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公開番号2025098637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214902
出願日2023-12-20
発明の名称用紙
出願人日本製紙株式会社,appcycle株式会社
代理人弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類D21H 17/02 20060101AFI20250625BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】環境に配慮した、強度及び表面性に優れた用紙を提供すること。
【解決手段】パルプと、りんご、柑橘類のいずれか、または両方の搾汁残渣とを含有し、前記搾汁残渣の平均粒子径(Dv(50))が10μm以上1000μm以下である用紙。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
パルプと、りんご、柑橘類のいずれか、または両方の搾汁残渣とを含有し、前記搾汁残渣の平均粒子径(Dv(50))が10μm以上1000μm以下であることを特徴とする用紙。
続きを表示(約 66 文字)【請求項2】
用紙全体に対して、前記搾汁残渣を3質量%以上50質量%以下含むことを特徴とする請求項1に記載の用紙。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
果物ジュースの製造過程において、大量の搾汁残渣が発生し、この搾汁残渣の有効利用が模索されている。
例えば、りんごの搾汁残渣については、りんご搾汁残渣を配合した動物の糞尿に対し消臭効果のある飼料(特許文献1)、搾汁残渣を再搾汁して、乳製品等にりんご臭が残らないようにした搾り粕再生飼料(特許文献2)、リンゴ搾汁残渣に植物長繊維屑からなる補助材を混合し、その混合物に高圧を付加することでさらにリンゴ果汁を抽出し、二次圧搾後の混合物を乾燥、発酵処理して家畜飼料とすること(特許文献3)が提案されている。また、特許文献4には、搾汁残渣を含有する食用シートが提案されている。
このように、搾汁残渣の利用または利用に関する技術的提案は、主として付加価値の低い飼料用途や食用といった可食物としての利用であり、紙に関するものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-199509号公報
登録実用新案第3032813号公報
特開2006-280332号公報
特開2011-030446号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、環境に配慮した、強度及び表面性に優れた用紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段は以下の通りである。
1.パルプと、りんご、柑橘類のいずれか、または両方の搾汁残渣とを含有し、前記搾汁残渣の平均粒子径(Dv(50))が10μm以上1000μm以下であることを特徴とする用紙。
2.用紙全体に対して、前記搾汁残渣を3質量%以上50質量%以下含むことを特徴とする1.に記載の用紙。
【発明の効果】
【0006】
本発明の用紙は、搾汁残渣を原料とし、廃棄物の量を減らすことができるため、環境への負荷を軽減することができる。本発明の用紙は、搾汁残渣を含まない用紙と比較して、強度に優れている。また、特定の粒子径の搾汁残渣を含有することで、残渣によるダートが少なく表面性に優れた用紙とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は、パルプと、りんご、柑橘類のいずれか、または両方の搾汁残渣とを含有する用紙に関する。
【0008】
・パルプ
パルプとしては、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、サルファイトパルプ(SP)等の木材の化学パルプ、グランドパルプ(GP)、リファイナグランドパルプ(RGP)、ストーングランドパルプ(SGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、セミケミカルパルプ(SCP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)等の木材の機械パルプ、ケナフ、バガス、竹、麻、ワラなどから得られた非木材パルプ、古紙を原料とし、脱墨工程にて古紙に含まれるインキを除去した古紙パルプなど、公知のパルプを適宜配合して用いることができる。
【0009】
本発明の用紙は、強度に優れているため、古紙パルプを多く配合することができる。また、リサイクル材料である古紙パルプを配合することは、環境への点からも好ましい。本発明の用紙は、パルプ全量に対して古紙パルプを50重量%以上含むことが好ましく、70重量%以上含むことがより好ましく、80重量%以上含むことがさらに好ましく、90重量%以上、さらには100重量%とすることもできる。古紙パルプとしては、段ボール古紙、上白、特白、中白、白損等の未印刷古紙を離解した古紙パルプ、上質紙、上質コート紙、中質紙、中質コート紙、更紙等に印刷された古紙、および筆記された古紙、廃棄機密文書等の紙類、雑誌古紙、新聞古紙を離解後脱墨したパルプ(DIP)等を使用することができる。
【0010】
・搾汁残渣
本発明の用紙は、製紙原料として、りんご、柑橘類のいずれか、または両方の搾汁残渣を含む。搾汁残渣は、公知の方法でりんご、または柑橘類を搾汁した後の搾汁残渣を、乾燥した後、粉砕したものを用いることができる。粉砕前または粉砕後に洗浄工程を経てもよい。
本発明は、搾汁残渣として、平均粒子径(Dv(50))が10μm以上1000μm以下のものを使用する。搾汁残渣の平均粒子径(Dv(50))をこの範囲とすることで、搾汁残渣による紙力向上効果と紙面の美観(夾雑物の少なさ)を両立した用紙とすることができる。搾汁残渣の平均粒子径(Dv(50))は、例えば、レーザー回折式粒子径測定装置(マルバーン・パナリティカル社製、マスターサイザー3000)等で測定することができる。この平均粒子径(Dv(50))は、20μm以上がより好ましく、25μm以上がさらに好ましく、また、250μm以下がより好ましく、100μm以下がさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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