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公開番号2025119497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014413
出願日2024-02-01
発明の名称ポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステル及び油又は有機溶剤を含む組成物
出願人日光ケミカルズ株式会社
代理人
主分類C08H 7/00 20110101AFI20250806BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】
本発明は、油や有機溶剤に容易に混和するリグニン誘導体及びそれらの油及び/又は有機溶剤との混合組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
上記課題を解決するため、ポリアルキレングリコールリグニンのヒドロキシル基の少なくとも1つが脂肪酸でエステル化されたリグニン誘導体、及びこれらと油及び/又は有機溶剤との混合組成物を得た。すなわち、リグニン誘導体に油や有機溶剤に対する混和性を付与することで、プラスティック、樹脂添加剤、ゴム添加剤、インク及び塗料添加剤に好適に使用することができる。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
炭素数2~28であり、不飽和結合を含んでいても良い直鎖及び/又は分岐構造の脂肪酸とポリアルキレングリコールリグニンとの脂肪酸エステル。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
脂肪酸が室温で液状である請求項1に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステル。
【請求項3】
ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコールである請求項1又は2に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステル。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステルと油及び/又は有機溶剤の混合物であることを特徴とする組成物。
【請求項5】
請求項3に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステルと油及び/又は有機溶剤の混合物であることを特徴とする組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油や有機溶剤に容易に混和するリグニン誘導体及びそれらの油及び/又は有機溶剤との混合組成物に関する。これらは、プラスティック、樹脂添加剤、ゴム添加剤、インク及び塗料添加剤に好適に使用することができる。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂、プラスティック、ゴム等の工業材料の改質やインク、塗料などの添加剤としてバイオマスの使用に関心が高まっている。バイオマスとしては、果実、野菜、穀物の加工廃棄物、木材チップ、紙製品等の生物学的材料または生物由来材料が挙げられる。その中でもバイオマス資源として、近年では特に木材由来のリグニンが注目されている。リグニンは、芳香族ユニットを主体とした高分子化合物であり、その化学的、機械的安定性から、工業製品への添加剤や改質剤としての利用がなされている。具体的には、リグノスルホン酸(塩)が、亜硫酸法と呼ばれる化学パルプ化法(亜硫酸/亜硫酸カルシウムなどによる高温高圧反応)の廃液から得られる代表的な水溶性リグニンであり、コンクリート混和剤、分散剤、イオン交換樹脂などとして広く使用されている。
【0003】
一方、リグニンの物理化学的安定性や高分子構造に由来する分散能等の機能をプラスティック、樹脂、あるいはゴム製品などの工業材料の品質、機能の向上を目的に添加剤として利用することが期待されているが、リグニン自体、あるいは前述のリグノスルホン酸(塩)等の既存の誘導体がこれら材料との親和性に劣るため、均一に両者を混和させることが困難であり、実用化に至っていないのが現状である。
【0004】
これらの問題を解決するため、油や有機溶剤に混和するリグニン誘導体が種々検討されている。具体的には、ポリエチレングリコールで木材からリグニン成分を改質したポリエチレングリコールリグニン(特許文献1~4、非特許文献1~2)、エチレンオキシドを付加した変性物や脂肪酸によるアシル化物(特許文献3、5~7)、ポリアルキレングリコールリグニンに更にアルキレンオキシドを付加した誘導体(特許文献5)が開示されている。しかし、いずれの先行技術においても十分に油や有機溶剤に混和するリグニン誘導体は得られていないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-197517号公報
特開2017-105991号公報
特許第7383260号
特開2023-128444号公報
特許第6713256号
特表2017-501290号公報
特許第6525343号
【非特許文献】
【0006】
Takata et al, BioResources 11(2), 4446-4458 (2016)
t.t.Nge et al, ACS Sustainable Chem. Eng. 2018, 6, 7841-7848
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、油や有機溶剤に容易に混和するリグニン誘導体及びそれらの油及び/又は有機溶剤との混合組成物の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、リグニン誘導体について鋭意検討したところ、ポリアルキレングリコールリグニンの脂肪酸エステルが容易に油や有機溶剤と混和し、プラスティック、樹脂添加剤、ゴム添加剤、インク及び塗料添加剤に好適に使用し得ることを見出し本発明の完成に至った。
【0009】
すなわち、本発明は、以下の(1)~(4)に係るものである。
(1) 炭素数2~28であり、不飽和結合を含んでいても良い直鎖及び/又は分岐構造の脂肪酸とポリアルキレングリコールリグニンとの脂肪酸エステル
(2) 脂肪酸が室温で液状である(1)に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステル
(3) ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコールである(1)と(2)に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステル
(4) (1)~(3)に記載のポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステルと油及び/又は有機溶剤の混合物である組成物
【発明の効果】
【0010】
本発明によればプラスティック、樹脂添加剤、ゴム添加剤、インク及び塗料添加剤に好適に使用し得る、油や有機溶剤と容易に混和するポリアルキレングリコールリグニン脂肪酸エステルを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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