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公開番号
2025121529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024016967
出願日
2024-02-07
発明の名称
通信装置、通信方法、および、通信システム
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H04W
84/20 20090101AFI20250813BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】コストアップや通信効率の低下を抑制しつつ、無線通信における通信成功率を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】例示的な通信装置は、マスター通信装置とプリアンブルを用いた通信を行なうスレーブ通信装置であって、前記マスター通信装置の送信タイミングに合わせた受信の開始と終了とを行う第1受信方式と、前記マスター通信装置の送信タイミングにかかわらず受信状態を継続する第2受信方式と、を通信の成否状況に基づき切り替える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
マスター通信装置とプリアンブルを用いた通信を行なうスレーブ通信装置であって、
前記マスター通信装置の送信タイミングに合わせた受信の開始と終了とを行う第1受信方式と、
前記マスター通信装置の送信タイミングにかかわらず受信状態を継続する第2受信方式と、
を通信の成否状況に基づき切り替える、スレーブ通信装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1受信方式の利用時において前記受信の開始から終了までの間に信号を受信出来なかった場合に、前記第2受信方式に切り替える、請求項1に記載のスレーブ通信装置。
【請求項3】
前記第1受信方式の利用時において、前記受信の開始から終了までの間に信号を受信した場合に、当該受信した信号が自装置向けであるか否かにかかわらず、前記第1受信方式を維持する、請求項2に記載のスレーブ通信装置。
【請求項4】
前記第2受信方式の利用時において、
受信した信号が自装置向けである場合に、前記第1受信方式に切り替え、
受信した信号が自装置向けでない場合に、前記第2受信方式を維持する、請求項1に記載のスレーブ通信装置。
【請求項5】
前記送信タイミングには、信号の再送信のタイミングが含まれる、請求項1から4のいずれか1項に記載のスレーブ通信装置。
【請求項6】
前記第1受信方式の利用時において、前記マスター通信装置の信号の送信周期の変更があった場合に、当該送信周期の変更に応じた送信タイミングに合わせた受信の開始と終了とを行う、請求項1に記載のスレーブ通信装置。
【請求項7】
前記マスター通信装置との間で定めた取り決めに従って通信を行い、
前記第1受信方式の利用時において、前記マスター通信装置とは別の装置からの送信信号の受信状態に応じて、前記プリアンブルのプリアンブルコードを前記取り決めに従って前記マスター通信装置と同じとして変更する、請求項1に記載のスレーブ通信装置。
【請求項8】
前記第1受信方式の利用時において、前記マスター通信装置との間のクロック周波数のずれを求めて、当該ずれに応じて前記マスター通信装置の送信タイミングに合わせた受信の開始タイミングを調整する、請求項1に記載のスレーブ通信装置。
【請求項9】
スレーブ通信装置とプリアンブルを用いた通信を行うマスター通信装置であって、
一周期内に初回送信期間と再送信期間とを含む送信周期で前記スレーブ通信装置に対する周期的なデータ送信を行い、
前記スレーブ通信装置から前記初回送信期間におけるデータ送信に対する応答が無かった場合に、前記再送信期間におけるデータ送信を行い、
前記応答が有った場合に、前記再送信期間におけるデータ送信を行わない、マスター通信装置。
【請求項10】
スレーブ通信装置とプリアンブルを用いた通信を、前記スレーブ通信装置との間で定めた取り決めに従って行うマスター通信装置であって、
自装置からの送信に対する前記スレーブ通信装置の応答状態に応じて、前記スレーブ通信装置に対する信号の送信周期を前記取り決めに従って前記スレーブ通信装置の受信周期と同じとして変更する、マスター通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信を用いた通信の通信技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、通信分野においては、配線が不要であるといった設置面等での優位性から無線通信が増加しつつある。例えば、8GHz帯の電波を使用するUWB(Ultra Wide Band)通信は、Wi-Fi(登録商標)やスマートフォン等の携帯端末で使用される電波等との電波干渉が少なく、かつ、500MHzという広帯域により透過性がよいために、その用途が広がっている。
【0003】
UWB通信は、金属の狭空間であり配線が多い車内でも通信が成立しやすいため、車載機器の通信手段として期待されている。例えば特許文献1には、車両及び電子キーの双方が、距離照合を実行するために、ランダムなパターンでUWB電波を互いに送り合うことが開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-38332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、UWB通信が広く普及した場合、UWB通信同士の干渉が生じ易くなり、当該干渉により通信途絶が生じるおそれがある。この通信途絶の問題は、車載機器の通信手段およびUWB通信に限らず、複数の機器が同じ周波数帯の電波を使用して通信する場合でも同様に生じるおそれがある。
【0006】
無線通信における干渉対策として、互いに通信を行う機器間で通信タイミングを予め調整しておき、受信側において受信が想定される時刻の直前に受信を開始する手法が有効である。この方法では、事前にタイミング情報を共有することが重要となるが、次のような問題点がある。
【0007】
タイミング情報の共有を無線で行う場合、他の無線通信との干渉で伝わらない虞がある。タイミング情報の共有を有線通信で行うことも考えられるが、この場合は無線通信の他に有線通信の設備が必要となりコストアップが懸念される。また、タイミング情報の共有後に受信側の機器において再起動があった場合に、タイミング情報がわからず受信不能となるおそれがある。これに対応すべく、送信側においてタイミング情報を繰返し送信することも考えられるが、その分だけ通信量が増えるために、通信効率が低下してしまうことが懸念される。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑み、コストアップや通信効率の低下を抑制しつつ、無線通信における通信成功率を向上することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
例示的な本発明の通信装置は、マスター通信装置とプリアンブルを用いた通信を行なうスレーブ通信装置であって、前記マスター通信装置の送信タイミングに合わせた受信の開始と終了とを行う第1受信方式と、前記マスター通信装置の送信タイミングにかかわらず受信状態を継続する第2受信方式と、を通信の成否状況に基づき切り替える。
【発明の効果】
【0010】
例示的な本発明によれば、スレーブ通信装置は、マスター通信装置との通信のタイミング情報が不明である場合に、受信状態を継続する第2受信方式を利用することによって、マスター通信装置からの送信信号を受信することができる。すなわち、例示的な本発明によれば、スレーブ通信装置は、通信の失敗やコストアップを招く可能性のあるマスター通信装置との事前のタイミング情報のやり取りを行うことなく、マスター通信装置との通信を行うことができる。また、スレーブ通信装置は、マスター通信装置からの送信信号を既に受信することが出来て送信タイミングが分かっている場合には、マスター通信装置の送信タイミングに合わせた受信の開始と終了を行う第1受信方式を利用することができる。すなわち、スレーブ通信装置は、基本的に、マスター通信装置の送信タイミングに合わせた受信の開始と終了を行うことができ、他の通信との干渉を低減して通信成功率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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