様々な感染症を治療するための改良された治療薬が求められている。
【発明の概要】
【0006】
本明細書では、アンタゴニスト性腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーポリペプチド、例えば、一本鎖ポリペプチド、抗体、その抗原結合フラグメント、及び構築物などについて記載する。例えば、アンタゴニスト性腫瘍壊死因子受容体2(TNFR2)結合ポリペプチド、例えば、一本鎖ポリペプチド、抗体、その抗原結合フラグメント、及び構築物などを特徴とする。ヒトTNFR2は、4つのシステインリッチドメイン(CRD):CRD1(配列番号:7のアミノ酸残基48~76)、CRD2(配列番号:7のアミノ酸残基78~120)、CRD3(配列番号:7のアミノ酸残基121~162)、及びCRD4(配列番号:7のアミノ酸残基162~202)を含有する。本明細書に記載のアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドは、TNFR2のCRD3内の1つまたは複数のエピトープ及び/またはTNFR2のCRD4内の1つまたは複数のエピトープに結合するアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチド、例えば、CRD1及び/またはCRD2内においてTNFR2に結合することなく、CRD3の1つまたは複数のエピトープ及び/またはCRD4の1つまたは複数のエピトープ内においてのみTNFR2に結合するアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドなどが挙げられる。
【0007】
本明細書に記載のアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドとしては、上で詳細に記載するエピトープのうちの1つまたは複数において、TNFR2に特異的に結合するIgG2アイソタイプ抗体及びその抗原結合フラグメントが挙げられる。本開示は部分的に、抗体及びその抗原結合フラグメントが、これらの分子がIgG2アイソタイプの形態である場合に、その他の抗体アイソタイプと比較して明らかにより優れたTNFR2アンタゴニスト特性を示すという驚くべき発見に基づいている。本明細書に記載のアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドとしてはまた、結合部位が空間的に互いに約133Åまたはそれ以上離れた、少なくとも2つのTNFR2結合部位(例えば、TNFR2が「抗原」である抗原結合部位)を有するアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドが挙げられ、その理由としては、上記のエピトープのうちの1つまたは複数においてTNFR2に特異的に結合するが、約133Å未満互いに離れたTNFR2結合部位(例えば、抗原結合部位)を含有するポリペプチド、例えば、約117Å互いに離れた抗原結合部位を含有するIgG1抗体及びその抗原結合フラグメント、及び125Å互いに離れた抗原結合部位を含有するIgG3抗体及びその抗原結合フラグメントなどと比較して、このようなポリペプチドが予想外により優れたTNFR2アンタゴニスト作用を示すということが本明細書において発見されているからである。
【0008】
単一のジスルフィド結合アイソフォームをとる抗TNFR2ポリペプチド、及びそれらを含有する医薬組成物もまた特徴とする。例えば、本開示の医薬組成物としては、例えば、医薬組成物中のポリペプチドのうちの10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、99.9%、99.99%、またはそれ以上が、単一のジスルフィド結合アイソフォームで存在している、アンタゴニストTNFR2結合ポリペプチドを含有する医薬組成物が挙げられる。ヒトIgG2-Aアイソフォームをとるアンタゴニスト性TNFR2結合ポリペプチドは、その他のヒトIgG2アイソフォーム、例えば、IgG2-B、IgG2-A/B

、及びIgG2-A/B

などをとるTNFR2結合ポリペプチドと比較して、実質的により優れたTNFR2アンタゴニスト作用を示す。それゆえ、単一のジスルフィド結合アイソフォームをとるTNFR2ポリペプチドを医薬組成物として調製して、本明細書に記載の治療方法を用いて投与することにより、強力なTNFR2アンタゴニスト作用を促進させてもよい。
【0009】
本開示のアンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドは、1つまたは複数の有利な生物学的特性、例えば、制御性T細胞(T-reg細胞)及び/または骨髄由来抑制細胞(MDSC)の増殖を阻害する能力、及び/または、制御性T細胞(T-reg細胞)及び/または骨髄由来抑制細胞(MDSC)の死滅を促進する能力などを示す。アンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドを使用して、TNFR2発現がん細胞及びがん遺伝子発現がん細胞の増殖を阻害してもよい、及び/または、TNFR2発現がん細胞及びがん遺伝子発現がん細胞の死滅を促進させてもよい。追加的にまたは代替的に、アンタゴニスト性TNFR2ポリペプチドを投与して、Tエフェクター細胞、例えば、細胞傷害性CD8+T細胞などの相互増殖を促進させてもよい。この相互増殖は、例えば、T-reg細胞の増殖及び活性を減弱させることによって、または、Tエフェクター細胞、例えば、細胞傷害性CD8+T細胞などを直接増殖させることによって、生じ得る。それゆえ、アンタゴニストとしてのTNFR2ポリペプチドの表記は、T-reg細胞、MDSC、及び/またはTNFR2発現がん細胞の増殖及び活性を減弱させるTNFR2ポリペプチドの能力を意味するものであり、はっきりさせると、Tエフェクター細胞応答のアンタゴニスト作用を示すものではない。本明細書に記載のポリペプチド(例えば、一本鎖ポリペプチド、抗体、その抗原結合フラグメント、及びその構築物)を、がん及び感染症を含む様々な病態の治療に使用してもよい。
【0010】
一態様において、本開示は、システインリッチドメイン(CRD)3(CRD3)及び/またはCRD4内のエピトープにおいて、ヒト腫瘍壊死因子受容体2(TNFR2)に特異的に結合し、かつ、CRD1内の1つまたは複数のアミノ酸により定められたエピトープにおいて、TNFR2に特異的に結合しない、ポリペプチド、例えば、一本鎖ポリペプチド、抗体、その抗原結合フラグメント、及びその構築物などを特徴とし、ポリペプチドは、
(a)IgG2ヒンジ領域のアミノ酸配列の232位及び/または233位のシステイン残基を欠くヒトIgG2ヒンジ領域を含有する、及び/または、
(b)少なくとも約133Åの距離分互いに離れた抗原結合部位を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

東ソー株式会社
炭素-窒素結合形成方法
1か月前
株式会社トクヤマ
四塩化炭素の製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
シロキサン類の回収方法
1か月前
株式会社トクヤマ
ビオチン誘導体の製造方法
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
17日前
株式会社トクヤマ
ベンザゼピン化合物の製造方法
22日前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
23日前
株式会社トクヤマ
ホルムアミド化合物の製造方法
11日前
東ソー株式会社
イソシアネート化合物の製造方法
3日前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
24日前
日本特殊陶業株式会社
メタン製造装置
2か月前
金剛化学株式会社
ボルチオキセチンの製造方法
3か月前
信越化学工業株式会社
新規化合物
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミドおよびその製造方法
2か月前
artience株式会社
四塩基酸無水物の製造方法
1か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
1か月前
株式会社トクヤマ
サフィナミド若しくはその塩の製造方法
1か月前
国立大学法人東京農工大学
深共晶溶媒
16日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
1か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
23日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
2か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
2日前
株式会社トクヤマ
アシル化ベンゼン誘導体の酸塩の製造方法
11日前
旭化成株式会社
トリオキサンの製造方法
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
15日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
3か月前
旭化成株式会社
ホルムアルデヒドの製造方法
2か月前
国立大学法人京都大学
抗がん剤
10日前
JFEスチール株式会社
メタノール合成方法
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
2か月前
国立大学法人岩手大学
反応性付与化合物
16日前
公立大学法人大阪
カルボン酸化合物の製造方法
1か月前
東京都公立大学法人
キチン系複合体
1か月前
続きを見る