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公開番号2025118995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025085330,2023559175
出願日2025-05-22,2020-12-09
発明の名称抗OX40L抗体、抗OX40L及び抗TNFαの二重特異性抗体、並びにこれらの用途
出願人エイチケー イノ.エヌ コーポレーション,ワイ-バイオロジクス・インコーポレイテッド,アイエムバイオロジクス コーポレーション
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類C07K 16/28 20060101AFI20250805BHJP(有機化学)
要約【課題】本発明は、OX40Lに特異的に結合する新規な抗体、及びOX40LとTNFαに特異的に結合する二重特異性抗体を提供することを課題とする。
【解決手段】ヒトOX40Lに特異的に結合し、OX40とOX40受容体との結合を効果的に阻害する抗体又は二重特異性抗体、前記抗体をコードする核酸、前記核酸を含む発現ベクター、前記発現ベクターを含む形質転換体、前記抗体の作製方法、前記抗体を含む自己免疫疾患又は炎症性疾患の治療用薬学的組成物、前記抗体を含む自己免疫疾患又は炎症性疾患の診断用組成物、前記抗体を用いた自己免疫疾患又は炎症性疾患の診断方法、及び前記抗体を用いて自己免疫疾患又は炎症性疾患を診断するための情報の提供方法及びこれを提供するキットを見出した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
OX40L(OX40リガンド)に特異的に結合し、OX40LとOX40受容体との相互作用を阻害する、抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は、配列番号3及び4からなる群から選択されるアミノ酸配列に記載の1つ以上のエピトープに結合するものである、請求項1に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項3】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は、ヒトOX40Lに1×10
-9
M以下のK

で結合し、ここで、前記K

は、表面プラズモン共鳴(surface plasmon resonance;Biacore)分析によって測定されたものである、請求項1又は2に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項4】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は:
配列番号12、13及び14からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の重鎖CDR1;配列番号:15、16、17及び18からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の重鎖CDR2;及び配列番号:19、20、21及び22からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の重鎖CDR3;を含む重鎖可変領域、及び
配列番号23及び24からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の軽鎖CDR1;配列番号25及び26からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の軽鎖CDR2;及び配列番号27、28、29及び30からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の軽鎖CDR3;を含む軽鎖可変領域を含むものである、請求項1又は2に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項5】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は:
(i)配列番号12に記載の重鎖CDR1;配列番号15に記載の重鎖CDR2及び配列番号19に記載の重鎖CDR3を含む重鎖可変領域、及び配列番号23に記載の重鎖CDR1;配列番号25に記載の重鎖CDR2;及び配列番号27に記載の軽鎖CDR3を含む軽鎖可変領域を含む抗体又はその抗原結合断片;
(ii)配列番号13に記載の重鎖CDR1;配列番号16に記載の重鎖CDR2;及び配列番号20に記載の重鎖CDR3を含む重鎖可変領域、及び配列番号24に記載の軽鎖CDR1;配列番号26に記載の軽鎖CDR2;及び配列番号28に記載の軽鎖CDR3を含む軽鎖可変領域を含む抗体又はその抗原結合断片;
