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公開番号2025123812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019512
出願日2024-02-13
発明の名称電動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02P 27/08 20060101AFI20250818BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】昇圧コンバータの蓄電装置側の電流リプルが比較的大きくなるのを抑制する。
【解決手段】電動車は、駆動輪に接続されたモータと、モータを駆動するインバータと、蓄電装置と、蓄電装置とインバータとの間に設けられた昇圧コンバータと、モータのトルク指令に基づいてインバータおよび昇圧コンバータを制御する制御装置とを備える。制御装置は、インバータをパルス幅変調制御により制御しており且つトルク指令の絶対値が閾値以上である所定条件が成立しているときには、昇圧コンバータの制御周期をインバータの制御周期と同一にする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
駆動輪に接続されたモータと、前記モータを駆動するインバータと、蓄電装置と、前記蓄電装置と前記インバータとの間に設けられた昇圧コンバータと、前記モータのトルク指令に基づいて前記インバータおよび前記昇圧コンバータを制御する制御装置と、
を備える電動車であって、
前記制御装置は、前記インバータをパルス幅変調制御により制御しており且つ前記トルク指令の絶対値が閾値以上である所定条件が成立しているときには、前記昇圧コンバータの制御周期を前記インバータの制御周期と同一にする、
電動車。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1記載の電動車であって、
前記制御装置は、
前記インバータを第1キャリア周波数の2倍に対応する制御周期で前記パルス幅変調制御により制御すると共に、前記昇圧コンバータを第2キャリア周波数に対応する制御周期で制御し、
前記所定条件が成立しているときには、前記第2キャリア周波数を前記第1キャリア周波数の2倍とする、
電動車。
【請求項3】
請求項1記載の電動車であって、
前記制御装置は、
前記インバータを第1キャリア周波数に対応する制御周期で前記パルス幅変調制御により制御すると共に、前記昇圧コンバータを第2キャリア周波数に対応する制御周期で制御し、
前記所定条件が成立しているときには、前記第2キャリア周波数を前記第1キャリア周波数と同一にする、
電動車。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちの何れか1つの請求項に記載の電動車であって、
前記制御装置は、前記駆動輪の空転によるスリップが生じているときには、前記駆動輪の空転によるスリップが生じていないときに比して、前記昇圧コンバータの制御周期を短くする、
電動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電装置からの電圧を昇圧して出力する昇圧コンバータと、昇圧コンバータからの直流電力を多相交流電力に変換して出力するインバータと、インバータから出力される多相交流電力により回転駆動するモータと、を備える電動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車では、蓄電装置の昇温制御の要求があるときにおいて、モータの回転駆動に最低限必要な昇圧コンバータの出力電圧の演算値が蓄電装置の昇温制御のための昇温制御電圧以下の場合、昇圧コンバータの出力電圧を昇温制御電圧とすると共に昇圧コンバータのキャリア周波数を昇圧制御キャリア周波数として蓄電装置を昇温させる。一方、このときにおいて、演算値が昇温制御電圧を超える場合、昇圧コンバータのキャリア周波数を通常制御キャリア周波数とすると共に昇圧コンバータの出力電圧を演算値として昇温制御を回避する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-263719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした電動車では、インバータをパルス幅変調(PWM)制御により制御しており且つモータのトルクが比較的大きいときに、昇圧コンバータの出力側(インバータ側)におけるインバータの制御周期の電流リプルによって昇圧コンバータの制御が比較的大きく乱れ、昇圧コンバータの入力側(蓄電装置側)の電流リプルが比較的大きくなる場合があった。
【0005】
本開示の電動車は、昇圧コンバータの蓄電装置側の電流リプルが比較的大きくなるのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の電動車は、
駆動輪に接続されたモータと、前記モータを駆動するインバータと、蓄電装置と、前記蓄電装置と前記インバータとの間に設けられた昇圧コンバータと、前記モータのトルク指令に基づいて前記インバータおよび前記昇圧コンバータを制御する制御装置と、
を備える電動車であって、
前記制御装置は、前記インバータをパルス幅変調制御により制御しており且つ前記トルク指令の絶対値が閾値以上である所定条件が成立しているときには、前記昇圧コンバータの制御周期を前記インバータの制御周期と同一にする、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示の電動車では、インバータをパルス幅変調制御により制御しており且つトルク指令の絶対値が閾値以上である所定条件が成立しているときには、昇圧コンバータの制御周期をインバータの制御周期と同一にする。これにより、昇圧コンバータの出力側(インバータ側)におけるインバータの制御周期の電流リプルによって昇圧コンバータの制御が比較的大きく乱れるのを抑制することができる。この結果、昇圧コンバータの入力側(蓄電装置側)の電流リプルが比較的大きくなるのを抑制することができる。
【0009】
本開示の電動車において、前記制御装置は、前記インバータを第1キャリア周波数の2倍に対応する制御周期で前記パルス幅変調制御により制御すると共に、前記昇圧コンバータを第2キャリア周波数に対応する制御周期で制御し、前記所定条件が成立しているときには、前記第2キャリア周波数を前記第1キャリア周波数の2倍としてもよい。この場合において、前記制御装置は、前記インバータを3相変調を用いた前記パルス幅変調制御により制御するときに、前記インバータを前記第1キャリア周波数の2倍に対応する制御周期で制御してもよい。
【0010】
本開示の電動車において、前記制御装置は、前記インバータを第1キャリア周波数に対応する制御周期で前記パルス幅変調制御により制御すると共に、前記昇圧コンバータを第2キャリア周波数に対応する制御周期で制御し、前記所定条件が成立しているときには、前記第2キャリア周波数を前記第1キャリア周波数と同一にしてもよい。この場合において、前記制御装置は、前記インバータを2相変調を用いた前記パルス幅変調制御により制御するときに、前記インバータを前記第1キャリア周波数に対応する制御周期で制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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