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公開番号
2025119203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013952
出願日
2024-02-01
発明の名称
画像処理装置、及び、画像処理方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/047 20060101AFI20250806BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】元の原稿のサイズが分からなくても読み取り画像の伸縮率を自動的に調整し、利便性を向上させる。
【解決手段】原稿の読み取り画像に対して文字認識処理を実行可能な制御部と、基準文字について基準の縦横比を記憶した記憶部と、を備え、前記制御部は、前記文字認識処理により前記読み取り画像から1以上の文字を抽出する抽出処理を行い、前記1以上の文字のうち前記基準文字に対応する代表文字の画像領域の縦横比を前記読み取り画像に基づいて取得する取得処理を行い、前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記読み取り画像の伸縮率を調整する調整処理を実行可能である、画像処理装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿の読み取り画像に対して文字認識処理を実行可能な制御部と、
基準文字について基準の縦横比を記憶した記憶部と、を備え、
前記制御部は、
前記文字認識処理により前記読み取り画像から1以上の文字を抽出する抽出処理を行い、
前記1以上の文字のうち前記基準文字に対応する代表文字の画像領域の縦横比を前記読み取り画像に基づいて取得する取得処理を行い、
前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記読み取り画像の伸縮率を調整する調整処理を実行可能である、画像処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記原稿を読み取り、設定伸縮率の調整が行われた前記読み取り画像を生成する読取部をさらに備え、
前記制御部は、前記調整処理において、前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記伸縮率を決定し、該伸縮率を新たに前記設定伸縮率として適用する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記調整処理において、前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比とならない範囲で前記基準の縦横比に近付くように前記伸縮率を決定し、該伸縮率を前記設定伸縮率として適用する、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記抽出処理において、前記文字認識処理により前記読み取り画像から複数の文字を抽出し、
前記取得処理において、前記複数の文字のうち前記代表文字を複数抽出し、該複数の代表文字について前記画像領域の縦横比を前記読み取り画像に基づいて取得し、
前記調整処理において、前記複数の代表文字のそれぞれについて前記画像領域の縦横比と前記基準の縦横比との差異が閾値を超えているか否かを判断し、前記複数の代表文字の全てについて前記差異が前記閾値を超えている場合に前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記伸縮率を調整する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記読み取り画像は、複数の頁を有し、
前記制御部は、前記頁の単位で前記抽出処理及び前記取得処理を行う、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記読み取り画像は、複数の頁を有し、
前記制御部は、前記複数の頁において前記抽出処理及び前記取得処理を行い、前記複数の頁を有する前記読み取り画像が生成された後に、前記調整処理において、前記複数の頁を対象とした前記画像領域の縦横比に基づいて前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記読み取り画像の前記伸縮率を調整する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記取得処理において、前記読み取り画像を横方向において複数の領域に分けたときに各前記領域において前記代表文字が存在すれば該代表文字を抽出し、
前記調整処理において、前記代表文字が複数存在する場合、各前記代表文字について前記基準の縦横比に対する前記画像領域の縦横比の文字伸縮比を求め、該文字伸縮比に基づいて前記読み取り画像の前記伸縮率を調整する、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記取得処理において、前記読み取り画像を縦方向において複数の領域に分けたときに各前記領域において前記代表文字が存在すれば該代表文字を抽出し、
前記調整処理において、前記代表文字が複数存在する場合、各前記代表文字について前記基準の縦横比に対する前記画像領域の縦横比の文字伸縮比を求め、該文字伸縮比に基づいて前記読み取り画像の前記伸縮率を調整する、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記原稿の読み取り位置を変化させる移動部を有し、前記読み取り位置を変化させながら前記原稿を読み取り、設定伸縮率の調整が行われた前記読み取り画像を生成する読取部をさらに備え、
前記読み取り画像は、前記移動部による加速中である時に読み取られた加速領域、前記移動部による定速移動中である時に読み取られた定速領域、及び、前記移動部による減速中である時に読み取られた減速領域を含み、
前記制御部は、
前記取得処理において、前記加速領域にある前記代表文字の前記画像領域の縦横比、前記定速領域にある前記代表文字の前記画像領域の縦横比、及び、前記減速領域にある前記代表文字の前記画像領域の縦横比を前記読み取り画像に基づいて取得し、
