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公開番号
2025136100
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034304
出願日
2024-03-06
発明の名称
異常予測方法および異常予測プログラム
出願人
富士通株式会社
代理人
個人
主分類
G16H
50/30 20180101AFI20250911BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】異常の予測精度を向上させること。
【解決手段】異常予測装置は、患者に関するカルテデータから抽出された、各疾患(脳腫瘍、貧血、腎不全、感染症、脳内出血)の可能性の高さを表す第1特徴量を示すテキスト特徴量1601を取得する。異常予測装置は、患者に関する検査値データから抽出された、各疾患の可能性の高さを表す第2特徴量を示す数値特徴量1602を取得する。異常予測装置は、各疾患について、数値特徴量1602に対して、テキスト特徴量1601と重要度1603とを掛け合わせることにより、数値特徴量1602を補正する。重要度1603は、患者に関する検査値データに含まれる検査項目に応じた各疾患に対する重要度を示す。異常予測装置は、テキスト特徴量1601と、補正した数値特徴量1602とに基づいて、患者についての疾患を判定する。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
異常予測対象に関する第1種類の第1データから抽出された、候補となる複数の異常に含まれる各異常の可能性の高さを表す第1特徴量を取得し、
前記異常予測対象に関する前記第1種類とは異なる第2種類の第2データから抽出された、前記各異常の可能性の高さを表す第2特徴量を取得し、
前記第2種類のデータに含まれる情報内容に応じて定義された前記各異常に対する重要度を記憶する記憶部を参照して、前記第2データに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度に基づいて、取得した前記第2特徴量を補正し、
取得した前記第1特徴量と、補正した前記第2特徴量とに基づいて、前記複数の異常の中から、前記異常予測対象についての異常を判定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする異常予測方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記補正する処理は、
前記第2データに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度と、取得した前記第1特徴量とに基づいて、取得した前記第2特徴量を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の異常予測方法。
【請求項3】
前記補正する処理は、
前記記憶部を参照して、前記第2データに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度を特定し、
前記各異常について、前記第2特徴量に対して、特定した前記各異常に対する重要度と、前記第1特徴量とを掛け合わせることにより、前記第2特徴量を補正し、
前記判定する処理は、
前記各異常について、取得した前記第1特徴量と、補正した前記第2特徴量とを足し合わせることにより、前記各異常の統合特徴量を算出し、
算出した前記各異常の統合特徴量に基づいて、前記異常予測対象についての異常を判定する、ことを特徴とする請求項2に記載の異常予測方法。
【請求項4】
前記各異常のときの前記第2種類の過去データに基づいて、前記第2種類のデータに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度を学習する、処理を前記コンピュータが実行し、
前記補正する処理は、
学習した前記第2種類のデータに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度を参照して、前記第2データに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度に基づいて、取得した前記第2特徴量を補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の異常予測方法。
【請求項5】
前記第1種類は、テキスト、画像および数値のいずれかであり、
前記第2種類は、テキスト、画像および数値のうち、前記第1種類とは異なるいずれかである、ことを特徴とする請求項1に記載の異常予測方法。
【請求項6】
前記異常予測対象は、患者であり、
前記複数の異常は、前記患者について候補となる複数の疾患である、ことを特徴とする請求項1に記載の異常予測方法。
【請求項7】
判定した判定結果を出力する、
処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の異常予測方法。
【請求項8】
異常予測対象に関する第1種類の第1データから抽出された、候補となる複数の異常に含まれる各異常の可能性の高さを表す第1特徴量を取得し、
前記異常予測対象に関する前記第1種類とは異なる第2種類の第2データから抽出された、前記各異常の可能性の高さを表す第2特徴量を取得し、
前記第2種類のデータに含まれる情報内容に応じて定義された前記各異常に対する重要度を記憶する記憶部を参照して、前記第2データに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度に基づいて、取得した前記第2特徴量を補正し、
取得した前記第1特徴量と、補正した前記第2特徴量とに基づいて、前記複数の異常の中から、前記異常予測対象についての異常を判定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする異常予測プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異常予測方法および異常予測プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、救急に関する疾患の鑑別において、可能性のある疾患の候補から、入院が必要となるような重大な疾患を見落とさないように判断したいというニーズがある。例えば、病院が休みとなる日の前に、急変の可能性がある疾患の患者を帰宅させるのは好ましくないため、そのような疾患を見落とさない判断が求められる。鑑別疾患は、例えば、テキストや数値などの様々な種類のデータ(マルチモーダルデータ)を用いて行われる。
【0003】
先行技術としては、例えば、アルツハイマー病(AD)の早期発見のためのマルチモーダル深層学習モデルとして、画像、遺伝(一塩基多型)、臨床検査データを統合的に解析し、患者をAD、MCI(軽度認知障害)、コントロールに分類するものがある(例えば、下記非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Janani Venugopalan,Li Tong,Hamid Reza Hassanzadeh & May D.Wang “Multimodal deep learning models for early detection of Alzheimer’s disease stage” Scientific Reports 2021
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、テキストや数値などの複数種類のデータを用いて、疑われる異常(例えば、疾患)を予測するにあたり、見落としてはいけないような重大な異常を予測することができない場合がある。
【0006】
一つの側面では、本発明は、異常の予測精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、異常予測対象に関する第1種類の第1データから抽出された、候補となる複数の異常に含まれる各異常の可能性の高さを表す第1特徴量を取得し、前記異常予測対象に関する前記第1種類とは異なる第2種類の第2データから抽出された、前記各異常の可能性の高さを表す第2特徴量を取得し、前記第2種類のデータに含まれる情報内容に応じて定義された前記各異常に対する重要度を記憶する記憶部を参照して、前記第2データに含まれる情報内容に応じた前記各異常に対する重要度に基づいて、取得した前記第2特徴量を補正し、取得した前記第1特徴量と、補正した前記第2特徴量とに基づいて、前記複数の異常の中から、前記異常予測対象についての異常を判定する、異常予測方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、異常の予測精度を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる異常予測方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、異常予測装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、重要度テーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。
図5は、テキストデータの具体例を示す説明図である。
図6は、検査値データの具体例を示す説明図である。
図7は、異常予測装置201の機能的構成例を示すブロック図である。
図8は、重要度の学習例を示す説明図(その1)である。
図9は、重要度の学習例を示す説明図(その2)である。
図10は、異常予測装置201の動作例を示す説明図(その1)である。
図11は、異常予測装置201の動作例を示す説明図(その2)である。
図12は、異常予測装置201の動作例を示す説明図(その3)である。
図13は、異常予測装置201の動作例を示す説明図(その4)である。
図14は、異常予測装置201の動作例を示す説明図(その5)である。
図15は、異常予測装置201の動作例を示す説明図(その6)である。
図16は、疾患の予測例を示す説明図(その1)である。
図17は、疾患の予測例を示す説明図(その2)である。
図18は、異常予測装置201の異常予測処理手順の一例を示すフローチャートである。
図19は、重要度学習処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかる異常予測方法および異常予測プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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