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公開番号2025121248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016583
出願日2024-02-06
発明の名称エンジンオイル交換時期報知制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F01M 11/10 20060101AFI20250812BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】精度よくエンジンオイルの交換時期を事前に運転者に報知することができるエンジンオイル交換時期報知制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】車両に搭載されたエンジンを冷却し潤滑するエンジンオイルの熱容量に相関する熱容量相関値を算出する熱容量算出部と、前記熱容量相関値の推移を予測する熱容量予測部と、前記熱容量予測部の予測結果に基づいて前記エンジンオイルの交換時期までの第1余裕時間に相関する第1余裕値を算出する第1算出部と、前記エンジンオイルの粘度に相関する粘度相関値を算出する粘度算出部と、前記粘度相関値の推移を予測する粘度予測部と、前記粘度予測部の予測結果に基づいて前記エンジンオイルの交換時期までの第2余裕時間に相関する第2余裕値を算出する第2算出部と、前記第1及び第2余裕値のうち小さい方を前記エンジンオイルの交換時期として報知装置に報知させる報知制御部と、を備えたエンジンオイル交換時期報知制御装置。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されたエンジンを冷却し潤滑するエンジンオイルの熱容量に相関する熱容量相関値を算出する熱容量算出部と、
前記熱容量相関値の推移を予測する熱容量予測部と、
前記熱容量予測部の予測結果に基づいて前記エンジンオイルの交換時期までの第1余裕時間に相関する第1余裕値を算出する第1算出部と、
前記エンジンオイルの粘度に相関する粘度相関値を算出する粘度算出部と、
前記粘度相関値の推移を予測する粘度予測部と、
前記粘度予測部の予測結果に基づいて前記エンジンオイルの交換時期までの第2余裕時間に相関する第2余裕値を算出する第2算出部と、
前記第1及び第2余裕値のうち小さい方を前記エンジンオイルの交換時期として報知装置に報知させる報知制御部と、
を備えたエンジンオイル交換時期報知制御装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記熱容量算出部は、前記エンジンの所定の仕事量毎に前記熱容量相関値を算出し、
前記熱容量予測部は、前記熱容量相関値の推移を示す複数の熱容量推移ラインから、算出された複数の前記熱容量相関値に近似した前記熱容量推移ラインを選択し、
選択された前記熱容量推移ラインに基づいて、前記第1算出部は前記第1余裕値を算出する、請求項1のエンジンオイル交換時期報知制御装置。
【請求項3】
前記粘度算出部は、前記エンジンの所定の仕事量毎に前記粘度相関値を算出し、
前記粘度予測部は、前記粘度相関値の推移を示す複数の粘度推移ラインから、算出された複数の前記粘度相関値に近似した前記粘度推移ラインを選択し、
選択された前記粘度推移ラインに基づいて、前記第2算出部は前記第2余裕値を算出する、請求項2のエンジンオイル交換時期報知制御装置。
【請求項4】
前記エンジンは、前記エンジンオイルを貯留するオイルパン、及び前記オイルパンから前記エンジンオイルが供給されるエンジン本体、を含み、
前記エンジン本体内での前記エンジンオイルの循環量、前記エンジン本体の燃焼室の温度、及び前記エンジン本体のピストンの温度に基づいて、前記熱容量算出部は前記熱容量相関値を算出する、請求項1乃至3の何れかのエンジンオイル交換時期報知制御装置。
【請求項5】
前記エンジンが停止状態での前記オイルパン内の前記エンジンオイルの貯留量に、前記停止状態での前記エンジン本体内に残留した前記エンジンオイルの残留量を加算した値から、前記エンジンが運転状態での前記オイルパン内の前記エンジンオイルの貯留量を減算した値に基づいて、前記熱容量算出部は前記循環量を算出する、請求項4のエンジンオイル交換時期報知制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンオイル交換時期報知制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンオイルの劣化状態を判定する技術がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-032188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術では、エンジンオイルの交換時期を事前に把握することができない。このため、運転者は事前にエンジンオイルの交換のための準備などを行うことができない。
【0005】
そこで本発明は、精度よくエンジンオイルの交換時期を事前に運転者に報知することができるエンジンオイル交換時期報知制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、車両に搭載されたエンジンを冷却し潤滑するエンジンオイルの熱容量に相関する熱容量相関値を算出する熱容量算出部と、前記熱容量相関値の推移を予測する熱容量予測部と、前記熱容量予測部の予測結果に基づいて前記エンジンオイルの交換時期までの第1余裕時間に相関する第1余裕値を算出する第1算出部と、前記エンジンオイルの粘度に相関する粘度相関値を算出する粘度算出部と、前記粘度相関値の推移を予測する粘度予測部と、前記粘度予測部の予測結果に基づいて前記エンジンオイルの交換時期までの第2余裕時間に相関する第2余裕値を算出する第2算出部と、前記第1及び第2余裕値のうち小さい方を前記エンジンオイルの交換時期として報知装置に報知させる報知制御部と、を備えたエンジンオイル交換時期報知制御装置によって達成できる。
【0007】
前記熱容量算出部は、前記エンジンの所定の仕事量毎に前記熱容量相関値を算出し、前記熱容量予測部は、前記熱容量相関値の推移を示す複数の熱容量推移ラインから、算出された複数の前記熱容量相関値に近似した前記熱容量推移ラインを選択し、選択された前記熱容量推移ラインに基づいて、前記第1算出部は前記第1余裕値を算出してもよい。
【0008】
前記粘度算出部は、前記エンジンの所定の仕事量毎に前記粘度相関値を算出し、前記粘度予測部は、前記粘度相関値の推移を示す複数の粘度推移ラインから、算出された複数の前記粘度相関値に近似した前記粘度推移ラインを選択し、選択された前記粘度推移ラインに基づいて、前記第2算出部は前記第2余裕値を算出してもよい。
【0009】
前記エンジンは、前記エンジンオイルを貯留するオイルパン、及び前記オイルパンから前記エンジンオイルが供給されるエンジン本体を含み、前記エンジン本体内での前記エンジンオイルの循環量、前記エンジン本体の燃焼室の温度、及び前記エンジン本体のピストンの温度に基づいて、前記熱容量算出部は前記熱容量相関値を算出してもよい。
【0010】
前記エンジンが停止状態での前記オイルパン内の前記エンジンオイルの貯留量に、前記停止状態での前記エンジン本体内に残留した前記エンジンオイルの残留量を加算した値から、前記エンジンが運転状態での前記オイルパン内の前記エンジンオイルの貯留量を減算した値に基づいて、前記熱容量算出部は前記循環量を算出してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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