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公開番号2025119233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014000
出願日2024-02-01
発明の名称定着装置および画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250806BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装置の低コスト化や小型化を実現しつつ、装置のダウンタイムを短くする。
【解決手段】トナー像を担持した記録材を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体に当接することでニップ部を形成し、前記加熱回転体とともにトナー像を記録材に定着する加圧回転体と、前記加熱回転体に対して接離可能に設けられ、前記加熱回転体に当接してその表面を摺擦する摺擦部材と、前記加熱回転体の回転速度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記摺擦部材と前記加熱回転体とが離間し前記ニップ部に記録材が搬送されている状態において、前記加熱回転体を第一回転速度に制御し、前記摺擦部材と前記加熱回転体とが当接し前記ニップ部に記録材が搬送されていない状態において、前記加熱回転体を前記第一回転速度よりも速い第二回転速度に制御する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持した記録材を加熱する加熱回転体と、
前記加熱回転体に当接することでニップ部を形成し、前記加熱回転体とともにトナー像を記録材に定着する加圧回転体と、
前記加熱回転体に対して接離可能に設けられ、前記加熱回転体に当接してその表面を摺擦する摺擦部材と、
前記加熱回転体の回転速度を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記摺擦部材と前記加熱回転体とが離間し前記ニップ部に記録材が搬送されている状態において、前記加熱回転体を第一回転速度に制御し、
前記摺擦部材と前記加熱回転体とが当接し前記ニップ部に記録材が搬送されていない状態において、前記加熱回転体を前記第一回転速度よりも速い第二回転速度に制御する、ことを特徴する定着装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記加熱回転体から前記摺擦部材に回転駆動力を伝達する駆動伝達機構と、を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記駆動伝達機構は、
前記加熱回転体の駆動力を前記摺擦部材に伝達する駆動伝達部と、
前記駆動伝達部に離間可能に連結して前記摺擦部材を回転する駆動入力部と、を備える、ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記摺擦部材は、前記表面に当接された状態において前記加熱回転体の表面速度と周速差を持って回転駆動される回転体である、ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項5】
前記摺擦部材は、その表面が前記加熱回転体の表面に対して逆方向へ移動するカウンタ方向に回転される回転体である、ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項6】
前記摺擦部材と前記加熱回転体が離間している状態で前記制御部が前記摺擦部材の駆動を開始した後、前記摺擦部材が前記加熱回転体に当接して前記加熱回転体を摺擦する、
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項7】
前記摺擦部材と前記加熱回転体との回転が停止している状態で、前記制御部は前記摺擦部材の駆動を開始した後、前記摺擦部材が前記加熱回転体に当接して前記加熱回転体を摺擦する、
ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記摺擦部材と前記加熱回転体との回転が停止している状態で、駆動入力部が前記駆動伝達部に連結した後、前記摺擦部材が前記加熱回転体に当接して前記加熱回転体を摺擦する、
ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
【請求項9】
記録材が前記ニップ部を通過する枚数が所定の枚数に達し、且つジョブの終了後に、前記摺擦部材は前記加熱回転体に当接して摺擦する、ことを特徴する請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
記録材の搬送方向と直交する幅方向の長さが最大幅より小さいサイズの記録材が前記ニップ部を通過する枚数が所定の枚数に達し、且つジョブの終了後に、前記摺擦部材を前記加熱回転体に当接して摺擦する、ことを特徴する請求項7に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー像を記録材上に定着する定着装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置に用いられる定着装置において、記録材の通紙枚数が嵩んでいくと、記録材の断裁時に生じる端部の切り口(以下、紙コバと呼称する)により、定着ローラの周方向に傷が生じ、その傷が画像にもスジとしてあらわれてしまう。
【0003】
その対策として、定着ローラに摺擦部材を接触させ、紙コバと接触する定着ローラの表面を所定の状態に整えるリフレッシュ動作を実施する技術が特許文献1に開示されている。
【0004】
また特許文献1では、定着ローラの表面に複数の摺擦部材を接触させることで、装置のダウンタイムである、前述のリフレッシュ動作を実施する時間を短くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-88498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の構成では、装置のダウンタイムを短くできるものの、複数の摺擦部材を配置しているため、部品数の増加によるコストアップが課題になっていた。
【0007】
また摺擦部材を駆動するための駆動源も配置する必要があるため、配置スペースの増加による装置の大型化が課題になっていた。
【0008】
そこで本発明の目的は、装置の低コスト化や小型化を実現しつつ、装置のダウンタイムを短くすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の代表的な構成は、トナー像を担持した記録材を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体に当接することでニップ部を形成し、前記加熱回転体とともにトナー像を記録材に定着する加圧回転体と、前記加熱回転体に対して接離可能に設けられ、前記加熱回転体に当接してその表面を摺擦する摺擦部材と、前記加熱回転体の回転速度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記摺擦部材と前記加熱回転体とが離間し前記ニップ部に記録材が搬送されている状態において、前記加熱回転体を第一回転速度に制御し、前記摺擦部材と前記加熱回転体とが当接し前記ニップ部に記録材が搬送されていない状態において、前記加熱回転体を前記第一回転速度よりも速い第二回転速度に制御する、ことを特徴する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、装置の低コスト化や小型化を実現しつつ、装置のダウンタイムを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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