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公開番号2025121661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017245
出願日2024-02-07
発明の名称興味獲得装置及び興味獲得プログラム
出願人日本放送協会
代理人個人
主分類G06F 16/335 20190101AFI20250813BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザと一緒にコンテンツを視聴するロボットが独自の興味を獲得していくための興味獲得装置を提供すること。
【解決手段】興味獲得装置1は、ロボットのユーザが所定期間に視聴した番組のEPGデータそれぞれにおけるキーワードの出現頻度に基づく当該キーワードに対する興味度を期間毎に算出するユーザ興味度算出部12と、他のユーザが所定期間に視聴した番組のEPGデータそれぞれにおけるキーワードの出現頻度に基づく当該キーワードに対する興味度を算出し、その前期間との差分を当該キーワードを含む番組数で按分してキーワード興味変化度を算出するロボット興味変化度算出部14と、ロボットのユーザが視聴した番組におけるキーワードを含む番組数に応じてキーワード興味変化度を積算してロボットのキーワードに対する興味度を算出するロボット興味度算出部15と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロボットのユーザ、及び当該ユーザと異なる他のユーザがそれぞれ所定期間に視聴した番組の番組表データを取得する番組情報取得部と、
前記番組表データからキーワードを抽出するキーワード抽出部と、
前記ロボットのユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記キーワードの出現頻度に基づく当該キーワードに対するユーザ興味度、及び前記キーワードを含む番組数を期間毎に算出するユーザ興味度算出部と、
前記他のユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記キーワードの出現頻度に基づく前記他のユーザの当該キーワードに対する興味度、及び前記キーワードを含む番組数を前記期間毎に算出し、前記キーワードに対する興味度の前期間との差分を当該キーワードを含む前記番組数で按分してキーワード興味変化度を算出するロボット興味変化度算出部と、
前記ユーザ興味度算出部により算出された前記キーワードを含む番組数に応じて前記キーワード興味変化度を積算した値を、前記キーワードに対するロボット興味度として算出するロボット興味度算出部と、を備える興味獲得装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記番組情報取得部が取得した前記番組表データから番組ジャンルを抽出する番組ジャンル抽出部をさらに備え、
前記ユーザ興味度算出部は、前記ロボットのユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記番組ジャンルの出現頻度に基づく当該番組ジャンルに対するユーザ興味度、及び前記番組ジャンルの番組数を前記期間毎に算出し、
前記ロボット興味変化度算出部は、前記他のユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記番組ジャンルの出現頻度に基づく前記他のユーザの当該番組ジャンルに対する興味度、及び前記番組ジャンルの番組数を前記期間毎に算出し、前記番組ジャンルに対する興味度の前期間との差分を当該番組ジャンルの前記番組数で按分して番組ジャンル興味変化度を算出し、
前記ロボット興味度算出部は、前記ユーザ興味度算出部により算出された前記番組ジャンルの番組数に応じて前記番組ジャンル興味変化度を積算した値を、前記番組ジャンルに対するロボット興味度として算出する請求項1に記載の興味獲得装置。
【請求項3】
前記ユーザ興味度算出部は、前記ロボットのユーザが視聴した番組毎の番組表データを一つの文書とみなしたときの各キーワードの最大TF-IDF値を、前記キーワードに対するユーザ興味度として算出し、前記番組ジャンルの出現頻度を、当該番組ジャンルに対するユーザ興味度として算出し、
前記ロボット興味変化度算出部は、前記他のユーザが視聴した番組毎の番組表データを一つの文書とみなしたときの各キーワードの最大TF-IDF値を、前記他のユーザの前記キーワードに対する興味度として算出し、前記番組ジャンルの出現頻度を、前記他のユーザの当該番組ジャンルに対する興味度として算出する請求項2に記載の興味獲得装置。
【請求項4】
視聴候補の番組の番組表データに含まれるキーワード及び番組ジャンルのそれぞれに対する前記ユーザ興味度及び前記ロボット興味度に基づいて、前記視聴候補の番組に対する前記ユーザの興味度及び前記ロボットの興味度を算出する番組興味度算出部を備える請求項2に記載の興味獲得装置。
【請求項5】
前記番組興味度算出部は、前記視聴候補の番組に対する前記ユーザの興味度と前記ロボットの興味度との積に基づいて、視聴希望番組を選出する請求項4に記載の興味獲得装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の興味獲得装置としてコンピュータを機能させるための興味獲得プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人と一緒にテレビ番組を視聴するロボットの番組への興味を制御する技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人と対話が可能なコミュニケーションロボットの研究開発が進められている。
