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公開番号
2025121009
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016144
出願日
2024-02-06
発明の名称
熱可塑性樹脂及びそれを含む光学部材
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
主分類
C08G
64/06 20060101AFI20250812BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】アッベ数が高く、複屈折、θgFにも優れるポリカーボネート樹脂を提供する。
【解決手段】式(1)の繰り返し単位、3,9-ビス(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカンから誘導される繰り返し単位、及び式(3)の繰り返し単位を含み、式(1)が30mol%超、50mol%未満であり、(3)が30mol%以下である熱可塑性樹脂、及び光学部材。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1)、式(2)及び式(3)で表される繰り返し単位を含み、式(1)で表される繰り返し単位が30mol%超、50mol%未満であり、式(3)で表される繰り返し単位が30mol%以下である熱可塑性樹脂。
JPEG
2025121009000005.jpg
33
84
(式(1)中、R
1
~R
4
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を表す)
JPEG
2025121009000006.jpg
24
74
JPEG
2025121009000007.jpg
30
60
(式(3)中、nは1~8の範囲であり、R
5
及びR
6
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を表し、R
7
は、水素原子又は炭素原子数1~3のアルキル基を表す)
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記式(2)の繰り返し単位が、30mol%以上、60mol%以下である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項3】
前記式(1)のR
1
~R
4
が水素原子である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項4】
前記式(3)の繰り返し単位が、4,4’-(3,3,5-トリメチルシクロヘキシリデン)ビスフェノールから誘導される繰り返し単位である、請求項1又は2に記載の熱可塑樹脂。
【請求項5】
アッベ数が29~35である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項6】
配向複屈折の絶対値が3.7×10
-3
以下である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項7】
部分分散比(θgF)が0.615以上である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂を含む、光学部材。
【請求項9】
光学レンズである請求項8に記載の光学部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂及びそれを含む光学部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートフォン等の機器で用いられるプラスチック製の撮像レンズには、低複屈折化及び収差補正能力の向上が強く求められている。従来、このような撮像レンズでは、互いに異なる光学特性(屈折率、アッベ数)を有する複数のレンズの組み合わせ、及びレンズ形状の組み合わせによって、収差補正を行っている。
【0003】
近年、高屈折率、低アッベ数樹脂(アッベ数20程度)と、シクロオレフィン系の低屈折率、高アッベ数樹脂(アッベ数55程度)とを組み合わせてレンズユニットを作成することが多くなってきた。さらに高性能のレンズユニットを作成するために、中屈折率、中アッベ数樹脂を使用することにより、レンズ設計の幅が拡がり、高度な性能を持たせるための微調整を行うことが可能になった。このため、中屈折率、中アッベ数樹脂の需要が増えてきた。
【0004】
しかしながら、光学用透明樹脂を光学レンズとして用いる場合、屈折率やアッベ数以外にも、透明性、耐熱性、低複屈折が求められるため、樹脂の特性バランスによって使用箇所が限定されてしまうという弱点がある。例えば、ポリスチレンは耐熱性が低く複屈折が大きい、ポリ-4-メチルペンテンは耐熱性が低い、ポリメチルメタクリレートはガラス転移温度が低く、耐熱性が低い、ビスフェノールAからなるポリカーボネートは複屈折が大きい等の弱点を有するため使用箇所が限られる。
【0005】
また、特許文献1~3には、フルオレン骨格を有する単位とスピロウンデカン骨格を有する単位とビスフェノール骨格を有する単位からなるポリカーボネート樹脂が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2019/188702号公報
国際公開第2020/162533号公報
国際公開第2022/004239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のポリカーボネート樹脂はアッベ数が低く、特許文献2や3に記載のポリカーボネート樹脂は複屈折(Δn)が大きく、部分分散比(θgF)が小さい。
そこで本発明は、アッベ数が高く、複屈折、θgFにも優れ、アッベ数、複屈折およびθgFのバランスに優れるポリカーボネート樹脂及びそれを含む光学部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、以下の態様を有する本発明により、上記課題を解決できることを見出した。
【0009】
≪態様1≫
式(1)、式(2)及び式(3)で表される繰り返し単位を含み、式(1)で表される繰り返し単位が30mol%超、50mol%未満であり、式(3)で表される繰り返し単位が30mol%以下である熱可塑性樹脂。
【0010】
JPEG
2025121009000001.jpg
33
84
(式(1)中、R
1
~R
4
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を表す)
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2025121009000002.jpg
24
74
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2025121009000003.jpg
30
60
(式(3)中、nは1~8の範囲であり、R
5
及びR
6
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を表し、R
7
は、水素原子又は炭素原子数1~3のアルキル基を表す)
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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