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公開番号2025119751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014727
出願日2024-02-02
発明の名称非水系インクジェットインク組成物
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/322 20140101AFI20250807BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】優れた、光沢及び耐擦性を有するインク組成物を得ること。
【解決手段】本発明の非水系インクジェットブラックインク組成物は、光輝性顔料と、ポリオキシアルキレンアミン化合物と、バインダー樹脂と、液媒体成分と、を含み、光輝性顔料が、金属粒子からなり、光輝性顔料が、表面処理剤により表面修飾されており、表面処理剤が、下記式(1)で表される化合物、及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、バインダー樹脂の重量平均分子量が30,000以下であり、かつ、酸価が50mgKOH/g以下である、アクリル樹脂であり、バインダー樹脂の含有量が、インク組成物の総量に対して、0.1質量%以上2.0質量%以下である。
式(1):(A-R1-O)aP(O)(OH)3-a
式(2):(E-R2)bP(O)(OH)3-b
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光輝性顔料と、ポリオキシアルキレンアミン化合物と、バインダー樹脂と、液媒体成分と、を含む、インク組成物であって、
前記光輝性顔料が、表面処理剤により表面修飾されている金属粒子からなり、
前記表面処理剤が、下記式(1)で表される化合物、及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記バインダー樹脂は、重量平均分子量が30,000以下であり、かつ、酸価が50mgKOH/g以下であるアクリル樹脂であり、
前記バインダー樹脂の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、0.1質量%以上2.0質量%以下である、非水系インクジェットインク組成物。
(A-R
1
-O)
a
P(O)(OH)
3-a
(1)
(式(1)中、Aは、水素原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、又はオキシアルキレン含有基であり、R
1
は、炭素数10以上の2価の炭化水素基であり、aは、1又は2である。)。
(E-R
2

b
P(O)(OH)
3-b
(2)
(式(2)中、Eは、水素原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、又はオキシアルキレン含有基であり、R
2
は、炭素数10以上の2価の炭化水素基であり、bは、1又は2である。)。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
粘度調節樹脂を更に含み、
前記粘度調節樹脂の重量平均分子量が3,000以下であり、
前記粘度調節樹脂が、ケトン樹脂、ロジン変性樹脂、及びクマロン樹脂からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項3】
前記バインダー樹脂と異なる、その他の樹脂を更に含み、
前記その他の樹脂の重量平均分子量が15,000以下であり、
前記その他の樹脂の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、1.5質量%以下である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項4】
前記その他の樹脂が、ポリエステル樹脂を含む、請求項3に記載のインク組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非水系インクジェットインク組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方法は、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。それらの中でも、光輝性顔料を含むインク組成物を用いた記録方法は、多様な被記録媒体に対して高級感のある光沢表現を付与することができるため、幅広く用いられている。そのような組成物として、特許文献1には、特定の金属顔料と、ポリオキシアルキレンアミン化合物と、液媒体成分とを含む、金属顔料組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-117052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、光輝性顔料の粒径が1μm程度であり、他の顔料と比べて沈降性があるため、インク吐出が不安定なことから印刷の駆動周波数に制約があった。そこで、顔料を微細化して高周波にて印刷を行うことが検討されてきたが、高周波数で安定に印刷することと高い光沢の両立が困難であった。
【0005】
また、多様な被記録媒体に対して印刷する場合、特許文献1のインク組成物では、バインダー樹脂が少量のセルロースアセテートブチレート(CAB)であり被記録媒体によっては優れた耐擦性が得られない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、光輝性顔料と、ポリオキシアルキレンアミン化合物と、バインダー樹脂と、液媒体成分と、を含む、インク組成物であって、前記光輝性顔料が、表面処理剤により表面修飾されている金属粒子からなり、前記表面処理剤が、下記式(1)で表される化合物、及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、前記バインダー樹脂は、重量平均分子量が30,000以下であり、かつ、酸価が50mgKOH/g以下であるアクリル樹脂であり、前記バインダー樹脂の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、0.1質量%以上2.0質量%以下である、非水系インクジェットインク組成物である。
(A-R
1
-O)
a
P(O)(OH)
3-a
(1)
(式(1)中、Aは、水素原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、又はオキシアルキレン含有基であり、R
1
は、炭素数10以上の2価の炭化水素基であり、aは、1又は2である。)。
(E-R
2

b
P(O)(OH)
3-b
(2)
(式(2)中、Eは、水素原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、又はオキシアルキレン含有基であり、R
2
は、炭素数10以上の2価の炭化水素基であり、bは、1又は2である。)。
【図面の簡単な説明】
【0007】
インクジェット記録方法の一例を示すフローチャートである。
非水系インクジェットインク組成物の組成を示す表1である。
非水系インクジェットインク組成物の組成を示す表2である。
非水系インクジェットインク組成物の組成を示す表3である。
非水系インクジェットインク組成物の組成を示す表4である。
評価結果を示す表5である。
評価結果を示す表6である。
評価結果を示す表7である。
評価結果を示す表8である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0009】
1.非水系インクジェットインク組成物
本実施形態の非水系インクジェットインク組成物(以下、「インク組成物」とも称する)は、光輝性顔料と、ポリオキシアルキレンアミン化合物と、バインダー樹脂と、液媒体成分と、を含み、光輝性顔料が、表面処理剤により表面修飾されている金属粒子からなり、表面処理剤が、下記式(1)で表される化合物、及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、バインダー樹脂は、重量平均分子量が30,000以下であり、かつ、酸価が50mgKOH/g以下であるアクリル樹脂であり、バインダー樹脂の含有量が、インク組成物の総量に対して、0.1質量%以上2.0質量%以下である。
(A-R
1
-O)
a
P(O)(OH)
3-a
(1)
(式(1)中、Aは、水素原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、又はオキシアルキレン含有基であり、R
1
は、炭素数10以上の2価の炭化水素基であり、aは、1又は2である。)。
(E-R
2

b
P(O)(OH)
3-b
(2)
(式(2)中、Eは、水素原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、又はオキシアルキレン含有基であり、R
2
は、炭素数10以上の2価の炭化水素基であり、bは、1又は2である。)。
【0010】
本実施形態によれば、優れた光沢及び耐擦性を有するインク組成物を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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