例えば、特許文献1では、テレビ番組の映像、音声、字幕データからキーワードを抽出して発話文を生成することにより、人と一緒にテレビを視聴するロボットがテレビ番組に関連した発話をし、テレビ視聴時にロボットと人との対話を可能とする技術が提案されている。
【0003】
特許文献2では、番組コンテンツを視聴している人物の撮影映像を用いて、視聴時の人の動作、視線、表現を条件とし、視聴コンテンツに対する関心度を推定する装置が提案されている。
また、非特許文献1では、番組コンテンツ(適宜、番組、又はテレビ番組と称する)の視聴履歴を用いて、人が視聴した番組の電子番組表(EPG:Electronic Programming Guide)データからキーワードを抽出し、各キーワードの最大TF-IDF(Term Frequency - Inverse Document Frequency)値によって番組に関するキーワードに対する興味度を推定する装置が提案されている。
【0004】
特許文献3では、ユーザの行動履歴を用いて親密度を算出しユーザへの近接行動を決定することにより、自律的に人見知りの表現等の感情表現や動作をさせて愛着の効果を図り、ユーザに癒しを与えるペット型ロボットが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-185400号公報
特開2013-109537号公報
特開2019-5591号公報
【非特許文献】
【0006】
奥田 誠 他,「電子番組表解析によるテレビ視聴者の興味推定」,映像情報メディア学会技術報告,ITE Technical Report Vol. 46, No. 13, 2022.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の技術では、ユーザの興味を推定することが図られているとしても、ユーザと一緒にテレビを視聴するロボットに対して独自の興味をもたせるものではなかった。
ユーザとのテレビ視聴を通じて、ロボットがユーザの興味に基づいた発話をすることは、人に楽しさやロボットへの愛着を感じさせる効果がある。一方で、ユーザの興味に基づいた発話だけでは、ユーザに新たな発見を与える効果は期待できない。人同士がテレビ視聴をする場合においても、お互いの興味に共感するだけではなく、自分とは異なる相手の興味を話題とした対話をすることで、新たな興味を発見することがある。
【0008】
このため、人と一緒にテレビ視聴をするロボットにおいても、ユーザの興味を取得しながら、自身もユーザとは異なる興味を持つことが望まれる。また、人同士がお互いの興味に影響し合いながら、興味が変化していくように、ロボットもユーザとのテレビ視聴を通じて、興味が変化していくことが望ましい。
本発明は、ユーザと一緒にコンテンツを視聴するロボットがユーザの興味に影響されながら、独自の興味を獲得していくための興味獲得装置及び興味獲得プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る興味獲得装置は、ロボットのユーザ、及び当該ユーザと異なる他のユーザがそれぞれ所定期間に視聴した番組の番組表データを取得する番組情報取得部と、前記番組表データからキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記ロボットのユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記キーワードの出現頻度に基づく当該キーワードに対するユーザ興味度、及び前記キーワードを含む番組数を期間毎に算出するユーザ興味度算出部と、前記他のユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記キーワードの出現頻度に基づく前記他のユーザの当該キーワードに対する興味度、及び前記キーワードを含む番組数を前記期間毎に算出し、前記キーワードに対する興味度の前期間との差分を当該キーワードを含む前記番組数で按分してキーワード興味変化度を算出するロボット興味変化度算出部と、前記ユーザ興味度算出部により算出された前記キーワードを含む番組数に応じて前記キーワード興味変化度を積算した値を、前記キーワードに対するロボット興味度として算出するロボット興味度算出部と、を備える。
【0010】
前記興味獲得装置は、前記番組情報取得部が取得した前記番組表データから番組ジャンルを抽出する番組ジャンル抽出部をさらに備え、前記ユーザ興味度算出部は、前記ロボットのユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記番組ジャンルの出現頻度に基づく当該番組ジャンルに対するユーザ興味度、及び前記番組ジャンルの番組数を前記期間毎に算出し、前記ロボット興味変化度算出部は、前記他のユーザが視聴した番組の前記番組表データを用いて、前記番組表データのそれぞれにおける前記番組ジャンルの出現頻度に基づく前記他のユーザの当該番組ジャンルに対する興味度、及び前記番組ジャンルの番組数を前記期間毎に算出し、前記番組ジャンルに対する興味度の前期間との差分を当該番組ジャンルの前記番組数で按分して番組ジャンル興味変化度を算出し、前記ロボット興味度算出部は、前記ユーザ興味度算出部により算出された前記番組ジャンルの番組数に応じて前記番組ジャンル興味変化度を積算した値を、前記番組ジャンルに対するロボット興味度として算出してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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