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公開番号
2025121817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024139397
出願日
2024-08-21
発明の名称
スチレン系共重合体
出願人
ユニマテック株式会社
代理人
個人
主分類
C08F
212/08 20060101AFI20250813BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 熱酸化劣化に対して安定化されたスチレン系共重合体を提供する。
【解決手段】 (A)スチレン系単量体69~99.99重量%、(B)一般式
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025121817000013.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">25</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">129</com:WidthMeasure> </com:Image> (ここで、R
1
は炭素数1~10の一価の脂肪族炭化水素基であり、R
2
は水素原子またはメチル基である)で表されるフェノチアジン誘導体化合物単量体0.01~1重量%および(C)アルキル(メタ)アクリレート単量体、アラルキル(メタ)アクリレート単量体、α,β-エチレン性不飽和カルボン酸単量体およびニトリル基含有重合性不飽和単量体の少なくとも一種からなる単量体0~30重量%の共重合組成を有するスチレン系共重合体。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)スチレン系単量体69~99.99重量%、(B)一般式
TIFF
2025121817000012.tif
25
129
(ここで、R
1
は炭素数1~10の一価の脂肪族炭化水素基であり、R
2
は水素原子またはメチル基である)で表されるフェノチアジン誘導体化合物単量体0.01~1重量%および(C)アルキル(メタ)アクリレート単量体、アラルキル(メタ)アクリレート単量体、α,β-エチレン性不飽和カルボン酸単量体およびニトリル基含有重合性不飽和単量体の少なくとも一種からなる単量体0~30重量%の共重合組成を有するスチレン系共重合体。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
(A)スチレン系単量体が、スチレンである請求項1記載のスチレン系共重合体。
【請求項3】
単量体(C)を含有しない請求項2記載のスチレン系共重合体。
【請求項4】
単量体(C)が、メチルメタクリレートである請求項2記載のスチレン系共重合体。
【請求項5】
単量体(C)が、アクリロニトリルである請求項2記載のスチレン系共重合体。
【請求項6】
単量体(C)が、メタクリル酸である請求項2記載のスチレン系共重合体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スチレン系共重合体に関する。さらに詳しくは、熱酸化劣化に対して安定化されたスチレン系共重合体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリスチレン系樹脂は、透明性、光沢性、耐候性に優れ、軽量、安価なことから、自動車分野、家電分野、日用雑貨分野等をはじめとする多くの用途に使用されている。
【0003】
かかるスチレン系樹脂の製造工程、加工工程およびその成形加工物の使用段階における酸化劣化を防止するために、酸化防止剤が用いられる。酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤および硫黄系酸化防止剤等が一般的に用いられている。
【0004】
スチレン系樹脂の製造工程では、原料モノマーの重合後、重合溶液に酸化防止剤等が添加され、未反応モノマー回収、脱溶媒、乾燥、ペレット化工程など後処理工程の熱履歴に起因する重合物の変質を防止することが行われる。
【0005】
また、スチレン系樹脂の成形加工段階および使用段階における酸素やオゾンによる酸化劣化を防止するため、必要に応じて新たに酸化防止剤等が適宜添加される。
【0006】
しかしながら、スチレン系樹脂に関しては、酸化防止剤の表面移行による外観不良、高温条件に暴露されることによる酸化防止剤の揮散、水、油脂、有機溶剤等による酸化防止剤の抽出などの問題が起こることが懸念される。これらの要因により成形加工物中の酸化防止剤が時間の経過とともに失われ、本来の酸化防止機能が低下する場合がある。その結果、成形加工部材の酸化劣化による機械的物性の低下や外観不良等の問題によりその製品寿命が短くなることがあった。
【0007】
これらの問題を解決するために、重合性不飽和基を有する酸化防止剤を重合性不飽和単量体と共重合し、酸化防止成分を高分子鎖に化学結合する方法がいくつか開示されている(非特許文献1)。しかしながら、従来の重合性不飽和基を有するジフェニルアミン誘導体化合物やヒンダードフェノール誘導体化合物には、パーオキシラジカルを不活性化するための活性水素を有しており、逆にこれが重合工程ではラジカル重合またはアニオン重合の開始反応を阻害する要因となることがあった。また、開示されている重合性不飽和基としてメタアクリロイル基またはアクリロイル基を有する酸化防止剤は、スチレン等の芳香族ビニル単量体とのアニオン共重合性が困難となる場合がある。
【0008】
例えば、2-エテニル-10H-フェノチアジンのラジカル重合が開示されている(非特許文献2)。しかしながら、高分子量の単独重合体は得られておらず、これはフェノチアジン部位の10位の水素原子のラジカル重合阻害作用に起因すると推定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
Rubber Chem.Technol., 46巻、106頁(1973)
Russian Journal of Applied Chemistry,76巻、1327頁(2003)
Organic Letters、23巻、4564頁(2021)
Energy Environ.Sci.,10巻,2334~2341頁(2017)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、熱酸化劣化に対して安定化されたスチレン系共重合体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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