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公開番号
2025118201
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013384
出願日
2024-01-31
発明の名称
電源制御装置および電源制御システム
出願人
株式会社デンソーテン
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02J
7/34 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】第2電源のSOCを均等化している最中に第1電源で失陥が発生しても退避走行を完了させるだけの電力を確保できる電源制御装置および電源制御システムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る電源制御装置は、コントローラを備える。コントローラは、第1電源と、第1電源が失陥した際に予め想定されるバックアップ時間の間負荷に給電可能な容量を有するセルおよび冗長セルを含む第2電源とを備える車両に搭載される。コントローラは、負荷への給電制御と第2電源のセル電圧の均等化とを行う。コントローラは、セル電圧の均等化が必要と判断すると、第2電源に含まれるセルのうち、セル電圧が最低のセルよりもセル電圧が高いセルを目標電圧に向けて放電させてセル電圧を均等化しつつ、残余のセルから負荷に給電する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電源と、前記第1電源が失陥した際に予め想定されるバックアップ時間の間負荷に給電可能な容量を有するセルおよび冗長セルを含む第2電源とを備える車両に搭載され、前記負荷への給電制御と前記第2電源のセル電圧の均等化とを行うコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記セル電圧の均等化が必要と判断すると、前記第2電源に含まれる前記セルのうち、セル電圧が最低のセルよりもセル電圧が高いセルを目標電圧に向けて放電させて前記セル電圧を均等化しつつ、残余の前記セルから前記負荷に給電する、
電源制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、
前記セル電圧の均等化を行っているときに、前記第1電源の失陥が発生した場合、前記セル電圧の均等化を中止し、前記第2電源に含まれる全ての前記セルから前記負荷に給電する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記第2電源の各前記セルを直列に接続して前記負荷に給電する第1状態と、前記第2電源に含まれる前記セルのうち、一のセルを他のセルから切り離し、前記他のセルを直列接続して前記負荷に給電可能な第2状態とに切り替え可能な切り替え回路
を備え、
前記コントローラは、
前記セル電圧の均等化が必要と判断すると、前記切り替え回路の状態を前記第1状態から前記第2状態に切り替えて、前記一のセルを放電させて前記セル電圧を均等化する、
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記第2電源のセル電圧の均等化中に第2電源の充電が必要と判断すると、前記切り替え回路の状態を前記第2状態に維持したまま、前記第1電源から前記第2電源に給電して前記第2電源を充電する、
請求項3に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記第2電源のセル電圧の均等化を行うとき、前記切り替え回路の状態を前記第2状態に維持したまま、前記第1電源から前記第2電源に給電して前記第2電源を充電する、
請求項3に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記第2電源に含まれる前記セルのうち、一のセルを他のセルから切り離し、前記他のセルを直列接続して前記負荷に給電可能な状態に切り替え可能な切り替え回路
を備え、
前記コントローラは、
通常時は、前記第2電源に含まれる前記セルのうち、特定セルを他のセルから切り離し、前記他のセルを直列接続して前記負荷に給電するよう前記切り替え回路の状態を切り替え、
前記セル電圧の均等化が必要と判断すると、前記他のセルのうち、放電対象のセルを切り離し、前記特定セルを含む残余のセルを直列接続して前記負荷に給電するよう前記切り替え回路の状態を切り替える
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記特定セルを、前記第2電源に含まれる前記セルの中からトリップ毎に切り替える
請求項6に記載の電源制御装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記特定セルを、前記第2電源に含まれる前記セルの中から一定時間毎に切り替える
請求項6に記載の電源制御装置。
【請求項9】
前記コントローラは、
前記セル電圧の均等化を行っているときに、前記第1電源の失陥が発生した場合、前記セル電圧の均等化を中止し、前記第2電源に含まれる全ての前記セルから前記負荷に給電する
請求項6に記載の電源制御装置。
【請求項10】
前記コントローラは、
前記均等化を行っていないときに、前記第1電源の失陥が発生した場合、前記特定セルの切り離しを解除し、前記第2電源に含まれる全ての前記セルから前記負荷に給電する
請求項6に記載の電源制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、電源制御装置および電源制御システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車、ハイブリッド自動車、およびプラグインハイブリッド自動車には、複数のセルが直列に接続される電池が搭載される。電池は、充放電が繰り返されることで各セルのSOC(State Of Charge)に差が生じてセルバランスが崩れる。
【0003】
この場合、電池は、充電開始時にSOCの低かったセルが満充電になるまで充電されると、充電開始時にSOCの高かったセルが過充電になる。このため、電源制御装置は、充電中に最もSOCの高いセルが満充電になると充電を終了する。
【0004】
これにより、電源制御装置は、セルの過充電を防止することはできるが、充電開始時にSOCの低かったセルを満充電にできないので、蓄電量が減少する。このため、セルバランスが崩れた電池は、SOCの均等化が必要である。
【0005】
SOCを均等化する機会を増やす方法としては、例えば、車両の走行中に電池から負荷に給電しつつ、SOCの均等化を行う方法が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0006】
一方、電源制御装置は、第1電源と第2電源とを有する車両に搭載される場合、電力供給が冗長化されているので、第1電源から負荷へ電力を供給して車両を走行させながら、第2電源のSOCを均等化できる。
【0007】
電源制御装置は、例えば、第2電源のセルのうち、他のセルよりもSOCが高いセルを放電させることによって各セルのSOCを均等化させる。かかる電源制御装置は、第2電源のSOCを均等化している最中に第1電源で失陥が発生すると、バックアップ電源である第2電源から負荷へ電力を供給して、車両を退避走行させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2015-041513号公報
特開2021-023011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、電源制御装置は、第2電源のSOCを均等化している最中に第1電源で失陥が発生した場合、均等化によって第2電源のSOCが低下しているため、退避走行を完了させるだけの電力を確保できない場合がある。
【0010】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、第2電源のSOCを均等化している最中に第1電源で失陥が発生しても、退避走行を完了させるだけの電力を確保できる電源制御装置および電源制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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