(iii)配列番号13に記載の重鎖CDR1;配列番号17に記載の重鎖CDR2;及び配列番号21に記載の重鎖CDR3を含む重鎖可変領域、及び配列番号24に記載の軽鎖CDR1;配列番号26に記載の軽鎖CDR2;及び配列番号29に記載の軽鎖CDR3を含む軽鎖可変領域を含む抗体又はその抗原結合断片;又は
(iv)配列番号14に記載の重鎖CDR1;配列番号18に記載の重鎖CDR2;及び配列番号22に記載の重鎖CDR3を含む重鎖可変領域、及び配列番号24に記載の軽鎖CDR1;配列番号26に記載の軽鎖CDR2;及び配列番号30に記載の軽鎖CDR3を含む軽鎖可変領域を含む抗体又はその抗原結合断片である、請求項1又は2に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項6】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は:
配列番号37、41、45、49及び53からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の重鎖可変領域;及び
配列番号38、42、46、50及び54からなる群から選択される1つのアミノ酸配列に記載の軽鎖可変領域を含むものである、請求項1又は2に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項7】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は:
(a)配列番号37に記載の重鎖可変領域及び配列番号38に記載の軽鎖可変領域;
(b)配列番号41に記載の重鎖可変領域及び配列番号42に記載の軽鎖可変領域;
(c)配列番号45に記載の重鎖可変領域及び配列番号46に記載の軽鎖可変領域;
(d)配列番号49に記載の重鎖可変領域及び配列番号50に記載の軽鎖可変領域;又は
(e)配列番号53に記載の重鎖可変領域及び配列番号54に記載の軽鎖可変領域;
を含むものである、請求項1又は2に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項8】
前記抗OX40L抗体又はその抗原結合断片は:
配列番号5、6、7及び8からなる群から選択される一つのアミノ酸配列に記載の重鎖定常領域;及び
配列番号10のアミノ酸配列に記載の軽鎖定常領域を含むものである、請求項7に記載の抗OX40L抗体又はその抗原結合断片。
【請求項9】
OX40Lに特異的に結合する抗OX40L抗体又はその抗原結合断片;及びTNFαに特異的に結合する抗TNFα抗体又はその抗原結合断片を含む、二重特異性(bispecific)抗体。
【請求項10】
前記二重特異性抗体は、抗OX40L抗体又はその抗原結合断片と抗TNFα抗体又はその抗原結合断片とが連結されているものである、請求項9に記載の二重特異性抗体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、OX40Lに特異的に結合する新規な抗体、及びOX40LとTNFαに特異的に結合する二重特異性抗体に関するものであって、具体的には、ヒトOX40Lに特異的に結合し、OX40とOX40受容体との結合を効果的に阻害する抗体又は二重特異性抗体、前記抗体をコードする核酸、前記核酸を含む発現ベクター、前記発現ベクターを含む形質転換体、前記抗体の作製方法、前記抗体を含む自己免疫疾患又は炎症性疾患の予防又は治療用薬学的組成物、前記抗体を含む自己免疫疾患又は炎症性疾患の診断用組成物、前記抗体を用いた自己免疫疾患又は炎症性疾患の診断方法、前記抗体を用いて自己免疫疾患又は炎症性疾患を診断するための情報の提供方法及びそのためのキットに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
自己免疫疾患又は炎症性疾患は、ヒトの免疫が異常に活性化することで起こる。自己免疫疾患の代表的なものである関節リウマチは、その治療薬としてTNFα阻害剤が治療薬市場の68%を占めている。
【0003】
腫瘍壊死因子α(TNFα)は、単球及びマクロファージを含む多様な細胞によって産生されるサイトカインであり、これは、本来特定のマウス腫瘍の壊死を誘導する能力により同定された[参照文献:Old,L.(1985)Science230:630-632]。その後、悪液質に関連するカケクチン(cachectin)と名付けられた因子がTNFαと同一の分子であることが明らかになった。TNFαは、ショックの媒介に関与する[参照文献:Beutler,B.and Cerami,A.(1988)Annu.Rev.Biochem.57:505-518;Beutler,B.and
Cerami,A.(1989)Annu.Rev.Immunol.7:625-655]。さらに、TNFαは、敗血症、感染症、自己免疫疾患、移植拒絶反応、及び移植片対宿主病を含む様々なヒト疾患及び障害の病理生理学に関連している[参照文献:Vasili,P.(1992)Annu.Rev.Immunol.10:411-452;Tracey,K.J.and Cerami,A.(1994)Annu.Rev.Med.45:491-503]。
