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公開番号
2025119066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2022074896
出願日
2022-04-28
発明の名称
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
C07F
5/02 20060101AFI20250806BHJP(有機化学)
要約
【課題】蛍光発光材料として使用した場合に、有機エレクトロルミネッセンス素子をより良い色純度かつ高効率で発光させることができる化合物を提供すること。
【解決手段】具体的には、例えば下式BD-1で表される化合物が示される。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025119066000194.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">58</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">155</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物。
TIFF
2025119066000189.tif
62
145
(前記一般式(1)において、
R
1
~R
4
のいずれか1つが下記一般式(11)で表される基であり、
R
5
~R
8
のいずれか1つが下記一般式(12)で表される基であり、
前記一般式(11)で表される基ではないR
1
~R
4
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
前記一般式(12)で表される基ではないR
5
~R
8
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
R
9
~R
11
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
前記一般式(11)で表される基ではなく、前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
1
~R
4
、前記一般式(12)で表される基ではなく、前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
5
~R
8
、並びに前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
9
~R
11
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のハロアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-N(R
131
)(R
132
)で表される基、
-Si(R
133
)(R
134
)(R
135
)で表される基、
-O-(R
136
)で表される基、
-S-(R
137
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
Ra、Rb、Rc、Rd及びReが重水素原子である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Rk、Rl、Rm、Rn及びRoが重水素原子である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rk、Rl、Rm、Rn及びRoが重水素原子である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg、Rh、Ri及びRjが重水素原子である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Rk、Rl、Rm、Rn、Ro、Rp、Rq、Rr、Rs及びRtが重水素原子である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Ro、Rp、Rq、Rr、Rs及びRtが重水素原子である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
L
11
及びL
12
は、それぞれ独立に、
単結合、又は
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基である、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
L
11
及びL
12
は、単結合である、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
Ar
11
及びAr
12
は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基である、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」という場合がある。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が発光層に注入され、また陰極から電子が発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。このとき、電子スピンの統計則により、一重項励起子が25%の割合で生成し、及び三重項励起子が75%の割合で生成する。
一重項励起子からの発光を用いる蛍光型の有機EL素子は、携帯電話及びテレビ等のフルカラーディスプレイへ応用されつつあるが、内部量子効率25%が限界といわれている。そのため、有機EL素子の性能を向上するための検討が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1~2には、有機エレクトロルミネッセンス素子に使用し得る化合物として、窒素原子及びホウ素原子を含む縮合環化合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-156822号公報
国際公開第2020/076109号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスプレイ等の電子機器の性能を向上させるために、有機EL素子の性能の更なる向上が要望されている。有機EL素子の性能としては、例えば、輝度、発光波長、半値幅、色度、発光効率、駆動電圧、及び寿命が挙げられる。
【0006】
本発明の目的は、蛍光発光材料として使用した場合に、有機エレクトロルミネッセンス素子をより良い色純度かつ高効率で発光させることができる化合物を提供することである。本発明の別の目的は、当該化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子用材料を提供することである。本発明の別の目的は、より良い色純度かつ高効率で発光する有機エレクトロルミネッセンス素子を提供すること、並びに当該有機エレクトロルミネッセンス素子を搭載した電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、下記一般式(1)で表される化合物が提供される。
【0008】
TIFF
2025119066000001.tif
64
145
【0009】
(前記一般式(1)において、
R
1
~R
4
のいずれか1つが下記一般式(11)で表される基であり、
R
5
~R
8
のいずれか1つが下記一般式(12)で表される基であり、
前記一般式(11)で表される基ではないR
1
~R
4
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
前記一般式(12)で表される基ではないR
5
~R
8
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
R
9
~R
11
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
前記一般式(11)で表される基ではなく、前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
1
~R
4
、前記一般式(12)で表される基ではなく、前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
5
~R
8
、並びに前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
9
~R
11
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のハロアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-N(R
131
)(R
132
)で表される基、
-Si(R
133
)(R
134
)(R
135
)で表される基、
-O-(R
136
)で表される基、
-S-(R
137
)で表される基、
置換もしくは無置換の炭素数7~50のアラルキル基、
【0010】
TIFF
2025119066000002.tif
49
141
(【0011】以降は省略されています)
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