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公開番号2025120642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015588
出願日2024-02-05
発明の名称電源制御回路,情報処理装置および電源制御方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類H02M 3/00 20060101AFI20250808BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電源ユニットの電力効率を向上させる。
【解決手段】複数の電源ユニットに接続される電源制御回路は、各電源ユニットに備えられ、負荷に出力電圧を出力する電圧変換部に入力される入力電圧Vinごと、且つ、電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、負荷の負荷率と、当該負荷率における複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶する記憶部と、複数の電源ユニットから取得した負荷率及び入力電圧Vinと対応関係とに基づき、電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定し、契機であると判定した場合に、電力供給状態にある電源ユニットの台数が、取得した負荷率及び入力電圧Vinと対応関係とに基づき特定される台数となるように、複数の電源ユニットの各々に電力供給状態のオン又はオフの指示を送信する制御回路と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
負荷に接続される複数の電源ユニットを制御する電源制御回路であって、
前記複数の電源ユニットの各々に備えられ、前記負荷に出力電圧を出力する電圧変換部に入力される入力電圧ごと、且つ、前記負荷に電力を供給する電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、前記負荷の負荷率と、前記負荷率における前記複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶する記憶部と、
前記複数の電源ユニットから取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定し、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記電力供給状態のオン又はオフの指示を送信する制御回路と、を備える
電源制御回路。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御回路は、
前記対応関係から、前記取得した前記入力電圧と前記取得した前記負荷率とに対応する、前記台数ごとの電力変換効率を特定し、
前記特定した複数の電力変換効率のうちの所定の電力変換効率に対応する台数が、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数と異なる場合に、前記台数を増減させる契機であると判定する、
請求項1に記載の電源制御回路。
【請求項3】
前記制御回路は、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記所定の電力変換効率に対応する台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記指示を送信する、
請求項2に記載の電源制御回路。
【請求項4】
前記対応関係は、前記入力電圧に応じて、前記台数を増減させる契機が異なるように設定されている、
請求項2に記載の電源制御回路。
【請求項5】
前記情報は、さらに、前記電圧変換部の温度ごとに、前記対応関係を示し、
前記制御回路は、前記複数の電源ユニットから取得した前記温度にさらに基づき前記台数を増減させる契機を判定し、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記温度にさらに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記指示を送信する、
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の電源制御回路。
【請求項6】
負荷に接続される複数の電源ユニットを制御する電源制御回路であって、
前記複数の電源ユニットの各々に備えられ、前記負荷に出力電圧を出力する電圧変換部の温度ごと、且つ、前記負荷に電力を供給する電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、前記負荷の負荷率と、前記負荷率における前記複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶する記憶部と、
前記複数の電源ユニットから取得した前記負荷率及び前記温度と前記対応関係とに基づき、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定し、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記負荷率及び前記温度と前記対応関係とに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記電力供給状態のオン又はオフの指示を送信する制御回路と、を備える
電源制御回路。
【請求項7】
負荷と、
前記負荷に接続される複数の電源ユニットと、
前記複数の電源ユニットを制御する電源制御回路と、を備え、
前記複数の電源ユニットの各々は、
前記負荷に出力電圧を出力する電圧変換部を備え、
前記電源制御回路は、
前記電圧変換部に入力される入力電圧ごと、且つ、前記負荷に電力を供給する電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、前記負荷の負荷率と、前記負荷率における前記複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶する記憶部と、
前記複数の電源ユニットから取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定し、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記電力供給状態のオン又はオフの指示を送信する制御回路と、を備える
情報処理装置。
【請求項8】
負荷に接続される複数の電源ユニットを制御する電源制御回路が、
前記複数の電源ユニットの各々に備えられ、前記負荷に出力電圧を出力する電圧変換部に入力される入力電圧ごと、且つ、前記負荷に電力を供給する電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、前記負荷の負荷率と、前記負荷率における前記複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶する記憶部を参照し、
前記複数の電源ユニットから取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定し、
前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記電力供給状態のオン又はオフの指示を送信する
処理を実行する、電源制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御回路,情報処理装置および電源制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
情報処理装置に電力を供給する電源装置、例えば電源ユニット(PSU:Power Supply Unit)の電力効率を向上させることで、情報処理装置の消費電力を削減するための手法が知られている。
【0003】
例えば、電源装置は、入力端に接続される直流電源の電圧変化を検出し、検出結果と希望する出力電圧に対応する電圧設定データとに応じたデューティ・サイクルのパルス列の信号によって入力電圧を断続制御し、得られた電圧を平滑化して出力電圧を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-159173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サーバ等の高い信頼性が要求されるコンピュータ(情報処理装置)においては、電源ユニットの故障によるシステムダウンの可能性を低減させるために、冗長構成とした複数の電源ユニットを備える電力供給装置が用いられることがある。
【0006】
上述した手法では、冗長構成とした複数の電源ユニットについては考慮されておらず、複数の電源ユニットの冗長運転下で電力供給装置全体の電力効率を向上させることは難しい。また、各電源ユニットの電力効率は、種々の要因によって変動する可能性があり、このような電力効率の変動を含めて、電力供給装置全体の電力効率を向上させることは難しい。
【0007】
1つの側面では、本発明は、電源ユニットの電力効率を向上させることを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの側面では、電源制御回路は、負荷に接続される複数の電源ユニットを制御する電源制御回路であって、記憶部と、制御回路と、を備えてよい。前記記憶部は、前記複数の電源ユニットの各々に備えられ、前記負荷に出力電圧を出力する電圧変換部に入力される入力電圧ごと、且つ、前記負荷に電力を供給する電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、前記負荷の負荷率と、前記負荷率における前記複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶してよい。前記制御回路は、前記複数の電源ユニットから取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定してよい。また、前記制御回路は、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記負荷率及び前記入力電圧と前記対応関係とに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記電力供給状態のオン又はオフの指示を送信してよい。
【0009】
他の側面では、電源制御回路は、負荷に接続される複数の電源ユニットを制御する電源制御回路であって、記憶部と、制御回路と、を備えてよい。前記記憶部は、前記複数の電源ユニットの各々に備えられ、前記負荷に出力電圧を出力する電圧変換部の温度ごと、且つ、前記負荷に電力を供給する電力供給状態にある電源ユニットの台数ごとに、前記負荷の負荷率と、前記負荷率における前記複数の電源ユニットの電力変換効率との対応関係を示す情報を記憶してよい。前記制御回路は、前記複数の電源ユニットから取得した前記負荷率及び前記温度と前記対応関係とに基づき、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数を増減させる契機を判定してよい。また、前記制御回路は、前記台数を増減させる契機であると判定した場合に、前記電力供給状態にある電源ユニットの台数が、前記取得した前記負荷率及び前記温度と前記対応関係とに基づき特定される台数となるように、前記複数の電源ユニットの各々に前記電力供給状態のオン又はオフの指示を送信してよい。
【発明の効果】
【0010】
1つの側面では、本発明は、電源ユニットの電力効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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