【0004】
様々な疾患におけるヒトTNFα(hTNFα)の有害な役割のために、治療戦略は、hTNFα活性を阻害又は相殺するように計画されている。特に、hTNFαに結合してそれを中和する抗体は、hTNFα活性を阻害する手段として用いられた。hTNFα中和抗体には、hTNFαで免疫したマウスのリンパ球から得られたハイブリドーマによって分泌されたマウスモノクローナル抗体(mAb)[参照文献:Hahn T;et a
l.,(1985)Proc Natl Acad Sci USA 82:3814-3818;Liang,C-M.,et al.(1986)Biochem.Biophys.Res.Commun.137:847-854;Hirai,M.,etal.(1987)J.Immunol.Methods 96:57-62;Fendly,B.M.,et al.(1987)Hybridoma6:359-370;Muller,A.,et alL.(1990)Cytokine2:162-169;米国特許第5,231,024号(Moeller et al);欧州特許公報第186833B1号(Wallach,D.);欧州特許出願第218868Al号(Old et al.);欧州特許公報第260 610B1号(Moeller,A.,et.)]又はキメラ抗体[参照文献:Knight,D.M,et al.(1993)Mol.Immunol.30:1443-1453;PCT公開公報WO92/16553(Daddona,P.E.,et al.)]又はヒト化モノクローナル抗体[参考文献
:PCT公開公報WO92/11383(Adair,J.R.,et al.)]又はヒトモノクローナル抗体[参考文献:米国10-1142825]などがある。これらの抗hTNFα抗体は、hTNFαに対して高親和性(例:Kd≦10
-9
M)を示し、hTNFα活性を中和することができる。このような抗hTNFα抗体は、様々な自己免疫疾患、感染症、移植拒絶反応、及び移植片対宿主病などにおいて治療薬として用いられている。
【0005】
しかしながら、これら抗hTNFα抗体のTNFα阻害剤に対して不応の患者群が約50%に達している(Nature Reviews Rheumatology vol.11,276-289(2015)。しかも、近年開発されている自己免疫疾患の標的は、CTLA-4、IL-6、JAK1、JAK2、及びCD20などであり、これより派生した医薬品は、TNFα阻害剤ほどの効能を発揮できていない(Nature Reviews Rheumatology vol.11,276-289(2015))。
【0006】
特に、関節リウマチなどの自己免疫疾患は、単に一種類の免疫細胞の異常ではなく、免疫系全般の問題によって起こるため、一つの標的のみを阻害する従来の治療薬開発方法では治療薬の有効性を向上させるのに限界がある。したがって、この有効性の限界を克服するために、異なる作用機序を有する2つ以上の標的を一度に制御する二重又は多重特異性抗体が開発されている。しかし、従来の二重特異性抗体は、先天性(innate)免疫系又は後天性(adaptive)免疫系のうち特定の細胞にのみ限定して作用するため、免疫系全般の恒常性を改善することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、OX40L(OX40リガンド)に特異的に結合する抗OX40L抗体又はその抗原結合断片を提供することである。
【0008】
本発明の目的は、配列番号1(SEQ ID NO:1)で示されるOX40Lタンパク質のアミノ酸配列において、配列番号3(SEQ ID NO:3)で示される93番~100番、及び配列番号4(SEQ ID NO:4)で示される141番~151番のアミノ酸配列を含むOX40Lの立体構造的エピトープ(conformational epitope)を認識する、OX40Lに特異的に結合する抗OX40L抗体を提供することである。
【0009】
本発明の目的は、OX40L(OX40リガンド)に特異的に結合する抗OX40L抗体又はその抗原結合断片;及び腫瘍壊死因子α(TNFα)に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片;を含む、二重特異性抗体(bispecific antibody)を提供することである。
【0010】
本発明の目的は、前記抗OX40L抗体、その結合断片又は前記二重特異性抗体をコードする核酸、前記核酸が導入された発現ベクター又は前記発現ベクターが導入された宿主細胞を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)

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