前記調整処理において、前記加速領域にある前記代表文字の前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記加速領域の伸縮率を調整し、前記定速領域にある前記代表文字の前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記定速領域の伸縮率を調整し、前記減速領域にある前記代表文字の前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記減速領域の伸縮率を調整する、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
操作を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作部が前記操作として前記伸縮率の調整実行操作を受け付けると、前記抽出処理、前記取得処理、及び、前記調整処理を行う、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の読み取り画像を調整可能な画像処理装置、及び、画像処理方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ADF(自動原稿給紙装置)方式で原稿を読み取る画像読取装置は、ローラーの摩耗といった給送部の経年変化、温度、等により読み取り画像に間延びや縮みが発生することがある。特許文献1には、副走査倍率を補正する画像読取装置が開示されている。この画像読取装置は、「スキャンした原稿の副走査長さ」の入力等を受け付けたうえ、「スキャンした原稿の副走査長さ」と「スキャン結果画像の副走査長さ」を比較することにより、副走査倍率を補正する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-119565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した画像読取装置は、元の原稿のサイズが分かることを前提として副走査倍率を補正する。従って、元の原稿のサイズが分からない場合、副走査倍率を補正することができない。このように、読み取り画像の伸縮率調整について、改善の余地が残されている。
尚、上述のような問題は、読取部を移動させながらフラットベッド原稿台の原稿を読み取るフラットベッド方式の画像読取装置等にも考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の画像処理装置は、
原稿の読み取り画像に対して文字認識処理を実行可能な制御部と、
基準文字について基準の縦横比を記憶した記憶部と、を備え、
前記制御部は、
前記文字認識処理により前記読み取り画像から1以上の文字を抽出する抽出処理を行い、
前記1以上の文字のうち前記基準文字に対応する代表文字の画像領域の縦横比を前記読み取り画像に基づいて取得する取得処理を行い、
前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記読み取り画像の伸縮率を調整する調整処理を実行可能である、態様を有する。
【0006】
また、本発明の画像処理方法は、
原稿の読み取り画像に対して文字認識処理を行うことにより前記読み取り画像から1以上の文字を抽出する抽出工程と、
前記1以上の文字のうち、基準の縦横比に紐付けられている基準文字に対応する代表文字の画像領域の縦横比を前記読み取り画像に基づいて取得する取得工程と、
前記画像領域の縦横比が前記基準の縦横比に近付くように前記読み取り画像の伸縮率を調整する調整工程と、を含む、態様を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像処理装置の構成例を模式的に示すブロック図。
スキャナーの構造例を模式的に示す図。
基準文字テーブルの構造例を模式的に示す図。
読み取り画像の伸縮率を調整する例を模式的に示す図。
読み取り画像の頁の例を模式的に示す図。
読み取り画像生成処理の例を模式的に示すフローチャート。
読み取り画像の領域分けの例を模式的に示す図。
原稿間の読取結果の例を模式的に示す図。
読み取り画像において加速領域、定速領域、及び、減速領域のそれぞれの伸縮率を調整する例を模式的に示す図。
手動調整処理の例を模式的に示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
【0009】
(1)本発明に含まれる態様の概要:
まず、図1~10に示される例を参照して本発明に含まれる態様の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本態様の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「本発明に含まれる態様の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
また、本願において、数値範囲「Min~Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
【0010】
[態様1]
一態様に係る画像処理装置U0は、図1に例示するように、原稿D0の読み取り画像IM0に対して文字認識処理(例えばOCR)を実行可能な制御部40、及び、基準文字200について基準の縦横比RC0を記憶した記憶部60を備える。前記制御部40は、図6に例示するように、前記文字認識処理により前記読み取り画像IM0から1以上の文字300を抽出する抽出処理を行う。当該制御部40は、図3~6に例示するように、前記1以上の文字300のうち前記基準文字200に対応する代表文字310の画像領域350の縦横比RC1を前記読み取り画像IM0に基づいて取得する取得処理を行う。当該制御部40は、前記画像領域350の縦横比RC1が前記基準の縦横比RC0に近付くように前記読み取り画像IM0の伸縮率を調整する調整処理を実行可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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