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公開番号2025120844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015971
出願日2024-02-05
発明の名称電池
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/105 20210101AFI20250808BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ラミネート外装体に皺が生じるのを抑制することが可能な電池を得る。
【解決手段】電極体12は、複数の電極22、31、34を備えて所定の積層方向LDに積層された積層構造20を有しており、電極体12において前記積層方向LDと直交する方向の端部には溶着樹脂部40が形成されている。電極体12の全体はラミネート外装体16によって覆われている。ここで、溶着樹脂部40の外側面40Aと、溶着樹脂部40の外側面40Aに対向するラミネート外装体16の側部内面16Cと、の間にはバネ部14Yを含んで構成されたカバー材14が介在されており、カバー材14はバネ部14Yの弾性力によってラミネート外装体16の側部内面16Cを押圧するように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電極を備えて所定の積層方向に積層された積層構造を有し、前記積層方向と直交する方向の端部に溶着樹脂部が形成された電極体と、
前記電極体の全体を覆うラミネート外装体と、
前記溶着樹脂部の外側面と、前記溶着樹脂部の外側面に対向する前記ラミネート外装体の側部内面と、の間に介在され、バネ部を含んで構成され、前記バネ部の弾性力によって前記ラミネート外装体の側部内面を押圧する介在部材と、
を有する電池。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記介在部材は、前記ラミネート外装体の側部内面に面接触する側壁部を備え、
前記バネ部は、前記側壁部よりも前記溶着樹脂部側に設けられると共に、前記介在部材において前記積層方向と同じ方向の両側で前記介在部材の断面内側に巻かれるように形成されている、請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記溶着樹脂部は、前記積層方向と同じ方向に見て矩形枠形状に形成されており、
前記介在部材は、前記溶着樹脂部の矩形枠形状の四辺のうちの一辺に全長に亘って沿う部分を含んで直線状に延在する部材とされると共に、複数個設けられて前記溶着樹脂部の矩形枠形状の第一の対辺のうちの少なくとも一方の辺及び第二の対辺のうちの少なくとも一方の辺のそれぞれの外側に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、蓄電モジュールに関する技術が開示されている。簡単に説明すると、この蓄電モジュールでは、セル収納体内に複数の蓄電セル等が積層されて収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-15679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記先行技術の蓄電セル(電池)は、ラミネートフィルム(ラミネート外装体)内に電池要素が封入されてなるものである。このような構成では、ラミネートフィルム内に電池要素を封入する際にラミネートフィルム内が大気圧よりも減圧されると、ラミネートフィルムに余剰部分が発生してラミネートフィルムに皺に生じ得る。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、ラミネート外装体に皺が生じるのを抑制することが可能な電池を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の電池は、複数の電極を備えて所定の積層方向に積層された積層構造を有し、前記積層方向と直交する方向の端部に溶着樹脂部が形成された電極体と、前記電極体の全体を覆うラミネート外装体と、前記溶着樹脂部の外側面と、前記溶着樹脂部の外側面に対向する前記ラミネート外装体の側部内面と、の間に介在され、バネ部を含んで構成され、前記バネ部の弾性力によって前記ラミネート外装体の側部内面を押圧する介在部材と、を有する。
【0007】
第1の態様の電池によれば、電極体は、複数の電極を備えて所定の積層方向に積層された積層構造を有しており、電極体において前記積層方向と直交する方向の端部には溶着樹脂部が形成されている。また、電極体の全体は、ラミネート外装体によって覆われている。ここで、溶着樹脂部の外側面と、溶着樹脂部の外側面に対向するラミネート外装体の側部内面と、の間にはバネ部を含んで構成された介在部材が介在されており、介在部材はバネ部の弾性力によってラミネート外装体の側部内面を押圧する。これにより、ラミネート外装体には張力が付与されるので、ラミネート外装体に皺が生じるのを抑制することが可能となる。
【0008】
第2の態様の電池は、第1の態様の電池において、前記介在部材は、前記ラミネート外装体の側部内面に面接触する側壁部を備え、前記バネ部は、前記側壁部よりも前記溶着樹脂部側に設けられると共に、前記介在部材において前記積層方向と同じ方向の両側で前記介在部材の断面内側に巻かれるように形成されている。
【0009】
第2の態様の電池によれば、介在部材の断面内側を有効に利用してバネ部を形成することができると共に、ラミネート外装体の側部内面を介在部材の側壁部の外向きの面で押圧することができる。
【0010】
第3の態様の電池は、第1の態様又は第2の態様の電池において、前記溶着樹脂部は、前記積層方向と同じ方向に見て矩形枠形状に形成されており、前記介在部材は、前記溶着樹脂部の矩形枠形状の四辺のうちの一辺に全長に亘って沿う部分を含んで直線状に延在する部材とされると共に、複数個設けられて前記溶着樹脂部の矩形枠形状の第一の対辺のうちの少なくとも一方の辺及び第二の対辺のうちの少なくとも一方の辺のそれぞれの外側に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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