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公開番号
2025119223
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013983
出願日
2024-02-01
発明の名称
中芯原紙、段ボールシート、および中芯原紙の製造方法
出願人
日本製紙株式会社
代理人
弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類
D21H
19/10 20060101AFI20250806BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】圧縮強度と濡れ性に優れた中芯原紙、この中芯原紙を用いた段ボールシート、および中芯原紙の製造方法を提供すること。
【解決手段】紙基材の少なくとも一面に塗工層を有し、塗工層が澱粉とリグニンとを含有する中芯原紙、この中芯原紙を有する段ボールシート、および、澱粉とリグニンとを合計で18質量%以上含み、B型粘度が100mPa・s以下である中芯原紙用塗工液を塗工する中芯原紙の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紙基材の少なくとも一面に塗工層を有し、
前記塗工層が、澱粉とリグニンとを含有することを特徴とする中芯原紙。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記リグニンが、リグニンスルホン酸塩であることを特徴とする請求項1に記載の中芯原紙。
【請求項3】
前記塗工層中の澱粉とリグニンの質量比(澱粉:リグニン)が、30:70~99:1であることを特徴とする請求項1に記載の中芯原紙。
【請求項4】
水接触角(3.5μl、1秒)が70度以下であることを特徴とする請求項1に記載の中芯原紙。
【請求項5】
前記塗工層の片面あたり塗工量(固形分)が1g/m
2
以上であることを特徴とする請求項1に記載の中芯原紙。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の中芯原紙を有することを特徴とする段ボールシート。
【請求項7】
澱粉とリグニンとを合計で18質量%以上含み、
B型粘度が100mPa・s以下である中芯原紙用塗工液を塗工することを特徴とする中芯原紙の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中芯原紙、この中芯原紙を有する段ボールシート、および中芯原紙の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
段ボールは、軽量で安価で丈夫なため、各種物品の包装、運搬に使用される産業上の基礎資材である。一般に段ボールは、中芯原紙とライナーをコルゲーターで貼り合わせて製造される。段ボールは、その用途から、高い強度が要求されており、段ボールの強度アップのためには、特に中芯原紙の圧縮強度が高いことが要求されている。
また、中芯原紙には、一般に古紙パルプが高配合されるが、古紙パルプは吸水性が低く、また、形状のばらつきが大きいため紙表面が高密度化する傾向がある。中芯原紙には、ライナーとの接着強度が要求されるが、古紙パルプを高配合した中芯原紙は親水性が低く、糊液の濡れ性向上が要求されている。
【0003】
ここで、澱粉を塗工(外添)することにより、パルプ間の繊維結合を固着させて圧縮強度を向上させられることが知られている。しかし、澱粉は、濃度とともに粘度が増加して塗工適性が低下する。そのため、澱粉の塗工量(ドライ塗工量)を増やすためには、塗工液の量(ウェット塗工量)を増やす必要があるが、乾燥にかかるエネルギーコストが増加してしまう。また、澱粉塗工液が低濃度では、内部に浸透する澱粉が増え、紙表面に留まる澱粉が少なくなるため、澱粉による親水性向上が期待するほど発揮されない。
【0004】
そのため、低粘度の澱粉を塗布することが提案されており、例えば、特許文献1には、無機酸と尿素を添加した澱粉の水性懸濁液を連続糊化装置に通して熱化学変性により低粘度化した澱粉糊液を、中芯原紙の表面に塗布する、貼合性や離解性を損わずに、圧縮強度を改善した強化中芯の製造方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-026494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、圧縮強度と濡れ性に優れた中芯原紙、この中芯原紙を用いた段ボールシート、および中芯原紙の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題を解決するための手段は、以下のとおりである。
1.紙基材の少なくとも一面に塗工層を有し、
前記塗工層が、澱粉とリグニンとを含有することを特徴とする中芯原紙。
2.前記リグニンが、リグニンスルホン酸塩であることを特徴とする1.に記載の中芯原紙。
3.前記塗工層中の澱粉とリグニンの質量比(澱粉:リグニン)が、30:70~99:1であることを特徴とする1.または2.に記載の中芯原紙。
4.水接触角(3.5μl、1秒)が70度以下であることを特徴とする1.~3.のいずれかに記載の中芯原紙。
5.前記塗工層の片面あたり塗工量(固形分)が1g/m
2
以上であることを特徴とする1.~4.のいずれかに記載の中芯原紙。
6.1.~5.のいずれかに記載の中芯原紙を有することを特徴とする段ボールシート。
7.澱粉とリグニンとを合計で18質量%以上含み、
B型粘度が100mPa・s以下である中芯原紙用塗工液を塗工することを特徴とする中芯原紙の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の中芯原紙は、圧縮強度と濡れ性に優れている。本発明の段ボールシートは、中芯原紙の圧縮強度に優れているため、強度に優れている。また、本発明の段ボールシートは、中芯原紙が接着剤との濡れ性に優れているため、中芯原紙とライナーとが強固に接着している。
澱粉とリグニンとを併用した塗工液は、澱粉のみを含む塗工液と比較して低粘度であるため、高濃度での塗布が可能である。高濃度な塗工液は水の量が少ないため、本発明の製造方法は、乾燥にかかるエネルギーコストを低減することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
・中芯原紙
本発明は、紙基材の少なくとも一面に塗工層を有し、
塗工層が、澱粉とリグニンとを含有する中芯原紙に関する。
なお、本明細書において「A~B」(A、Bは数値や比率)との記載は、A、Bを含む数値範囲を意味する。
【0010】
(紙基材)
紙基材は、中芯原紙等の板紙として用いられているものを特に制限することなく使用することができるが、古紙パルプを含む紙料から抄造された多層紙であることが好ましい。
紙基材の坪量は、特に制限されないが、80~220g/m
2
が好ましく、83g/m
2
以上がより好ましく、85g/m
2
以上がさらに好ましく、また、210g/m
2
以下がより好ましく、200g/m
2
以下がさらに好ましい。また、多層紙である場合は、各層の坪量は同じでもよく、異なっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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