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公開番号2025116437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010855
出願日2024-01-29
発明の名称光学素子駆動装置および光学機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20250801BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】光学素子のシフトによる光学素子の光軸方向での位置の変動が小さい小型の光学素子駆動装置を提供する。
【解決手段】光学素子駆動装置20は、光学機器10aの本体に固定される固定部材21と、光学素子11を保持し、固定部材に対して第1方向に移動可能な可動ユニット20bと、固定部材に対して可動ユニットを第1方向に駆動するアクチュエータとを有する。可動ユニットは、光学素子を保持する第1可動部材31と、第1可動部材に連結され、アクチュエータによる駆動力を受ける第2可動部材32と、第2可動部材に対して第1方向に直交する第2方向での第1可動部材の位置調整を行う調整機構41a~41cとを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光学機器の本体に固定される固定部材と、
光学素子を保持し、前記固定部材に対して第1方向に移動可能な可動ユニットと、
前記固定部材に対して前記可動ユニットを前記第1方向に駆動するアクチュエータとを有し、
前記可動ユニットは、
前記光学素子を保持する第1可動部材と、
前記第1可動部材に連結され、前記アクチュエータによる駆動力を受ける第2可動部材と、
前記第2可動部材に対して前記第1方向に直交する第2方向での前記第1可動部材の位置調整を行う調整機構とを有することを特徴とする光学素子駆動装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記調整機構は、前記第1および第2可動部材のうち一方により保持され、他方に螺合する調整ビスとを有し、
前記調整ビスを回転させることで前記位置調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項3】
前記調整機構は、前記第1可動部材と前記第2可動部材との間に配置された弾性部材を含むことを特徴とする請求項2に記載の光学素子駆動装置。
【請求項4】
前記第2方向における前記固定部材を挟んだ互いに反対側に前記第1可動部材と前記第2可動部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項5】
前記アクチュエータは、マグネットとコイルを含み、
前記マグネットと前記コイルのうち一方が前記固定部材により保持され、他方が前記第2可動部材により保持されていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項6】
前記固定部材と前記第1または第2可動部材との間に、前記可動ユニットの前記第1方向への移動とともに転動する転動部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項7】
前記可動ユニットは、前記位置調節に際して前記固定部材に対する前記第2方向に直交する面内での移動を阻止する移動阻止部を有することを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項8】
前記アクチュエータは、マグネット、コイルおよびヨークを有し、
前記第2方向における前記第2可動部材を挟んだ前記固定部材とは反対側に、前記固定部材に対して固定された前記ヨークが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項9】
前記調整機構は、複数の調整箇所において前記第1可動部材の前記位置調整を行い、
前記固定部材を前記本体に固定する箇所の数が、前記複数の調整箇所の数より多いことを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項10】
前記光学素子が、撮像素子であることを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防振等のために光学素子を移動させる光学素子駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
手振れ等の振動に伴う像振れを低減したり、パンニング撮像における動体追従をアシストしたりするために、撮像素子やレンズ等の光学素子を撮像光学系の光軸に対して移動(シフト)させる光学素子駆動装置が光学機器に搭載される。光学素子駆動装置では、ボイスコイルモータ(VCM)等のアクチュエータによって光学素子を含む可動ユニットを光学機器の本体に固定された固定部材に対して駆動する。
【0003】
このような光学素子駆動装置において、光学素子の光軸方向での位置を調整できることが望ましい。特許文献1には、固定部材と撮像素子を保持した可動ユニットを一体的に移動させることで撮像素子の撮像面の位置(フランジ面からのフランジバック)を調整する調整機構を備えた光学素子駆動装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-144165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、固定部材と可動ユニットを一体的に移動させる構成では、調整機構を含む光学素子駆動装置が大型化する。
【0006】
さらに製造誤差によって撮像面が光軸に直交する面に対して傾くように撮像素子が可動ユニットにより保持されている場合には、撮像面が光軸に直交する面に平行になるように上記調整機構により固定部材と可動ユニットの傾き(チルト)を調整する必要がある。しかし、チルト調整によって固定部材が光軸に直交する面に対して傾いた状態で可動ユニットを駆動すると、フランジバックの変動が大きくなる。
【0007】
本発明は、光学素子のシフトによる光学素子の光軸方向での位置の変動が小さい小型の光学素子駆動装置およびこれを備えた光学機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としての光学素子駆動装置は、光学機器の本体に固定される固定部材と、光学素子を保持し、固定部材に対して第1方向に移動可能な可動ユニットと、固定部材に対して可動ユニットを第1方向に駆動するアクチュエータとを有する。可動ユニットは、光学素子を保持する第1可動部材と、第1可動部材に連結され、アクチュエータによる駆動力を受ける第2可動部材と、第2可動部材に対して第1方向に直交する第2方向での第1可動部材の位置調整を行う調整機構とを有することを特徴とする。なお、上記光学素子駆動装置を備えた光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光学素子の第1方向での移動による第2方向での光学素子の位置の変動が小さい小型の光学素子駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のセンサ駆動装置を備えた撮像装置の構成を示すブロック図。
実施例1における撮像装置の正面側外観を示す斜視図。
実施例1における撮像装置の背面側外観を示す斜視図。
実施例1における撮像装置の背面側から見たときの内部構成を示す分解斜視図。
実施例1のセンサ駆動装置を前面側から見たときの分解斜視図。
実施例1のセンサ駆動装置の可動ユニットの前面側から見たときの分解斜視図。
実施例1のセンサ駆動装置の可動ユニットの背面側から見たときの分解斜視図。
実施例1のセンサ駆動装置における第1および第2の可動部材の連結部の断面図。
実施例1のセンサ駆動装置におけるフランジバックの変化を示す模式図。
実施例2における撮像装置の内部構成を示す分解斜視図。
実施例2における撮像装置の内部構成を示す背面図と断面図。
従来のセンサ駆動装置におけるフランジバックの変化を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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